TECH+セミナー セキュリティ2024 May.製造業×OTセキュリティ システムアーキテクチャの変化に伴う、セキュリティの在り方を

自社が取り巻く環境を整理し、発展させていくために必要な工場セキュリティ対策とは何か
 近年、製造業へのサイバー攻撃が増加傾向にあります。これはDXの推進による、独立していたOTシステムのネットワーク接続機会の増加が起因しています。 また製造現場を狙ったサイバー攻撃は、複雑化するサプライチェーンを標的とすることで、取引先全体に大きな影響を及ぼした事例も散見しています。
 可用性と安全性が重要視されるOTシステムにおいて、今までの対策とは異なるの視点で取り組むことが必要です。また実効性のあるセキュリティ対策を多層的に講じてリスクをコントロールすることも求められるため、セキュリティ対策を講じることが難しいと言われています。

一方でOTセキュリティの底上げによる安全性の担保は、工場のIoT化や自動化の流れ、データ活用におけるビジネス価値向上へとつながります。そこで本セミナーではサイバーリスクを軽減させるための具体的な対策や事例を通して、視聴いただく皆様と共にOTセキュリティの在り方について考えを深めていきます。

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基調講演・特別講演 スピーカー

  • 株式会社ブーステック代表取締役製造業系YouTuberものづくり太郎 氏

  • 東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授江崎 浩 氏

  • JFEスチール株式会社サイバーセキュリティ統括部 主任部員(副課長)松尾 明 氏

プログラム

基調講演
10:00-10:40

【A-1】デジタル田園都市構想を実装・実現するOT セキュリティ

【講演者名】東京大学 大学院 情報理工学系研究科 教授江崎 浩 氏

【プロフィール】 1987年九州大学修士了。同年(株)東芝入社。1990年米国ベルコア社、1994年コロンビア大学客員研究員。1998年東京大学大型計算機センター(現情報基盤センター)助教授、2005年より現職。WIDEプロジェクト代表、JPNIC副理事長、東大グリーンICTプロジェクト代表、日本データセンター協会 副理事長、JNSA(日本ネットワークセキュリティ協会)会長。


【講演概要】 COVID-19、働き方改革、そして、少子高齢化の進展に伴い、ほぼ、すべての産業・社会システムがデジタル化、さらにデジタルツイン化され、ハードウェア及びソフトウェアロボットを用いた進化が必須となりつつある。これを実現するのがデジタル田園都市構想である。OTシステムのDXであり、すべての機器がデジタル化さらにオンライン化されることになる。もちろん、背後にはデータ駆動型の人工知能が存在する。このような環境を想定する場合、これまでの、オフラインを前提とし、ファイアウォールのみで護れるという考え方は、ゼロトラストサイバーセキュリティーに進化しなければならない。

企業講演
10:50-11:30

【A-2】やるべきことは予防と事故対応
    ~技術対応だけでは守れないOTセキュリティの本質~

【講演者名】フォーティネットジャパン合同会社 OTビジネス開発部 マネージャー藤原 健太 氏

【プロフィール】 産まれも育ちもOT畑、現場計器から制御システムまで幅広く経験。システムエンジニアからキャリアスタートし、現場予兆保全・資産管理、無線ソリューション等、まさにOTの世界でのデジタル技術活用に躍進、直近では製造業の機能安全を中心としたリスク認識に関する業務に従事。これまでの経験より多くのOTセキュリティに関するイベント講演、業界誌への執筆を経て現在に至る。


【講演概要】 サイバーセキュリティ対策の目的はフードを被った攻撃者からネットワークを守ることではなく、サイバー空間の安心・安全を保つことで生産活動の維持・向上を達成することです。ヒューマンエラー起因のサイバーインシデント比率が高いことから人による予防、人による事故対応を技術対策と合わせて建てつける必要があります。これまで多くの製造現場を見てきた私が製造現場で実施すべきサイバーセキュリティ対策の本質をお話します。

企業講演
11:40-12:10

【A-3】OTセキュリティ対策の具体的な取組み案

【講演者名】Nozomi Networks Inc. Sales Regional Sales Director, Japan米澤 賢一 氏

【プロフィール】 企業規模問わず、10年以上に渡り、複数の企業でセキュリティプロダクトやネットワークプロダクトの販売に携わる。現職では、エンドユーサー企業やパートナー企業へのOTセキュリティ対策の支援と共にNozomi Networksの日本市場拡大を求めた幅広い活動に従事している。


【講演概要】 DXの推進によりIT領域だけでなくOT領域のセキュリティ対策が求められている中で、 具体的な対策として、どこから講じることが効率的であるのか、また、自社環境においてどのような方法が有益であるのかを迷われている相談をいただくことが多いです。 そこで、本公演におきましては、Nozomi Networksが提供するソリューションを基に、取組方法や実現方法をご紹介します。

特別講演
13:00-13:40

【A-4】制御機器の未来と増すサイバーセキュリティの重要性
    ~日本と世界のOTセキュリティの現在地~

【講演者名】株式会社ブーステック代表取締役/製造業系YouTuberものづくり太郎 氏


【プロフィール】大学卒業後、大手認証機関入社。電気用品安全法業務に携わった後で、㈱ミスミグループ本社や Panasonic グループで FA や装置の拡販業務に携わる。 2020 年から本格的に Youtuber として活動を開始。 製造業や関連する政治や経済、国際情勢に至るまで、さまざまな事象に関するテーマを平易な言葉と資料を交えて解説する動画が製造業関係者の間で話題になっている。


【講演概要】 4月22日から開催されたハノーファーメッセに訪問し、欧州メーカーの最前線に触れてきました。大手海外メーカーの工場セキュリティがどうなっているのか。欧州では政策としてセキュリティ強化が進んでいる一方、日本企業の現状とその差についてもお話しさせていただきます。

企業講演
13:50-14:20

【A-5】横河グループのグローバルなOTセキュリティの取り組み

【講演者名】横河デジタル株式会社 セキュリティ事業部 事業部長塩崎 哲夫 氏

【プロフィール】 横河グループのセキュリティ強化とY-SOC及びYokogawa Cloudを立ち上げる。 富士通では、情報セキュリティセンター長として全社情報システムの統制やパブリッククラウドの立ち上げに従事。その後、ソニーGでもチーフアーキテクトとしてグループ全体(Music、Movie、 Mobile、Electronics、Semiconductor)のセキュリティ強化プログラムをリードする。 CISSP、CISA、CISM 公認情報セキュリティ主任監査人


【講演概要】 横河グループでは、2018年からの中期事業計画においてDX推進を掲げ、グローバルで4つの活動を推進してまいりました。その一つがセキュリティ強化です。 本講演では、横河グループのセキュリティ強化施策の内容についてご紹介します。 特に、OTシステムは、ITシステムと色々な面で考慮すべき点があり、工場セキュリティの強化やFSIRTの構築についてご紹介します。 さらに、その経験とノウハウを活かしたIT/OTセキュリティソリューションについてご紹介します。

企業講演
14:30-15:00

【A-6】OTの脅威となるランサムウェアの2024年動向と対策を徹底解説。
    攻撃へのAIを用いた対策とは?

【講演者名】エムオーテックス株式会社 サイバーセキュリティ本部
セキュリティサービス1部 セキュリティエンジニアリング課 エバンジェリスト
福岡 沙紀 氏

【プロフィール】 SIer企業でプリセールスエンジニアを経て現職。セキュリティプロダクトのSEとしてプリセールスエンジニア業務に従事しながら、 エバンジェリストとして外部へのセキュリティ啓蒙活動を発信中。


【講演概要】 近年OTにおいてもインターネットに接続することが増え、実際にサイバー攻撃の影響で工場の生産ラインが停止するケースが増えております。 特に企業を悩ませているサイバー脅威の1つがランサムウェアです。本セミナーでは、ランサムウェア攻撃者グループの背後にある動機やエコシステム、攻撃手法、対策などについて解説していきます。


協賛:エムオーテックス株式会社、BlackBerry Limited

特別講演
15:10-15:50

【A-7】DX時代におけるOTセキュリティへの取り組みについて

【講演者名】JFEスチール株式会社 サイバーセキュリティ統括部 主任部員(副課長)松尾 明 氏

【プロフィール】 2008年、JFEスチール東日本製鉄所の制御システム保守員として入社。 同社の製造における中核機能を持つプロセスコンピューターに関する業務を従事。その後、制御システムの新設工事等を担当する中でIPA ICSCoE1期生として OTセキュリティに関する知識を習得。2021年、同社の統括セキュリティ部門の発足に合わせ本格的にセキュリティ業務へ従事。全社OTセキュリティ施策の提案、実行および、各種規程・ガイド類の整備や審査業務に従事している。


【講演概要】 暮らしと産業を支える基礎素材である鉄を安定してお届けするために、JFEスチールが取り組んでいるOTセキュリティに対する取り組みについて、セキュリティ組織の立上から実際の対策実行に至るまでの歩みと、DX時代における当社OTセキュリティの課題について紹介します。

※セッションの追加や講演時間等、都合によりプログラムが変更となる場合がございますのであらかじめご了承ください。

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開催概要

イベントタイトル
TECH+セミナー セキュリティ2024 May.製造業×OTセキュリティ
システムアーキテクチャの変化に伴う、セキュリティの在り方を再考する
開催日程
2024年5月17日(金)10:00~15:50
開催場所
オンライン
申込締切
2024年5月15日(水)17:00  
定員
無し
参加費用
無料
参加条件
お申込みは事前申込制とさせて頂きます。
参加方法
1.お申し込みフォームより必要項目を入力してください。
2.事前登録完了のお知らせをメールでお送りします。
3.受講可能な方には後日、視聴用URLとログインID/パスワードをお送りします。
主催
株式会社マイナビ TECH+ セミナー運営事務局
協賛
フォーティネットジャパン合同会社、Nozomi Networks Inc. 、横河デジタル株式会社、
エムオーテックス株式会社、BlackBerry Limited
協力
株式会社ネクプロ
お問い合わせ先
株式会社マイナビ TECH+セミナー運営事務局
news-techplus-event@mynavi.jp

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