ソフトバンクモバイルは26日、NTTドコモが新しい料金割引施策を打ち出したことを受けて、同社対抗の料金体系である「ブループラン」用に、新割引サービス「家族割引MAX」および「自分割引(ブループラン)」を発表した。9月1日より開始する。

それぞれブループラン利用者が対象で、家族割引MAXはNTTドコモの「ファミ割MAX」、自分割引(ブループラン)は同「ひとりでも割引」と同一の割引内容になっている。家族割引MAXは2年間継続して利用することを条件に、家族割引対象内で最も長くソフトバンクモバイルを使用している利用者の割引率が適用されるもの。最大で基本使用料が50%割引(対象の家族内に10年超の利用者がいる場合)となる。自分割引(ブループラン)は、2年間の継続利用を条件に、家族割引に加入しない場合でも「1年割引+家族割引」と同等以上の割引率が適用されるもの。

ソフトバンクモバイルでは、NTTドコモ、KDDIに対抗する料金プランとして、両社のイメージカラーを名称にした「ブループラン」「オレンジプラン」を用意しており、両社と同一の無料通話分と通話料ながら基本使用料を210円安く(ただし各種割引適用前の価格)設定している。

ソフトバンクモバイルの孫正義社長は2006年10月の両プラン導入時、他社が値下げ発表を打ち出した場合24時間以内に対抗サービス発表することを明言しており、今回の割引サービス発表はその方針に沿ったもの。今年2月にNTTドコモが「パケ・ホーダイフル」を発表した際には同様に、ブループランの付加サービスとして「パケット定額フル」を追加している。