コロナ禍を契機にEC業界は大きな成長を遂げました。参入障壁の低いECモールの新規参入する事業者は増加の一途をたどる一方で、限りあるEC市場の顧客争奪戦はさらに激化することは明白です。ECを勝ち抜くためには自社の強みを活かし、他社との差別化やニーズに応えたユニークなマーケットプレイスを構築し、販売力を高めることが求められます。そこで本セミナーではデータを活用したECの効果を最大限に引き出す戦略再考のヒントを、DtoCや越境ECといったトレンドを交えご紹介します。
原田 曜平 氏マーケティングアナリスト芝浦工業大学デザイン工学部 教授
専門は日本や世界の若者の消費・メディア行動研究及びマーケティング(調査、インサイト開発、商品・パッケージ開発、広告制作等)。2013年「さとり世代」、2014年「マイルドヤンキー」がユーキャン新語・流行語大賞にノミネート。「伊達マスク」という言葉の生みの親でもあり、様々な流行語を作り出している。「Z世代」は2021年のユーキャン「新語・流行語大賞」のトップ10に選出された。芝浦工大教授である原田曜平が光文社新書から「Z世代~若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか?~」(2020年11月)という本のタイトルを発売し、メディアで広まった。
「若者の〇〇離れ」が語られるようになり、実際に若者の消費活動の消極化が顕著になりました。年齢を重ねたからといって若いときに身につけた生活習慣や消費習慣が大きく変わることは考えにくく、10年後の消費の中心であるZ世代が重要なマーケティング対象となっています。本講演では、若者研究の第一人者である原田曜平氏にZ世代の特徴や企業が若者との接点を持つ重要性について解説していただきます。
香山 克彦 氏Shopify Japan Sales Senior Account Executive
2021年11月よりShopify Plusの日本営業第一号として入社。 世界に誇るShopifyのエンタープライズ向けコマースソリューションを、OMO強化、越境EC、新規EC事業など、さまざまな課題を抱える大手企業にソリューション提供している。学生時代は高校から大学までアメリカに野球留学。2013年に帰国後、新卒で楽天グループ(株)に入社。楽天市場事業にて国内の出店営業とECコンサルタントを経験したのち、新規事業として海外企業の営業戦略事業の立ち上げに参画しアメリカ(駐在)、韓国、中国マーケットの事業開発に携わる。中国大連生まれ、東京都江東区育ち。
世界175ヶ国以上で導入が進むコマースプラットフォーム「Shopify」。起業家から中堅中小企業、大手企業まで、あらゆる規模のECサイト立ち上げからマーケティング、事業拡大、運営までを単一のプラットフォームで実現します。国内では、味の素、WEGO、オリオンビール、亀田製菓、Soup Stock Tokyo、NEW ERA、Francfranc、横浜FC、海外では、AllbirdsやNetflixをはじめとする多くのブランドに利用されています。 ECを最適化し、売上を最大化するために、どんなデータ活用方法があるのか。Shopifyが備える最先端ECテクノロジー及び活用法事例を交えながらをご紹介します。
園田 真悟 氏シルバーエッグ・テクノロジー株式会社マーケティング部シニアマネージャー
国内システムインテグレーター、ネットワークツールベンダーにてプロダクトマーケティングに従事したのち、2017年シルバーエッグ・テクノロジー株式会社に入社。マーケティング部副部長としてプロモーション業務を統括する。多数の顧客インタビューを通じてデジタルマーケティングの課題を分析し、パーソナライゼーション技術の適切な利用方法を提案している。趣味はプラモデル。
データ分析によるEC改善の手段は様々ですが、問題はその運用。AIによる自動化が、少ない人員で成果を出し続けるカギとなります。実績あるレコメンドAIを店舗、EC、オウンドメディアの統合データ分析に応用し、CVR、回遊率、F2転換率を改善する手段と事例をご紹介します。ECの業務負荷を下げたい皆様にもおすすめです。
松﨑 敏之 氏SCSK株式会社CXセンター 営業部長
1989年CSK(現SCSK)入社。流通小売業界向けのシステム営業に従事。その後、リテールマーケティング事業の立上げを含め、様々なソリューションを経験。2020年~2022年の3年間、SCSKプレッシェンドの営業・フルフィルメント部門の執行役員としてEC関連事業に従事し、現在に至る。
本講演では、店舗とECの売上拡大に欠かせないOMOとデータ活用について解説します。具体的な成功事例を元に、オンラインとオフラインの融合がどのように売上拡大に寄与し、その過程でデータはどう活用されているのかをご紹介。OMO戦略とデータ活用の重要性を理解いただける内容となっています。
高橋 絵未 氏アドビ株式会社Video Strategic Business Development Manager
Webプロダクション・動画メディア・ライブ配信プラットフォームにて、ディレクターとプロデューサーを経験。制作現場から分析やアライアンスまで全般を担当。アドビでは製品戦略部にて、エンタープライズカスタマーの支援および新規市場開発に従事。自身も動画制作によってスキルやキャリアが豊かになった経験から、動画業界に恩返しをするべく活動中。
いまや販促に欠かせなくなった"動画"。映像のプロでなくても効果的に内製して活用している企業の実践例を通じて、コストを抑えつつ魅力的な動画コンテンツを生み出す秘訣をご紹介します。「動画は大事だと思うが、スタートできていない」「動画のプロが社内にいないから難しい」とお悩みの方はぜひご参加ください。
吉澤 勉 氏株式会社プレステージ・インターナショナルIR・CSR室兼地方創生事業開発室 室長
ヨドバシカメラ取締役事業本部長としてヨドバシ.comを立ち上げる。立ち上げ期の試行錯誤を繰り返しながら、データを活かしたEC事業を展開する。同社のインバウンド事業などを指揮したのち、シダックスにてインバウンド事業立ち上げを担当。現在は自治体等へのインバウンド受入態勢整備に関するコンサルティングなどを行う。観光庁のビジットジャパン大使。
現在、EC事業は手軽に参入できるようになりました。特にコロナ禍からリオープニング社会になった今、ECを使った買い物は日常化し、雨後の筍のように、ECサイトが急増しています。そのため、無数にあるECサイトを顧客に見つけてもらえる努力が必要です。本講では、商品の魅力だけでなく、明確なターゲット層の特定、適切なコンテンツ戦略、SNSとトレンドの洞察を通じて、競争の激しいEC市場での成功のカギを実体験を元にお話します。