iPhoneに「懐中電灯」が装備されていること、ご存知でしょうか? 正式な呼び名ではありませんが、ロック画面左下の懐中電灯ボタンを長押しすると、リアカメラ付近のLEDが点いたままになり、まるで懐中電灯のように足元を照らすことができます。照明のない場所で鍵穴を探すときなど、意外に重宝する便利機能です。
その懐中電灯、なにかの拍子に点きっぱなしになるのが困りもの。ときどき電車などで見かけますが、かなり目立ちます。光源付近をうっかり直視すると残像が残るほど強い光ですから、知らず知らずのうち誰かに迷惑をかけているかもしれません。
結論からいうと、懐中電灯を誤って点灯させることを完全に防止する方法はありません。ロック画面左下の懐中電灯ボタンは、iOS 14の現在は非表示にできないため、ジーンズの後ろポケットにはiPhoneを挿さないなど、誤って長押ししないよう心がけるのみです。
しかし、『設定』→「アクセシビリティ」→「タッチ」画面にある「タップしてスリープ解除」スイッチをオフにしておけば、懐中電灯ボタンを誤って長押ししてしまう可能性はかなり低くなります。ロック状態のとき無意識のうちに画面をタップしてもスリープ解除にならないため、結果として懐中電灯ボタン付近を長押しする機会が少ないからです。
それでもうっかり点灯してしまいそうで心配だ、という場合には明るさを調整しておきましょう。コントロールセンターにある懐中電灯ボタンを長押しし、現れた縦棒グラフを上下にドラッグすると、明るさを4段階に調整できます。設定は次回以降懐中電灯ボタンを長押ししたときに適用されるため、明るさを最小にしておけば、誤って点灯させたときのダメージが少なくなります。