イー・アクセスは3日、Android OSを採用した7インチ液晶搭載タブレット端末「GALAPAGOS(A01SH)」(シャープ製)を8月下旬から発売すると発表した。最新のAndroid 3.2(Honeycomb)を搭載し、持ちやすいサイズ、軽量、ハイパフォーマンスといった点にこだわり、自宅でも外出先でも使えるタブレットを目指した。

GALAPAGOS(A01SH)とPocket WiFi(GP02)の組み合わせでの利用が想定されている

GALAPAGOS(A01SH)を持つ阿部基成副社長

GALAPAGOS(A01SH)は、本体サイズ約195(W)×122(H)×11.9~12.6(D)mm、約389gというサイズに、7インチWSVGA(1,024×600)のワイドTFT液晶を搭載したタブレット端末。「(手帳ブランドの)モレスキンのノートブックのサイズ」(シャープ通信システム事業本部 新井優司副本部長)というサイズにこだわり、この本体サイズに収まるギリギリの液晶サイズを検討した結果、7インチワイドの画面サイズになったのだという。

男性だと片手でつかめるギリギリのサイズぐらい

女性でも無理なく片手で持ち歩いて操作できる、としている

イー・アクセスの阿部基成副社長は、「家の中だけでなく、タブレット端末を外にも持っていきたい、活用したい」というニーズが生まれており、それに対して、軽量で処理が速く、高精細な液晶、デザイン性の高さ、片手で持てるサイズ、バッテリ持続時間、バッグへの収納性といった点が重要になってくると指摘。GALAPAGOS(A01SH)では、こうしたポイントを重視した。

特にiPadの登場で、タブレット端末にはスマートフォンとは異なった使い方が想定されている。電子書籍や情報収集、ノート作成、ビジネス用途などといった使い方が増えていると阿部副社長

それにともなって、タブレットを外出先でも使いたいというニーズが出てきて、その中でも重視されるポイントが具体化してきているという

特に画面サイズでは55.7%のユーザーが7インチクラスを望んでおり、10インチクラス、5インチクラスを圧倒しているという調査をベースに、「日本のマーケットでは7インチというニーズが明確にある」と阿部副社長は指摘。そのニーズの高い画面を搭載したボディに、OSは最新のAndroid OSであるAndroid 3.2(Honeycomb)を搭載。デュアルコアCPUのNVIDIA Tegra 2を採用したことで、高いパフォーマンスと低消費電力による長寿命を実現した。静止画表示で7.5時間の連続駆動は、「従来のGALAPAGOSより長寿命」(シャープ)だという。なお、ユーザーによるバッテリ交換やUSB充電はサポートしないという。

画面サイズのニーズ

主なスペック