説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『先週買ったiPhone、値下がり分は返金してもらえるの?』という質問に答えます。

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先日、SIMフリー版iPhoneの価格が一斉に引き下げられました。たとえばiPhone SEの16GBモデルは5万2,800円から4万7,800円、64GBモデルは6万4,800円から5万9,800円と税抜きで5,000円の値下げです。モデルによって差はあるものの約10%の値下げが実施され、最大で9,000円も価格が下がりました。公式発表はありませんが、為替レートの変動を受けての価格調整と考えられます。

この価格の見直しは、Apple Storeが定める販売条件に従います。その文面には、「Appleが、お客様が製品を受け取った日から14日以内にApple純正品の製品価格を減額した場合、お客様はご請求金額と値下げ後の販売価格との差額の返金を求めることができます」とあるので、値下げ発表(4月22日)から14日前の4月8日以降に購入した場合には、Appleに対し値下げ額を請求できることになります。

ご質問には「先週」とありますから、値下がり分を返金してもらえることは確実です。なお、予約は2週間以上前という場合でも、受取日が返金するかどうかの基準とされていますから、4月8日以降であれば請求する権利があります。割賦払いで購入した場合も対象に含まれますが、月々の支払額の再計算が必要となるため、具体的な金額の決定には多少の時間が必要です。

値下げ額を受け取るには、直営店のApple Storeに出向くか、Appleコンタクトセンター(0120-993-993)に電話します。値下げ価格の発表から14日以内に連絡しなければならないため、5月6日が請求の期限です。そのとき、購入した際のレシート/領収書が手もとにあると手続きがスムーズです。

Apple Storeで購入した受取日が4月8日以降のSIMフリー版iPhoneは、Appleに値下げ分を請求できます