ソニーモバイルコミュニケーションズは3日(ドイツ時間)、AndroidスマートフォンXperiaシリーズの新モデル「Xperia Z3」(以下Z3)を発表した。小型軽量化されたボディや、ハイレゾに対応したオーディオ機能などが特長となっているが、現行の「Xperia Z2」(以下Z2)と比較してどのような進化を遂げているのだろうか。スペックなどを比較して検証したいと思う。

Xperia Z3

Xperia Z2

「Z3」は、5.2インチのフルHD(1920×1080)ディスプレイを搭載したAndroidスマートフォン。デザイン面では、今までのモデルにはなかった「カッパー」、「シルバーグリーン」という2色のカラーバリエーションが追加されているほか、角が丸くなり持ちやすさを考慮したデザインになっている。

新たなカラーを追加

ではスペック面ではどうだろうか。現行の「Z2」と比較してみる。なお、ストレージ容量などの条件をそろえるため、今回はすべてグローバルモデルでの比較とする。

機種名 Xperia Z3 Xperia Z2
OS Android 4.4.4 Android 4.4
サイズ 146.5×72×7.3mm 146.8×73.3×8.2mm
重量 152g 163g
ディスプレイサイズ 5.2インチ 5.2インチ
ディスプレイ解像度 フルHD(1920×1080ピクセル) フルHD(1920×1080ピクセル)
内部メモリ 3GB 3GB
内部ストレージ 16GB 16GB
外部ストレージ microSDXC(128GB) microSDXC(128GB)
CPU Snapdragon 801 MSM8974AC(2.5GHz クアッドコア) Snapdragon 801 MSM8974AB(2.3GHz クアッドコア)
バッテリー容量 3,100mAh 3,200mAh
連続最大待受時間 740時間 740時間
連続最大通話時間 19時間 19時間
メインカメラ 2,070万画素 2,070万画素
インカメラ 220万画素 220万画素
防塵防水 IPX5/IPX8、IP6X IPX5/IPX8、IP5X
カラーバリエーション ブラック、ホワイト、カッパー、シルバーグリーン ブラック、ホワイト、パープル

スペックを比較してまず驚くのは、ディスプレイサイズは変わらないのに、サイズが小さくなっていることだ。特に厚さに関しては約1mm薄くなっている。さらに重量も約10gの軽量化に成功。5.2インチという大型ディスプレイだが、持ちやすくなっていることは間違いないだろう。バッテリー容量に関しては、容量が若干下がってはいるものの、実使用時間では差はでていない。ボディをスリムにさせつつ、実用性も損なわれていない。

そのほか、防塵性能やCPUが若干スペックアップされている。Z2も十分ハイエンド端末なのだが、それよりもさらにブラッシュアップされた端末がZ3と言える。