ウェザーニューズは31日、同社が運営する携帯サイト「ウェザーニュース」において、竜巻の発生をいち早く携帯メールで知らせる『竜巻アラーム』の提供を開始したと発表した。

竜巻は積乱雲がその発生原因と言われ、甚大な被害をもたらすことがあるが、「竜巻の発生予測は現在の気象観測技術では困難で、事前に人々へ周知することは難しいのが現状」(ウェザーニューズ)となっている。

また竜巻発生直後も、それを速報的に伝達するシステムは不十分で、被害のあった後に報道などで周知されるケースがほとんど。そのため、竜巻の発生をいち早く捉え周知する為には、「人間の目による観測情報とその情報のネットワーク化が重要になる」(同)。

『竜巻アラーム』イメージ

ウェザーニューズ社では、こうした状況に対応するため、約4万人が登録している「ウェザーリポーター」と約2万人が登録している「ゲリラ雷雨防衛隊」の協力の下、空を共に監視することで竜巻の発生をいち早く捉え、その情報を速報的に登録者に知らせる「竜巻アラーム」の提供を開始することにした。

竜巻アラームは、市町村単位における任意の場所を登録するだけで、その都道府県において竜巻が発生した際やその危険性が高い場合、登録者に携帯電話メールで知らせるサービス。ウェザーニュースの月額315円会員なら、誰でも登録できる。

メールは竜巻の発生や竜巻になる前の漏斗雲を知らせるもので、ウェザーリポーターやゲリラ雷雨防衛隊から竜巻に関するリポートがあった際、その情報を予報センターで解析し、今後の危険性を速報的に知らせる。

ウェザーニュースのURLは以下の通り。

http://wni.jp