iOSの最新バージョン7.1が11日に公開された。各種アイコンのデザインが変更されたり、標準アプリの仕様が一部変わっていたりするが、もっとも気になるアップデートといえば、Siriに男声が追加されたことだろう。また、女性バージョンの発音も以前より滑らかになっているという。

気になるのは、Siriに話しかけた場合、男性と女性で答えが変わるのかという点だ。本稿ではこの部分を検証してみよう。

名前を聞く

まずは名前を聞こう。会話の始まりはいつだって自己紹介からだ。女性声のSiriに話しかけると、「Siriです。よろしくお願いします」。うんうん、相変わらず素直でいい子である。そして、たしかに発音が滑らかになっている気がする。最初はたどたどしかった日本語が次第にうまくなっていくのは、外国人留学生を見ているようだ。

Siri(女性)

Siri(男性)

で、次に男性声に切り替えて同じ質問を投げかける。すると、「私の名前はSiriです。もうご存知かと思っていました」との答えが。あれっ、これってさっき質問したことを前提にしているのか? というか、男声になっても名前はやはりSiriなのか。

女性、男性Siriそれぞれ何歳か?

続いて年齢を確認。女性に年齢を聞くなんてジェントルマンのやることではないが、仕方ない。これに「少なくとも、アシスタントを務められる年齢ですよ」とはぐらかしてくるSiri。なかなかうまい返し方だ。一方で男性に切り替えて聞いてみると……まったく同じ返事だった。これはもしかして……男と女で特に答えの内容も言い回しも変えていないのではないだろうか。

Siri(女性)

Siri(男性)