極端な話、記者の仕事はAndroidスマートフォンが1台あればこなせてしまう。インタビューを「録音アプリ」で録音し、写真を「カメラアプリ」で撮り、記事を「ノートアプリ」で書き、記事と写真をまとめたものを「ファイル転送アプリ」で納品すれば良い。交通機関での移動には「モバイルSuica」を使うし、問い合わせ事項があれば電話をする。スマートフォンで代用できないものと言えば、取材先で渡す名刺くらいだろうか。便利な世の中になったものだ。

世の中の仕事が、全てこのようにうまくいくと言うつもりはない。だが、仕事にスマートフォンを活用しているビジネスマンは多いことだろうと思う。そこで本稿では「仕事効率化アプリ5選」と題し、ビジネスにもプライベートにも利用できそうなアプリを3つ、スマートフォンの使い勝手が向上するアプリを2つ紹介していきたい。

SimpleMind Free mind mapping

人は日常生活の中で、無意識に様々な連想を行っている。例えば「週末に友人と会う」というだけで「どんな服装で、どこで会おう」「借りてた本を返さなきゃ」「奥さんは元気かな」といった具合である。「SimpleMind Free mind mapping」は、いわゆるマインドマップを作成できるアプリ。思いつくままに言葉を追加していけるので、アイデアを膨らましたいときや頭の中を整理したいときなどに役立つだろう。

使い方は簡単で、はじめに主要テーマ(セントラルイメージ)を書いたら、あとは関連事項を枝(ブランチ)の先に追加していくだけ。アプリは日本語化されていないが、その必要がないほど操作が単純化されており使いやすい。

SimpleMind Free mind mappingは、マインドマップを作成できるアプリ

対応OS 価格
Android 2.2以上 無料

Ms FolderNote Free

「Ms FolderNote Free」は、便利なノート/メモ帳アプリ。テキストの下には文字数カウント、貼り付け、全て選択、保存終了などが行えるアイコンを配置できる。メニューからは「GoogleDocksアップロード」や「メール送信」、「SDカード出力」などの操作が行える。フォルダを作成したり、ファイルにカラーラベルをつけたりすることも可能。仕事用とプライベート用に分けて文書ファイルを管理したいときに便利に使える。

Ms FolderNote Freeの利用イメージ。作成済みファイルは作成日付順、最終更新日付順、カラーラベル別などにソートすることができる

対応OS 価格
Android 2.1以上 無料