実際に使ってみると、店頭では普通のクレジットカードとして使えばいいので、特別なことはなにもない。店舗によってはサインレスで使えるし、店員も普段のクレジットカードと同じ操作でいいので、悩むことはないはず。

さらにもう一度入金をして、さらにセブン-イレブンで買い物をしてみた

即時のポイント反映はないようだ

購入すると、すぐにアプリで残高がチェックでき、そこから利用履歴も確認できる。ポイント自体は後日の付与になるため、31日から使い始めて、現時点ではポイント付与が確認できていない。

ところで、au WALLETはクレジットカード扱いとはいえ、当然クレジットカードが使えないような店舗では利用できない。クレジットカード支払いに対応していない商品もあり、例えばセブン-イレブンでは金券類はクレジットカードで支払えないため、au WALLETカードでは支払えない。使っていた限りは、Edyのチャージ用カードとしても使えなかったほか、珍しいところでは米国のESTA(電子渡航認証システム)の支払いにも使えなかった。

au WALLETは、仕組みとしてはアナログなサービスだが、携帯の利用料金や普段の買い物代の一部をポイント化し、現金として使えるようにすることで、auユーザーの囲い込みを図る施策だ。100万件の申し込みがあったということは、初回チャージ1,000円分、つまり10億円以上がすでにつぎ込まれているわけで、KDDI側にとっては大きく力を入れている。

ポイントをためる方法として、auショップ店頭で「au WALLETプレミアムガチャ」を使うことができる。これはまだ準備中だが、カードのNFCを使って、店頭のマシンにタッチするとポイントが1日1回当たる、というもの

もちろん、KDDI側にもうまみはあるわけで、利用者としては、ポイント還元率の高さを生かして、うまく活用すれば便利に使えるはずだ。逆に言うと、じぶん銀行のチャージ増額キャンペーン後や、ポイントアップ店が広がらなかった場合など、将来的な利用率の動向が気にかかるところ。今後も、利用率を保つ施策が展開されることを期待したい。