説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『壊れたiPhoneが金券になるかもしれないってホント?』という質問に答えます。

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Appleが実施している「Apple Renewプログラム」を利用すると、iPhoneをリサイクルに出すことができます。査定額が付けば、その金額をApple Storeギフトカードとして受け取れます。ただし、いくつかのチェック項目をクリアしないことには買い取り対象外となり、ギフトカードは発行されません。

Apple Renewプログラムは、不要になったiPhoneやiPad、他社製スマートフォン、MacやWindows PCといったパソコンをApple Store経由で回収します。このプログラムは、ソフトバンク系列のBrightstar社との提携により実現されており、査定はBrightstar社が行います。

iPhoneの場合、「正常に電源が入り作動するかどうか」、「ディスプレイは良好な状態か」、「ボタンは正常に動作するか」、「外観は良好な状態か」、「水濡れによる損傷はないか」、そして「フロント/リアカメラは正常に作動するか」という質問すべてに回答しなければなりません。なお、iPhoneの場合対象となるモデルはiPhone 4以降です。

iPhone 4sとiPhone 6でオンライン査定を試したところ、これらの項目すべてに「はい」(問題なし)と答えないかぎり査定額は0円となりました。質問のように「壊れたiPhone」が下取り対象として認められる可能性は、かなり低いのではないでしょうか。

ただし、ディスプレイやデバイスの外観に関する質問では、細かい擦れや傷のみの場合は「はい」(良好な状態)として回答することが認められています。動作に支障がない軽微な傷や凹み程度であれば、査定額が付く可能性はあります。Apple Renewプログラムは、Apple Storeのほかにオンラインでも受け付けているので、まずはWEBサイトにアクセスしてみてはいかがでしょうか。

Apple Renewプログラムでは不要になったiPhoneをリサイクルできますが、査定がつくとはかぎりません