ASUSは20日、5.5インチのSIMフリーAndroidスマートフォン「ZenFone 2」を国内発売すると発表した。ASUSでは「性能怪獣(パフォーマンス・モンスター)」の呼び名で、モンスター級のパフォーマンスが特徴の同端末をアピールする。発売時期は5月16日以降を予定。本稿では、同日都内で開催された製品発表会の模様をお伝えする。

ASUSは、5.5インチのAndroidスマートフォン「ZenFone 2」を日本市場に向けて発売すると発表した

ZenFone 2は「性能怪獣」

ZenFone 2は、5.5型のフルHDディスプレイ(1.080×1,920ドット)を備えたAndroid 5.0搭載スマートフォン。大手通信キャリアの制限がかかっていない、いわゆるSIMフリー端末で、利用者はIIJ、U-mobile、楽天モバイルなどMVNO各社が提供するSIMカードを利用できる。製品発表会に登壇したASUSTek Computer会長のジョニー・シー氏は、GfKジャパンの調査結果を踏まえ「MVNOのSIMを利用していないユーザーの約6割が、SIMフリー端末を試してみたいと回答している」と紹介。SIMフリー端末なら、好きなタイミングで様々な選択肢を手にできる、とアピールした。

ASUSTek Computer会長のジョニー・シー氏は、SIMフリー端末の優位性を強調した

ジョニー氏は、ZenFone 2を「性能怪獣」と紹介。上位モデルのCPUには次世代パフォーマンスを実現する64 bitのIntel Atom Z3580 2.3GHzを搭載し、メモリには4GB RAMを採用、ストレージ容量は最大64GBで、LTEによる下り最大150Mbpsの高速通信が可能であるとアピールした。ここで舞台上には、ASUSのオリジナル“ゆるキャラ”の「禅太郎」が登場。ジョニー氏はおどけて禅太郎に抱きつくなどして、堅い内容になりがちな製品発表会の場の雰囲気を和ませた。

最上位モデルには4GBのメモリを搭載、CPUには64 bitのIntel Atom Z3580 2.3GHzを採用するなど、ZenFone 2ではハイパフォーマンスを売りにしている

舞台には禅太郎が登場して、雰囲気を和ませた