ソフトバンクから12日に発売されたAndroid 2.2搭載のスマートフォン「HTC Desire HD」(HTC製)。現在手に入るAndroid端末の中でも一二を争うハイエンド機だ。筆者はこの端末を発売日に手にすることができたので、写真と動画を使って少しだけ使用感をお伝えしたい。

外装の箱はソフトバンクのもので、HTCのロゴなどは一切入っていない。付属品は、ACアダプタ、microUSBケーブル、マイクロフォン付きイヤホンなど

言語設定、ネット接続方法の設定、日付/時刻設定などは、すべてソフトバンクショップの店員にやってもらえた。試供品の8GBのmicroSDメモリカードもすでに挿し込んである状態で渡された。そんなわけで、筆者が製品を受け取ってから自分で行った設定は、自宅のWi-Fi環境との接続設定、手持ちのBluetooth機器とのペアリングくらいだった。

なお、パッケージには「クイックスタート」という簡単な説明書しか同梱されていないので、詳しい説明書が必要な場合はソフトバンクのホームページでHTC Desire HD用の取扱説明書をダウンロードしなければならない。取説はPDFファイルになっているので、PCに保存しておくと良いだろう。

端末本体の寸法・重量は約123×68×11.8mm・約164g。高品位アルミニウムで成形されたボディは手触りがとても良い。適度な重みがあり、高級なオーディオ機器にでも触れているような錯覚を覚える

上面に電源ボタン、下面にイヤホンジャックとmicroUSB端子、マイクを備える(写真左)。左側面には音量ボタンがある

背面には800万画素のCCDカメラとデュアルLEDフラッシュを装備(写真左)。約4.3インチ WVGA(800×480ドット)のディスプレイの下には、ホーム、メニュー、バック、検索の4つのキーが設置されている

背面のスピーカーや付属のイヤホンではドルビーモバイルを楽しめる

イヤホンで音楽や動画、ラジオを楽しんでいるときに電話がかかってくる、ということもあるだろう。付属のイヤホンの操作ボタンには受話器の絵が描かれているが、実はここを押せば電話に出られるようになっている。裏にはマイクも装備されているので、ここに向かって喋れば相手と通話できるというわけだ。

再生・一時停止ボタンと一緒になっている受話ボタン(写真左)。裏にはマイクがある

背面下部のカバーを外すとmicroSDメモリーとUSIMカードのスロットが現れる。また、右側は電池カバーになっている。

両方のカバーを外したところ。電池カバーは外しにくいので注意

本端末は専用のUSIMカードを使用しているので、他の端末のカードを挿して使用することはできない。ちなみに大きさ、形状、端子の位置は通常のケータイのものと全く同じだ。

HTC Desire HD用のUSIMカードには上面に「SMART PHONE」と書かれている(写真右)

専用のUSIMカードを挿入しないと、「不正なUSIM」との表示が出て端末が利用できない(写真右)

この端末に標準装備されている基本的なアプリを使ってみた。快適な操作感を、動画でチェックして欲しい。