ソネットが19日に発表したSIMフリーAndroidスマートフォン「Xperia J1 Compact」(以下J1 C)は、一体どのような性能を持っているのだろうか。MVNO初の「Xperia」ということで期待しているユーザーも多いと思う。本稿では、同端末と13日に日本通信より発売されたSIMフリーAndroidスマートフォン「VAIO Phone」(以下VAIO)、NTTドコモより発売中の「Xperia Z3 Compact」(以下Z3 C)のスペックを比較し、「J1 C」の立ち位置を探る。また運用する上での価格も合わせて比較する。
「VAIO」はAndroid 5.0搭載だが、その他は出遅れる
OSやメモリからチェックしてみよう。
機種名 | Xperia J1 Compact | VAIO Phone | Xperia Z3 Compact |
---|---|---|---|
OS | Android 4.4 | Android 5.0 | Android 4.4 |
CPU | MSM8974(クアッドコア、2.2GHz) | MSM8916(クアッドコア、1.2GHz) | MSM8974AC(クアッドコア、2.5GHz) |
内蔵メモリ(RAM) | 2GB | 2GB | 2GB |
ストレージ | 16GB | 16GB | 16GB |
外部ストレージ | microSDXC(128GB) | microSD(64GB) | microSDXC(128GB) |
OSからみてみると、「J1 C」、「Z3 C」ともにAndroid 4.4なのに対し、「VAIO」はAndroid最新バージョンとなるAndroid 5.0を搭載している。今後、アップデートされる可能性はあるが、買った時からAndroid 5.0を利用できるのは「VAIO」だけだ。CPUについては、「J1 C」がMSM8974(クアッドコア、2.2GHz)、「Z3 C」がMSM8974AC(クアッドコア、2.5GHz)なのに対し「VAIO」がMSM8916(クアッドコア、1.2GHz)と若干出遅れており、最新のスマートフォンを使っている人にとっては若干違和感を感じるかもしれない。
内蔵メモリやストレージについては、3機種とも2GB/16GB。しかし、外部ストレージまで加えると、「J1 C」と「Z3 C」は最大144GBまで拡張できるのに対し、「VAIO」は80GBまでしか拡張できない。ガンガン写真を撮ったり、アプリをガンガンダウンロードする人にとっては、注意したほうが良いポイントだろう。