使い方を変えてみた

気持ちに変化が出てきたのは、iPhone 6 Plus用の手帳型ケースを買ってからだ。片手操作をあきらめたことで、両手で使うことを前提に使い勝手をカスタマイズすることにしたのだ。

この手のケースはいろいろなメーカーから発売されていると思うが、今までのiPhoneでは長く使ったことがなかった。たまたま仕事でレビューした製品が、デザイン、使い勝手ともに良かったため、プライベートで購入してみることに。改めて使ってみると、これがすばらしい使い勝手をもたらしてくれた。

手帳型ケース

まず、カードを収納できるようになり、クレジットカード、キャッシュカード、Suicaを財布ではなく、iPhoneケースに入れることができるようになった。いわばおサイフケータイ化したわけだが、これがめちゃくちゃ便利だったのだ。やはり何だかんだで、おサイフケータイというツールは便利だったんだなと再確認。そりゃあ、AppleもApple Payを始めるわけだ。

嬉しい誤算だったのは、手帳型ケースにしたことで、擬似的に片手操作ができるようになったことだ。手帳の表紙側を逆に折りたたみ、iPhoneを持つ手の中指と薬指で挟むようにする。iPhone 6 Plusのホールド感が悪いのは、裏面に指をかける引っかかりがないからだが、擬似的にその引っかかりを作り出せるというわけだ。

こうやって挟みこむように持つ

すると端の方にも無理なく指が届く

これで、iPhoneを落とす心配もなく、躊躇なく親指を画面の端に伸ばせるようになり、完璧ではないにしろ、片手操作を復活させることができた。iPhone 6 Plusの操作で悩んでいる人は、ぜひ一度試してみてほしい。