LINEの成功を受けて、無料通話&チャットアプリがにわかに活気づいている。特に注目されているのが、モバゲーでおなじみのDeNAが2012年10月23日にサービスを開始した「comm」だ。

commはLINEとほぼ同じ感覚で使えるサービスだが、実際には根本的な違いがある。それはFacebookと同じように"実名制"だということだ。日本上陸直後のFacebookがそうであったように、従来のネットユーザーにはこの一点で受け入れられない人も多いようだが、果たしてcommの仕組みはどうなっているのか。commの基本的な使い方から、プライバシー管理の注意点などをまとめてみよう。なお、今回紹介するのはiOS版で、Android版の場合は一部操作が異なることがある。

comm登録時の流れと注意点

commアプリをダウンロードし起動すると、まず新規登録かFacebookで登録かを選ぶことになる。Facebookと連携させると、自分がFacebookで使っているプロフィールが反映される。初期の頃は友だちの自動追加機能があったが、現在は停止されている。ここでは「新規登録」を選ぶことにしよう。

最初の画面。ここでは新規登録を選ぶ

登録は電話番号で行う。するとSMSが送られてくるので、そこに書かれてある認証番号を入力して登録は完了だ。認証番号が送られてこないときは受信拒否設定を見直すか、再送信してみよう。

電話番号認証を行うとSMSで認証番号が送られてくる

続いてアドレス帳をアップロードするかどうかを聞かれるが、ここは「アップロード」ではなく「スキップ」を選ぶことをオススメする。スキップしてもcommは問題なく利用できるし、アドレス帳連携は後からでも可能だからだ。

下の方に小さくある「この項目をスキップする」をタップ

最後にプロフィールとして姓名と生年月日を入力する。commは原則として実名制だ。実名でなくても登録はできるが、あからさまにおかしな名前だと規約違反として削除される可能性がある。

commは原則実名主義。Facebookと似ている

これで登録は完了である。