価格だけでなくデータ量もおトクなのは?
3キャリアの最低料金プランを比較してみると、割引を活用すればドコモもauもどちらも割安感がある。ただ、ドコモの場合はプランの関係上、家族で契約しないといけないし、auの場合は2年目以降で割引額が減ってしまうなど条件がついているので注意したい。また、ソフトバンクも今後新たに割引について発表する可能性もある。
ただ、月額料金だけでなく注目したいのが利用できるデータ量。1GBというと動画やクラウドサービスを利用すればすぐに消費してしまう容量であり、ビジネスパーソンや学生など外に出ていることが多い方が普段使いでスマホを利用するには厳しい。
そんななか、ドコモの「シェアパック5」は5人未満の家族で使えば1GBより多く使えるのはもちろん、家族に高齢者などスマホを使い慣れない方がいる場合はその分を他の家族に分けることができるし、学生など25歳以下の家族がいる場合は「U25応援割」でデータ量を増やすことができるなど少ないながらも融通ある使い方が可能。もし家族がいる場合ならドコモの「シェアパック5」が、月額料金はもちろんデータ量的にもアリかもしれない。
難しいのは単身者の場合。ソフトバンクもauも使えるデータ量は1GBと同じ。現状でが、固定通信を対応サービスに契約できるなら「auスマートバリュー」を利用してauの「データ定額1」を利用するというのが、比較的おトクである。
安くはあるものの容量が少ないため使い方で悩む最低料金プラン。導入を考えているなら、費用面だけでなく自分や家族の月ごとのデータ利用量を見直しつつ、Wi-Fi利用を前提にした使い方やセカンドスマホとしての利用も視野に入れて検討するのが良いだろう。