iPhoneには「7GB」の壁がある。日本でiPhoneを扱う携帯電話3社すべてが、モバイル回線を利用した月初からの累計データ通信量が7GBを超えた時点で通信速度を128kbpsに抑える使用制限を課している。追加料金を支払い通信可能なデータ量を増やすか、制限が解除される月末まで辛抱するか、そうなったとき選ぶ方法は2つに1つだ。

7GB制限を受けないためには、日々データ通信量に目を配るしかない。使いすぎたかな、そろそろ7GBかなというときには、iPhoneに記録されている累積のデータ通信量をチェックすべきだ。そのうえで、テザリングや動画視聴などデータ量が嵩むサービスの利用を避けるなどの対策を講じればいい。

iOS 7では、『設定』の「モバイルデータ通信」項目を表示すると、使用したデータ通信量をアプリごとに確認できる。『Safari』や『App Store』は多くなりがちなので気をつけたい。なお、意外かもしれないが『マップ』や『Google Maps』はそれほどでもなく、FacebookやTwitterを頻繁に利用しているほうが、積もり積もって結構なデータ量になることがわかる。

7GB超え最大の原因といわれるiPhoneの機能「テザリング」で使用したデータ量は、「システムサービス」で確認できる。アプリの利用頻度もそれなりに高いとして、「インターネット共有」という項目の値が3、4GBを超えたあたりから注意すれば、7GB制限を回避するためのめやすになるはずだ。

操作手順をカンタン解説

1 『設定』を起動し、「モバイルデータ通信」をタップする

2 画面を下方向へスクロールし、「システムサービス」をタップする。月初には、画面下にある「統計情報のリセット」を忘れずタップすること

3 「インターネット共有」を見ると、テザリングなどシステム機能別に使用したデータ量を確認できる

(提供:iPad iPhone Wire)