Touch IDなどiOS 7の新機能はいくつもあるが、多くのユーザにメリットがあるものといえば、カメラの「バーストモード」だろう。シャッターボタンをタップすると1秒あたり10枚、最大999枚まで撮影できるという連写機能だ。

子どもや動物などシャッターチャンスを捉えるのが難しい被写体は、バーストモードで撮影してあとからベストな1枚を選ぶことで対処できる。動きが激しい被写体は、シャッターボタンを軽くタップするのではなく、シャッターボタンを押し続けて撮影しよう。ディスクの空きが許すかぎり約100秒間連続撮影できるので、「千三つ」のたとえではないが、999枚のうち少なくとも2~3枚は納得のショットが得られるはずだ。

このバーストモード、設定をオフにできない。iOSに標準装備の『カメラ』で撮影するかぎり、つねにバーストモードが有効な状態なのだ。iOS 6以前のように、画面を長押しして指を離すタイミングでシャッターを切る、という使い方はできなくなったので注意したい。

iOS 7.1にアップグレードすると、バーストモードに関連する機能のうちいくつかが変更されたことに気付くはずだ。『設定』の「写真とカメラ」には、「バーストの写真をアップロード」というスイッチが追加され、バーストモードで写真で撮影のうち1枚(お気に入りの写真)だけをフォトストリームにアップロードできるようになった。

お気に入りの写真を選ぶときの操作方法も変更された。『写真』でバーストモードの写真を表示するときには、サムネイルが重なった写真をタップして開き、画面下に表示される「よく使う項目を選択...」をタップしていたが、iOS 7.1ではこれが「お気に入りを選択...」に変更された。写真を選べなくなった!? とあわてないために覚えておこう。

操作手順をカンタン解説

1 iOS 7.1にアップグレードすると、バーストモードで撮影したよく似た写真をフォトストリームへアップロードしない設定に変更できる

2 バーストモードで撮影された写真は、サムネイルが重なって表示されている

3 バーストモードで撮影した写真を代表する1枚(お気に入り)を選択するときは、「お気に入りを選択...」をタップする

4 右隅にある○をタップしてチェックを入れると、その写真がお気に入りとして利用されるようになる

(提供:iPad iPhone Wire)