就寝前にはそこそこあったはずのバッテリー、起きたら想像以上に減っていて慌てて充電した、という経験を持つiPhoneユーザは少なくないはず。眠いときにチラ見したバッテリー残量など正確に覚えていられないもの、あやふやな情報であることは認めるけれど、それにしても減りが速い……ひょっとしたら、夜中にバッテリーを浪費しているアプリがあるのでは? と疑いを向ける気持ちは理解できます。

しかし、なんの証拠もなしに特定のアプリを怪しむのは早計というもの。iOSには、アプリが消費した電力を記憶する機能が用意されており、それをチェックしないことには始まりません。

まずは、『設定』→「バッテリー」の順に画面を開き、怪しいと感じた時間帯のバッテリー残量推移(緑色の棒グラフ)を確認しましょう。残量がよほどハイペースに減少していないかぎり、着信や通知を待ち受けするための正当な電力消費と考えられます。

このとき、怪しいと感じた時間帯をタップしましょう。その時間帯(1時間単位)になんらかの処理を行っていたアプリが画面下部に表示されます。その右横にある「アクティビティを表示」をタップすると、「画面上」に実際に描画が行われていた時間が表示されます。「バックグラウンド」と表示されるアプリは、アクティブでないとき(描画が行われていない状態)でも見えないところでなんらかの処理を進めています。

起きているときはまだしも寝ているときにバッテリーを使うとはけしからん、微量であっても電力消費はまかりならんと考える場合は、夜間でもバックグラウンドで動き続けているアプリを完全終了してみましょう。ホームボタンをダブルクリック、または画面下部を上方向へフリックしてAppスイッチャーを表示し、対象とするアプリの画面を上方向へドラッグして消せば、電力消費は完全に止まります。

  • iPhoneのバッテリー、夜中にムダ減りしている気がします!?

    アプリの電力消費を徹底コントロールしたいときには