Nianticが2月23日(米国時間)に、公式ブログで不正行為対策の効果に関する報告を行なった。同社は不正行為を行うチーターに検出メカニズムの情報を与えることになる不正対策に関する公表を控えているが、公正なゲームプレイを促進し、プレイヤーに対して透明であるという公約の一環として、最近の取り組みの一部を紹介している。

それによると「ポケモンGO」「Ingress」「ハリー・ポッター:魔法同盟」の3つのゲームで、2020年初めからこれまで不正行為に対する罰則適用は500万件を超える。そのうちの20%以上、100万件以上がアカウントの永久停止処分になった。

不正行為に対して最初の警告を受け取った後に不正行為を止めたプレイヤーは90%以上。ポケモンGOには、2018年に不正行為に対する「Three-Strike Disciplineポリシー」が設けられた。不正行為が確認された場合、2度目までは回復のチャンスを与えるが、3度目は無期限のアカウント停止にする。"Discipline"ポリシーとしているように、違反者が過ちから学び、改めるチャンスを与えるのがNianticのアプローチだ。最初の警告が大きな効果を発揮していることは、軽度の不正への対応と深刻な不正への罰則がバランスよく機能していることを示す。

日々インターネット上に不正行為を広めるフォーラムやツールが現れているが、プレイヤーにはGoogle Playストア、App Store、Smasung Galaxy Storeで配信されている公式バージョンのみを使用するように呼びかけている。

不正検出の新しい技術への投資を進め、さらにプレイヤーからの報告やその他のフィードバックチャンネルから収集した情報を活用しながら検出方法を継続的に調整・改善している。例えば、Ingressでは迅速な介入を要求できるファストトラック(Fast Track)プロセスを導入。それ以来、4000件以上のファストトラックのリクエストを受け、約70%が早期の審査の対象になり、調査後に報告されたエージェントに対して適切な措置が取られ、不正なエージェントによる損害が広がるのを防げた。OPS中にリモートポータルが偽装されるという懸念に対処するために、現在追加のセキュリティ対策の導入に取り組んでおり、コンパートメンタルアクセスレベル対策についてIngressフォーラムやその他のソーシャルチャンネルで数週間中に追加情報を公開する予定だという。