続いて、ストレージとCPU(チップ)、連続最大使用時間について検証しよう。なお、「iPhone 6」、「iPhone 6 Plus」の内部メモリは公表されていない。また、CPU(チップ)についてもクロック周波数などは公表されていない。

機種名 iPhone 6 Plus iPhone 6 Xperia Z3
内部ストレージ 16/64/128GB 16/64/128GB 16GB
外部ストレージ - - microSDXC(128GB)
チップ、CPU 64ビットアーキテクチャ搭載A8チップ(M8モーションコプロセッサ) 64ビットアーキテクチャ搭載A8チップ(M8モーションコプロセッサ) Snapdragon 801 MSM8974AC(2.5GHz クアッドコア)
連続最大待受時間 384時間 250時間 890時間
連続最大通話時間 24時間 14時間 16時間

新型iPhoneの2機種は、従来のiPhoneシリーズにはなかった128GBモデルを用意している。「iPhone 5s」では64GBが最大だったため、大幅な容量アップといって良いだろう。だが、「Xperia Z3」には外部ストレージがあるため、合計するとストレージは144GB(最大容量)となり、新型iPhoneを上回る。CPU(チップ)は、新型iPhoneは64bitに対応しているが、「Xperia Z3」は32bit対応となっている。

ここまでそれほど目立った差のなかった3機種だが、連続最大使用時間では大きな差が出た。連続最大待受時間は、「Xperia Z3」が890時間、「iPhone 6」が250時間、「iPhone 6 Plus」が384時間。「Xperia Z3」と「iPhone 6」では実に3倍以上も差があることになる。連続最大通話時間では「iPhone 6 Plus」、「Xperia Z3」、「iPhone 6」の順なのだが、通話利用が減ってきている昨今において、バッテリの持ちを体感できる重要な指標となるのは、連続最大待受時間なのではないだろうか。