携帯電話が普及する前の時代は、電話といえば固定電話、一家に1台を家族で共有するスタイルで長電話は難しいものでしたが、いまやスマートフォンが1人1台の時代。自分の部屋へ持ち込み長電話することはわけもありません。とはいえ、保護者としては子どもに好き勝手させるわけにはいかず、一定のルールを守らせたいところです。

そんなときに便利な機能が「スクリーンタイム」。全員がiPhoneユーザかつApple IDを持つことが前提ですが、かんたんな操作で長電話を制限することができます。

制限の対象は、携帯電話会社が提供する音声通話サービス(キャリア電話)とFaceTimeビデオ/オーディオ、メッセージアプリというApple IDに関係したサービスです。電話番号/アドレスを指定して制限をかけるのではなく、iCloudと連携済の連絡先アプリに登録した人物が対象になります。なお、LINEやFacebookメッセンジャーといったSNSアプリの通話サービスは対象に含まれません。

制限をかける手順はかんたん、「設定」→「スクリーンタイム」の順に画面を開き、ファミリー登録済のアカウント(自分の子ども)をタップします。次の画面で「通信/通話の制限」をタップし、その次の画面で「休止時間外」をタップしましょう。「休止時間中」はアプリ全体に使用制限がかけられる時間帯ですから、電話を使用制限をかけてもあまり効果がありません。

制限の対象として選べるのは、「連絡先のみ」または「連絡先および連絡先に登録された人を少なくとも1人含むグループのみ」です。初期値は「すべての人」で、連絡先に登録されているかどうかにかかわらずやり取り可能ということを意味します。通常は「連絡先のみ」を選び、連絡先に携帯電話番号やメールアドレスの登録がある人物のみ電話を許可する、という使い方を選ぶことになるでしょう。

操作手順をカンタン解説

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    1 「設定」→「スクリーンタイム」の順に画面を開き、ファミリー登録済のアカウントをタップします

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    2 「通信/通話の制限」をタップします

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      3 「休止時間外」をタップします

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      4 制限する対象を選択します(初期値は制限がない「すべての人」)