家に帰ったら忘れず○○しなければ、と自分自身に言い聞かせた経験は誰しもあるはず。絶対に忘れないよう、手の甲へサインペンで帰宅後にやるべき用事を書く、というアナログな方法で対処したことがある人も多いのではないでしょうか。

iOS 13の「リマインダー」アプリには、そんな"家に帰ったらアレしなきゃ"をもっとスマートに思い出させる新機能が用意されました。あらかじめ決めておいた範囲(ジオフェンス)にiPhoneが入ったとき通知する機能は、以前のiOSでも提供されていましたが、今度のリマインダーアプリではもっとスマートにジオフェンスの機能を使えるのです。

たとえば、帰宅したらペットにごはんをあげることを自分自身に通知させる場合、新規リマインダーを作成して「ポチにごはん」のように自分がそれとわかる通知用の文字列を入力したあと、ソフトウェアキーボード上部に現れる矢印ボタンをタップします。すると、いくつかのボタンが表示されるので、そのうち「自宅到着時」をタップします。あとは「完了」ボタンをタップすれば、自宅付近をジオフェンスとしたリマインダーの完成です。

この自宅をジオフェンスとしたリマインダーは、自宅を出発する前に作成してもかまいません。リマインダーアプリのジオフェンス機能は、指定範囲(この場合自宅周辺)を離れたときに動作を開始し、少し時間が経過してから指定範囲に戻った時点で動作するからです。自宅に限らず、学校や職場などほかの場所でも同様に動作します。

操作手順をカンタン解説

  • iPad iPhone Hacks

    1 新規リマインダーを作成しているとき、矢印ボタンをタップすると現れる「自宅到着時」をタップします

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    2 リマインダーにジオフェンスの設定を知らせるアイコンが追加されます

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    3 リマインダー右端の「i」ボタンをタップすると、ジオフェンスの詳細を確認できます

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    4 設定したジオフェンス(自宅付近)に入ると、このような通知でリマインドしてくれます