仕事帰りの食事や飲み会、アルコールが入るとどうしても面倒になるのが「お勘定の計算」。Siriは「割り勘」という言葉を理解するので、「○○○○円を△人で割り勘」と命令すれば参加人数で割った金額を教えてくれます。

割り勘といっても基本は除算ですから、「計算機」アプリを使えば済む話ですが、総額を確認できるところがSiriの強みです。たとえば、4600円を3人で割り勘することをSiriに頼むと、4600÷3=1533.3333...で1人あたり1533円という情報にくわえ、そのすぐ下に確認の意味で4599円(1533×3)と人数(3人)を表示してくれます。ひと目で検算できることが、Siriに割り勘を頼むメリットです。

そのまま次の計算に進めることも、Siriならではです。割り勘といっても、お酒の飲めない人や若手社員に配慮すると「傾斜配分」が必要になることもありますから、単純に人数で割ればいいわけではありません。

たとえば、「9800円を3人で割り勘」とSiriに頼むと、1人あたり3267円と計算してくれますから、画面下に表示されたSiriボタンをタップし、「3267円の○○%」と追加で命令すればいいのです。途中参加者は80%、お酒が飲めない人は50%、などとパーセンテージを変えて伝えれば、その計算もすぐに行ってくれます。

ところで、『設定』→「Siriと検索」画面にある「音声フィードバック」(命令の結果を音声で伝える機能)は、「着信スイッチで制御」を選択しておきましょう。こうしておくと、iPhoneをマナーモードにすれば「1人あたり○○○○円です」などとSiriに計算内容を読み上げられずにすみます。

  • 仕事帰りの食事や飲み会で"割り勘"するとき、Siriが活躍します

    仕事帰りの食事や飲み会で"割り勘"するとき、Siriが活躍します