「Amazonログイン&ペイメント」のメリットとは?

Amazonのクレジットカード情報を使って買い物ができる、などというとクレジットカード情報や個人情報が流出してしまったりしないか? とセキュリティ的な面が心配になるが、購入時はAmazonのセキュリティシステムによってカード情報、個人情報は守られるという。

そして、ユーザー登録、ログインや注文がいかに簡単になるか? のプレゼンも行われた。ユーザー登録はAmazonのユーザーID、パスワードで行われるので、実質的にユーザー登録は必要なく、単にログインするだけになる。

また、注文においては、Amazonのクレジットカードデータから支払いが行われ、ユーザーがクレジットカード情報をいちいち入力しなくてすみ、かなりの手間を減らすことができる。

星氏によれば、クレジットカード情報がAmazonのものを使って素早く行えるというポイントは、ユーザーの利便性を向上させるだけでなく、注文成約率を向上させるのに役立っているという。現実には、ユーザーがカートに商品を入れてから、注文が完了する間にユーザーが気を変えて、注文をやめてしまうケースがよくあるという。

クレジットカード情報の入力をしないで済むことによって、このユーザーが気を変えるチャンスが減るというわけだ。これは新規ユーザーを相手にしたとき、重要なポイントとなるのだろう。

ちなみに、Amazon ログイン&ペイメントサービスはすでに北米市場で導入されており、業者によっては注文成約率が10~34%向上するなど、明確な効果が出ているという。ちなみに米Cymaxでは新規会員の2/3がAmazonアカウントを使ったユーザーになったという。

CymacxはAmazonパワーでユーザー登録を大きく簡単にしたという

導入した北米企業では具体的に注文成約率が改善されたという