LINEで既読にならない原因

ご存知のとおり、LINEで友だちにメッセージを送り、相手がそれを読むと「既読」の表示が付きます。しかし、めったに連絡をとらない友だちなら長く待てても、親しいはずの友だちとのトークがなかなか既読にならないと、相手に嫌われたのでは? ブロックされたのかも? と不安に思う人もいるでしょう。

LINEで自分のメッセージが既読にならないときの代表的な原因には、相手が無意識にあるいは意図的にメッセージを読んでいない「未読スルー」や、相手が自分を「ブロック」していることがまず挙げられます。この記事では、ブロック以外の方法で自分を避けている場合などさまざまな可能性も含め、計5種類の原因に分けて解説します。

原因1:いわゆる「未読スルー」

相手がLINEを小まめにチェックしないタイプの人だった場合、あるいはLINEを見るヒマがないほど忙しい人の場合、本人に無視する気はなくても自然とメッセージを読まずに放置する「未読スルー」の状態になります。このように、単純に気づかなかっただけというケースは「消極的未読スルー」とも言えるでしょう。

  • LINEアプリにアイコンに未読通知のバッジが1,000を超えた状態

    未読メッセージが溜まりすぎると、新着メッセージが届いても気づきにくい状態になります。誰もが毎日のようにLINEをチェックするわけではありません。ちなみに、アプリのアイコンにバッジで通知される未読数は最大で9,999です

一方、相手が自分のことを避けようとして、メッセージ到着の通知に気づきながら無視している場合もあります。相手が意図的にトークルームを開かないこの状態は、「積極的未読スルー」と呼べるでしょう。休日に会社の部下に連絡して気づかないふりをされたり、恋愛の駆け引きで興味がない振りをされるときなどがこれに当てはまります。

原因2:相手にブロックされている

LINEで既読にならないとき、もっとも心配になるのが「相手にブロックされたかも」という可能性です。LINEで友だちにブロックされると、自分のトーク画面では相手にメッセージを送ったことになっていても、相手のトーク画面にそのメッセージは表示されません。

一方、グループトークではブロックされた影響が現れず、相手に自分のメッセージが表示され、既読もつきます。

  • LINE、ブロックした側の画面

    【ブロックした側】ブロックした側のトークルームです。画面最下部に「ブロック中」と表示され、それ以降のメッセージは届きません

  • LINE、ブロックされた側の画面

    【ブロックされた側】ブロックされた側のトークルームです。以前は既読がついていましたが、ブロックされた後は既読になりません

自分が相手にブロックされているか不安で確かめたい場合は、LINEスタンプを相手に送って試すなどの方法があります。詳しくは下記の関連記事をご参照ください。

【関連記事】
LINEでブロックされたか確認する方法 - スタンププレゼントが有効

【関連記事】
LINEでブロックされたらどうなる? 起きる変化と見分け方

原因3:相手がブロック以外の方法で避けている

LINEで友だちとの関わりを遠ざけるには、ブロック以外の方法もあります。相手が自分を「ブロックはしたくないけど、距離を置きたい」と思っている場合は、次に説明する方法や設定が使われている可能性があります。

既読をつけずにメッセージを読む方法を使っている

LINEには既読をつけずにメッセージを読む方法が存在します。iPhoneとAndroidでは共通で「通知にメッセージ内容を表示させる」「機内モードを利用する」といった閲覧方法があります。さらにiPhoneでは「トークルームを長押しする」、Androidには「既読回避アプリを使用する」といった独自の手段もあります。PC版LINEでは「ウィンドウをアクティブにしない状態で開いておく」方法によって、既読をつけずにメッセージを読むことが可能です。詳しくは、下記の関連記事をご参照ください。

【関連記事】
LINEで既読をつけずにメッセージを読む方法 - iPhone/Android/PC別に解説

  • iPhoneでトークルームを長押し
  • iPhoneでトークルームのプレビューで未読のままメッセージを読む
  • iPhoneではトーク一覧で相手とのトークルームを長押しすると、プレビュー画面で未読のまま新着メッセージを表示できます

トークルームが削除されている

LINEのトークルームは、友だち関係を解消しなくても削除することができます。相手が自分とのトークルームを削除しても、自分の端末には相手とのトークルームが消えずに残ります。そのため未読のメッセージがあれば、自分の端末では既読にならない状態で表示され続けます。

ちなみにこの場合、自分から新たなメッセージを送信すれば、相手の端末に自分とのトークルームが復活します。ただし、それで未読のメッセージが既読に変わることはありません。

【関連記事】
LINEのトークを削除する方法 - 相手の画面はどうなる?

「メッセージ受信拒否」を設定している

LINEには「メッセージ受信拒否」という設定項目があり、友だち以外からのメッセージを受け取らないようにできます。既読にならないアカウントは、「メッセージ受信拒否」の設定をオンにして、かつ自分を友だちリストから削除したか、そもそも自分を友だちに追加していない相手かもしれません。

原因4:自分のLINEアプリやスマホ、通信環境の不具合

自分のLINEアプリやスマホ本体、通信環境にトラブルが生じて、既読になっていない可能性も否定できません。ただしその場合は、「LINE自体が使えない」とか「スマホ自体が通信できない」という状態になるので、「既読にならないなぁ」と感じる前に不具合が起きていることに気づくはずです。

もし、既読にならない原因としてこれらの問題が推察される場合は、まずはLINEアプリのバージョンが古くなっていることを疑って、最新版に更新しましょう。

【関連記事】
LINEアプリを最新版にアップデートする方法 - iPhone/Android/PC別に解説

原因5:相手のLINEアプリやアカウントに問題がある

最後に考えるべきは、相手がスマホを機種変更するか初期化した際にLINEのトーク履歴をバックアップしておらず、復元できなくなった場合です。機種変更や初期化する前に未読のメッセージがあれば、自分のトーク画面では既読にならない状態が続きます。さらには、相手がLINEアプリをスマホから削除したり、LINEアカウントを削除して、LINEそのものをやめてしまった可能性もゼロではありません。

まとめ

LINEで自分のメッセージが既読にならないことで、やきもきする人も多いことでしょう。この記事で紹介したように、相手がLINE上で行った設定などはある程度推測できますが、相手がどういう気持ちで既読になることを避けているのかは、ケース・バイ・ケースとしか言いようがありません。たとえば、誤操作で気づかないうちにトークルームを削除したといった偶然の場合もあるでしょう。既読がストレスの原因にならないようにLINEと付き合いたいものです。