説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『これから出かける場所の気温を調べられますか?』という質問に答えます。

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はい、iPhoneを使えば地域の気温を調べることができます。方法は複数ありますから、自分が扱いやすいものを選ぶといいでしょう。ただし、どの方法もインターネットへの接続は必須です。

外出先が遠方の大都市という場合には、Siriに訊ねるといいでしょう。訊ねかたも「札幌の気温は?」などと直球でかまいません。すぐに、現地の気温を天候情報付きで教えてくれます。むこう12時間の天気予報も画面に表示してくれますから、声を出すことが憚られる状況でなければ、手軽さからいってこれがベストでしょう。海外の都市も、この方法で調べることができます。

iOSに付属のアプリ『天気』を使う手もあります。都市名を登録する必要はありますが、地名のほかに郵便番号や空港名で検索できますから、それほど手間はかかりません。繰り返し気温/天気を確認する必要がある場合には、Siriに訊ねるより効率的です。もちろん、海外の都市にも対応しています。

およその場所はわかるが具体的な地名は知らない、地図を見ながら周辺の気温/天気も確認したいという場合には、『マップ』がお勧めです。iOS 10の『マップ』には、表示している地域の気温/天気を表示する機能が追加されたため、目的地を地図の中心に表示すれば準備OKです。ただし、縮尺によっては表示されないこともあるため、ピンチアウト(画面を指で広げる操作)してズームアップしなければならないかもしれません。

ほかにも、サードパーティー製の気象情報アプリを利用する、WEBブラウザで検索する、などの方法があります。後者の場合、Google検索でもかなり詳細な気象情報を提供してくれますから、iOSに備え付けの機能/アプリと比較のうえで利用してもいいでしょう。

iOS 10の『マップ』には、画面中央付近にある地域の気温/天気を表示する機能が用意されています