東京海上日動火災保険のCM「思う:チームエキスパート篇」で父に辛く当たる思春期の少女を演じ、「あの美少女は誰だ!」と話題になった葵わかな。アイドルグループ・乙女新党として活動しながら、女優としても着実にキャリアを重ねている。デビューから現在に至るまでの4年を振り返り、アイドルと女優、2つの顔を持つ14歳の少女の魅力に迫った。

葵わかな
1998年6月30日生まれ。神奈川県出身。A型。身長158cm。2009年に原宿でスカウトされ芸能界デビュー。同年、ファミリーマートのCM「霧島の天然水」に出演して以降、多数のCMに起用された。現在、アイドルグループ・乙女新党のメンバーとして活動しながら、女優としても活躍中。宮本愛子役を務めた映画『瀬戸内海賊物語』が2014年に公開される。
スタイリング:向井朋子

――来年は高校生ですね。勉強との両立はいかがですか。

お母さんに勉強しなさいって毎日言われます。大変は大変ですけど、今しかできないことだから、やっておかないとと思うんです。最近、今が自由な時期なんじゃないかと思うようになりました。親の元にいる間は、自分のご飯代を払わなくていいわけですし。だから、今は新しいことをやりたいと思っているんです。その分、お母さんに怒られることもありますけど(笑)。

――葵さんは3姉妹の真ん中だそうですね。

姉は芸能活動をやっていないんですが、すっごく頭が良いんです。妹は、姉と私の顔の間をとったような顔立ちです(笑)。妹は、芸能活動を結構うれしがってくれるんですけど、姉は周りからいろいろ聞かれるそうで、うっとうしいと言われます(笑)。仕事で休まないと行けない時はノートを見せてもらったりとか、もうお世話になりっぱなしで。でもその分、将来お金をたくさん稼いだら貸してねって言われています(笑)。

――デビューのきっかけは原宿でのスカウトだったそうですね。

その当時、芸能界のこともあまり分かってなかったんですけど、『ヘキサゴン』に出たい!って話してたんです。ある日、お母さんが『オーディションの写真撮ってみる?』って誘ってくれて。それで原宿に初めて行ったんですけど、その時にスカウトされました。最初は、なんで知らない人がついてくるのか分からなくて怖かった(笑)。今思えば、原宿に行ってよかったなと思います。その時は…7社くらいに声をかけて頂いて。

――7社!? すごい数ですね。

たまたまです(笑)。まだ小学生でしたし、何が起こっているのかよく分かってなかったんです。お母さんがそれぞれの人の話を聞いていて、私は何が何だか分からなかったのでお母さんの後ろに隠れていました(笑)。今はだいぶ治りましたけど、若干人見知りだったんですよね。

――現在の事務所に所属してからはどのような日々を過ごしていたのでしょうか。

デビュー直後、すぐに決まったのがファミリーマートのCMでした。集団登校の小学校だったんですけど、途中にファミリーマートがあって、店には私のポスターが貼ってあったので、そこを通るときはみんなに気づかれないように反対方向を向いて歩いていました(笑)。やっぱり恥ずかしいじゃないですか。結局、気づかれてしまいましたけど…当時はみんなに知られると大変かなと思っていたんです。

――いきなりデビューが決まってすぐに仕事。タレントという仕事がどういうものか分からないままスタートした感じでしょうか。

最初の頃は業界や事務所のことはもちろん、何もかも分からなかったですし、本当に田舎っぺだったなぁと思います。ライバル心も全くなかったんですけど、仕事をしていくうちにこういうことなのかなというのがなんとなく分かってきました。事務所に所属して一人でオーディションに行くようになって、そこに来ている周りの子と話すと私より芸歴の長い子とかがいて、いろいろ勉強になりました。あとはスタッフさんや監督さんから言われることで学んだり。……続きを読む。