韓国Samsungは13日(欧州時間)、同社タブレット製品としては初めて「Android 4.0 "Ice Cream Sandwich"」を標準搭載した「GALAXY Tab 2 (7.0)」を発表した。7インチのWSVGA(1024×600)タッチスクリーンに1GHzのデュアルコアプロセッサを搭載したモデル。3G+Wi-Fi版が英国で3月に投入され、順次提供地域を拡大していく予定。

GALAXY Tab 2 (7.0)

今回発表されたのは、2010年9月にベルリンで開催されたIFA 2010で発表された「GALAXY Tab」の後継にあたるモデル。初代GALAXY Tabは7インチの製品としてデビューしたが、今回の後継モデルもまた7インチに準拠しており、10.1インチなど他のバリエーションとの区別のためモデルナンバーに「(7.0)」が付与されている。ディスプレイについては前モデル同様にWSVGA(1024×600)のTFT LCDとなっており、プロセッサは前モデルがCortex-A8 1GHzのシングルコアだったのに対し、デュアルコアへと強化されている。ハードウェア面では、ネットワークがHSPA+ 21Mbps 850/900/1900/2100に対応し、RAM容量が512MBから1GBへと増量、内蔵ストレージ(ROM)が8/16/32GBのいずれか選択式となった。なおmicroSDスロットを備えており、32GBまでストレージ容量を追加できる。

その他の特徴はおおむね前モデルのそれを踏襲しており、例えば300万画素の背面、VGA画素の前面で2つのカメラを備える。サイズは前モデルとほぼ同等だが、193.7×122.4×10.5mmと若干正面サイズが大きくなる一方で薄くなっており、重量も1割ほど軽い344gとなっている。バッテリ容量は前モデルと同じ4000mAhだ。

側面と背面

新製品ではこのほか、以前よりも強化されたマルチメディア機能をアピールしている。例えばSamsung Hub経由での1700万曲以上の音楽ライブラリ、230万冊の電子書籍、3500の雑誌、2000の新聞紙など51言語での読書コンテンツの提供、ゲームタイトルや映画配信サービスなどが楽しめるとしている。また強化されたTouchwizや、デバイス連携で動画コンテンツ等のリモート再生を可能にするAllShare Play、そしてSamsungが提供するIMサービスの「ChatON」など、製品を購入してすぐに楽しめる機能を多数盛り込んだ点が特徴となる。

(記事提供: AndroWire編集部)