ただし、この方法で移行したブックマークはChromeでしか使えない。どうしても、標準搭載のSafariでサイトを見たい場合はちょっと手間がかかるが、PCを使った方法がある。PCのブラウザのブックマークはiCloudコントロールパネルのブックマーク同期でiPhoneのSafariにコピーさせることができるので、まずPCのChromeと同期させてからiCloudコントロールパネルでiPhoneと同期させればよい。

1.PCにiCloudコントロールパネルをインストールして起動すると、同期させる項目が出てくるので、チェックを入れて「オプション」をクリック。「Chrome」を選択しよう

2.オプションでChromeを選択するとChromeアドオンのインストールを促す画面になるので「ダウンロード」をクリック

さて、AndroidからiPhoneに機種変更した場合のデータ移行の方法について紹介してきた。いつもスマホを使いこなしている人でも難しい・面倒と思われがちなデータ移行。ましてやAndroidからiPhoneと違うOSをまたいでの作業は大変そうだ。

しかし、iOS 7でvcfファイルを開くと連絡先にコピーできたり、iTunesやiCloudの同期機能など、Apple社製品は買い替え後のデータ移行に優しい機能が多い。また、クラウドストレージと「JSバックアップ」のようなアプリを併用した移行方法も活用することで、作業もかなり省力化できるだろう。iPhoneに買い替えの時はぜひ、移行にチャレンジしてほしい。