【レポート】

モトローラ、高級感あるメタルボディと高性能カメラ搭載の「Moto G第5世代」でシェア獲得へ意欲

モトローラ・モビリティ・ジャパンは16日、SIMフリーの最新Androidスマートフォン「Moto G5」および「Moto G5 Plus」を国内で販売すると発表した。発売日は3月31日で、価格はMoto G5が22,800円(税抜、以下同)、Moto G5 Plusが35,800円。また既発売のMoto Z(モトゼット)の拡張モジュールも発表した。

モトローラ・モビリティ・ジャパンは16日、SIMフリーの最新Androidスマートフォン「Moto G5」および「Moto G5 Plus」を国内で販売すると発表した

Moto G5、Moto G5 Plusは現行モデルの「Moto G4 Plus」(2016年7月発売)を大幅に改良した、Moto Gシリーズの第5世代。高級感のあるメタルボディ、高性能カメラ、終日駆動できる大容量バッテリーなどが特徴となっている。前機種で好評だった、端末をひねるとカメラ起動が、振り下ろすとライト点灯が行える「Motoアクション」機能や、指紋認証機能などを継承するだけでなく、その内容も進化させた。また、新たに「ワンポイントナビ」という指紋センサー上で指のフリック操作が行える機能も搭載した。

Moto G5(右)は5.0インチ、質量約149g。Moto G5 Plus(左)は5.2インチ、質量約155g。どちらもルナグレー、ファインゴールドの2色で展開する

Moto G5には1.4GHzのオクタコアCPU(Qualcomm Snapdragon 430、MSM8937)を搭載。メインカメラは1,300万画素で、高速オートフォーカスのPDAF(像面位相差オートフォーカス)を採用している。約15分の充電で最長4時間の駆動が可能な10W高速充電器を製品に同梱、デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)にも2017年夏頃に対応する予定だ。

1.4GHzのオクタコアCPUを搭載したMoto G5

UIの様子。端末をひねってカメラ起動、振り下ろしてライト点灯が行える「Motoアクション」機能、指紋認証機能などを継承する

一方、Moto G5 Plusには2.0GHzのオクタコアCPU(Qualcomm Snapdragon 625、MSM8953)を搭載。デュアルピクセル高速オートフォーカスが利用できるほか、f/1.7の明るいレンズは暗所における撮影にも効果を発揮する。4K Ultra HD 動画録画(フレームレート:30fps)にも対応。約15分の充電で最長6時間の駆動が可能な15Wターボパワー充電器を製品に同梱、デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)にも対応している。

2.0GHzのオクタコアCPUを搭載するMoto G5 Plus

Moto G第5世代がキラーアイテムになる

発表会にはモトローラ・モビリティ・ジャパン 代表取締役社長のダニー アダモポウロス氏が登壇して販売戦略を説明した。アダモポウロス氏によれば、モトローラのグローバルにおける出荷台数は数千万台規模に成長しており、前年同期比でも20%増となった。中国を除くモバイル市場では世界第4位のシェアを獲得。Moto Gシリーズが売れ続けているほか、Moto Zファミリー、Moto Modsも成長を続けているという。

モトローラ・モビリティ・ジャパン 代表取締役社長のダニー アダモポウロス氏

世界第4位のシェアを獲得するまで成長した

日本市場では、2016年に発売した第4世代の製品によりプレゼンスが向上した。2017年も引き続きSIMフリー端末の出荷増が期待される市場において、「その成長の一部としてモトローラ・モビリティ・ジャパンが果たす役割は大きい」と説明。そのうえで「Moto G5、Moto G5 Plusは感度の高い日本の消費者に最適。ヒット商品になると期待している」と自信をみせた。

国内市場における2016年のSIMフリー端末の出荷台数は前年同期比88.5%増だった

今後も成長する市場において、Moto G5、Moto G5 Plusがキラーアイテムになると期待

続いて、同社 プロダクトマネージャの島田日登美氏が登壇して製品の詳細を説明した。前述のMotoアクションにはスワイプで画面サイズを変更する機能を追加、片手操作を楽にする。また、ディスプレイに軽く触れると通知がフェードイン・フェードアウトする機能により、通知の応答、消去、無視、ブロックが直感的な操作で行える。ワンポイントナビは指紋センサーを使った機能。画面のロック、ロック解除のほか、スワイプとタッチの組み合わせで「戻る」「ホーム」「最近のアプリ」といった操作が行える。

ジェスチャにより様々な操作が行えるMotoアクション

スワイプとタッチの組み合わせで操作できるワンポイントナビ

Moto G Plusには、ハイエンドのスマートフォンに用いられているデュアルピクセルセンサーを搭載。撮影環境に左右されない高品質なカメラ撮影が行えるほか、従来比で約60倍の高速オートフォーカスを実現した。Moto Gではフロントカメラによる自撮りが美しく撮れるビューティモードを搭載している。

Moto G Plusには、ハイエンドのスマートフォンに用いられているデュアルピクセルセンサーを搭載

Moto Gではビューティモードを利用できる

Moto G5、Moto G5 PlusはIIJ、DMM.com、BIGLOBEといったMVNO各社、Amazon、Joshinなどのオンラインショップ、ビックカメラ、ヨドバシカメラなどの家電量販店を通じて3月31日以降、順次販売される予定だ。

Moto G5、Moto G5 PlusはMVNO、オンラインショップ、家電量販店を通じて3月31日以降、順次販売される

Moto Modsにカー用品が追加

このほか発表会では、Moto Zシリーズで利用できる「ビーグル・ドッグ」も発表された。乗用車のエアコン吹き出し口などに端末本体をマグネットで固定できる拡張モジュールで、スマートフォン本体への電源供給端子も備えている。価格は9,800円で、発売時期は2017年春以降になる見込み。

Moto Zシリーズで利用できる「ビーグル・ドッグ」。乗用車のエアコン吹き出し口などに端末本体をマグネットで固定できる

ちなみにアダモポウロス氏によれば、日本市場にはフルセグメントのテレビが視聴できるMods、FeliCaが使えるMods、放射線が計測できるModsなどの投入も考えているという。「ひとつの製品ですべての市場にリーチするのは難しい。市場が違えばニーズも異なる。市場に合った製品を提供しやすいのがMoto Modsの特長だ」と説明していた。各製品の価格は、現時点では未定。

まだ市場を拡大できる

質疑応答にはアダモポウロス氏、島田氏が対応した。国内市場に2モデルを投入する狙いについて聞かれると、アダモポウロス氏は「2016年はMoto G4 Plusの1機種だけだったが、前機種でパートナー様、お客様に高評価をいただき、市場を拡大できる余地があると判断した。そこで今回はエントリーモデル、ハイエンドモデルの2機種を投入する。異なる価格帯の製品を用意することで、幅広いポートフォリオになる。これまで触れることのできていなかった市場にもリーチできる」と回答した。

販売チャネルについて聞かれると、アダモポウロス氏は「本日発表したのは発売時のパートナーで、今後も調整を続けていく」と回答。auのネットワーク、au VoLTEに対応しているのか聞かれると、島田氏は「モトローラとしては今後の対応を考えているが、Moto G 5、Plusでは対応していない」と回答した。

モトローラ・モビリティ・ジャパン 代表取締役社長のダニー アダモポウロス氏(右)と、同社 プロダクトマネージャの島田日登美氏

Moto Modsについて聞かれると、アダモポウロス氏は「これまで7都市でハッカソンを行った。それはシリコンバレー、サンフランシスコ、ニューヨーク、深セン、北京、バンガロール、デリー。現在では多くの方にModsを作っていただいている。中でも最大はIndiegogo(インディゴーゴー)で、クラウドファンディングで取り組んでいただいた。良いアイデアも出てきている。レノボ・モトローラとしては、今後どう育成して製品化するか考えている。サードパーティには、まだ市場に幅広く事業展開できていない小さなスタートアップも多く含まれる。そうした企業のアイデアをどう市場に出し、どうサポートしていくか。複数の市場に橋渡しする、そんなお手伝いもしていきたい」と説明していた。

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