SAP Innovation Day Osaka

開催概要

開催日時

大阪2024年 9月10日(火)13:00~18:30 (ネットワーキングパーティ 17:35~18:30)(受付開始 12:30~)

開催趣旨

『失われた30年』と呼ばれ経済成長がゼロに等しくなった現代の日本。

パンデミックや気候変動を起因としたサプライチェーンの混乱、カーボンニュートラルへの対応、人材不足など、日本企業は多くの課題に直面しています。

現場力で他の先進国を圧倒してきた日本が再び飛躍的な成長を実現するために、今、さらに必要とされるもの、それは『ホワイトカラーの生産性向上』ではないでしょうか。

デジタルトランスフォーメーション(DX)やAIの活用が企業の競争力向上に不可欠となっている現在、「組織構造」「プロセス/ルール」「人」「データ」「システム」を一体で変革していくことが求められます。

『SAP Innovation Day Osaka』は、 長年にわたり日本企業の業務プロセス再設計(BPR)を支援してきたSAPジャパンが約5年ぶりに大阪で開催するリアルイベントです。

変化の激しい時代に対応するために、企業がAIやデータを用いてどのようにホワイトカラーの生産性を高めるのか、変革に挑む企業の事例や展示を通じてご紹介します。ニッポン復活のカギについて、参加者の皆様と共に考える一日。皆様のご参加をお待ちしております。

※当日は『展示エリア』を設けております。最新情報のキャッチアップ、新発見の ご体感をいただきたく是非、足をお運びください。

概要

参加対象者
経営者、役員、マネージャー、リーダー層、およびDXを推進するご担当者の方々
※ 同業関係者および主催者が開催趣旨に沿わないと判断した場合は参加をお断りする場合がございます。
予めご了承ください。
参加料
無料(事前登録制)
申込締め切り
2024年9月4日(水)10時
参加定員
300名
※ 申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。
開催形式
リアル開催
※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたします。
会場
ウェスティンホテル大阪
共催
SAPジャパン株式会社 / 株式会社コンカー / 株式会社ビジネス・フォーラム事務局
メディアパートナー
日刊工業新聞社
お問い合わせ
E-mail(customer1@b-forum.net

会場

ウェスティンホテル大阪
大阪府大阪市北区大淀中1‐1‐20

●JR「大阪駅」より徒歩7分
※ シャトルバスで5~10分
JR大阪駅の西側、桜橋口改札横の高架下から、ウェスティンホテル大阪のシャトルバスにご乗車いただけます。(約30分間隔で運行)
●阪急「梅田駅」茶屋町口より徒歩9分
●地下鉄御堂筋線「梅田駅」より徒歩9分

プログラム詳細

13:00~14:00 グランドキーノートGK(60分間)

AI・データ時代の日本企業の成長戦略。 今、企業の求める経営変革とは

株式会社アシックス代表取締役社長COO富永 満之 氏

米カリフォルニア・ポリテック州立大学卒、米パデュー大学でMBA取得。アンダーセンコンサルティング NY Office(現アクセンチュア)、日本IBM、SAPジャパン等の会社でデジタル、ITプロジェクト、経営に従事。2018年 執行役員CIOとしてアシックス入社、20年 常務執行役員兼CDO・CIOとしてグローバル基幹システムの導入やレースレジストレーション会社のM&A、デジタルサービスの拡充など、同社のデジタル戦略をオペレーションからマーケティング分野まで幅広く立案・牽引。2024年1月に社長COO就任、3月より現職、グローバル化とデジタル化の一層の深耕を掲げる中期経営計画2026を指揮。趣味はテニスとゴルフ、自らブランドスローガンである”Sound Mind, Sound Body”を体現している。

SAPジャパン株式会社代表取締役社長鈴木 洋史

1990年4月に日本アイ・ビー・エム株式会社へ入社後、主に小売業・製造業向けSCM関連ソリューションの企画・販売・マーケティングを担当し、2000年8月に i2 テクノロジーズ・ジャパン株式会社へ入社、アライアンスセールス・エグゼクティブ、セールス・ディレクター等の要職を歴任しました。

2006年7月に JDA ソフトウェア・ジャパン株式会社へ入社し、営業本部⻑を経て2010年2月より同社代表取締役社⻑に就任。2012年5月からは JDA Software Inc.のアジアパシフィック地域副社⻑を務め、日本を含むアジアパシフィック地域を統括しました。2013年4月に日本アイ・ビー・エム株式会社へ入社、理事・スマーター・コマース事業担当として同社の成⻑戦略を指揮しました。

2015年1月にSAPジャパン株式会社へバイスプレジデント・コンシューマー産業統括本部⻑として入社、2018年1月より常務執行役員インダストリー事業担当として、日本市場における全産業・大手企業向けビジネス全体を管轄し、日本企業のデジタル変革支援にフォーカスしてきました。2020年4月1日に代表取締役社⻑に就任し、SAPジャパンのビジネス全体を統括しています。

株式会社コンカー代表取締役社長橋本 祥生

1998年 早稲田大学理工学部卒業後、日本電気株式会社に入社。以後13 年間に渡り、流通サービス業、製造業のソリューション営業本部にて、ソリューション企画を担当。2011 年ガートナー・ジャパンに入社。プロセス、ユーティリティ、流通サービス企業等のIT戦略立案の支援等を担当。2013 年 株式会社コンカー入社。2019年から営業本部長として大企業における間接費改革を支援。2020年からパートナーアライアンス、公共マーケットなどの事業開拓そして2022年から製品・ソリューション、プリセールスも統括。 2024年5月より株式会社コンカー 代表取締役社長。

14:00~14:15 レストタイム/会場移動(15分間)
14:15~14:55 SAPキーノートSK(40分間)

ホワイトカラーの生産性はなぜ低いのか

●“失われた25年”→「これまでのやり方」を見直す時
●「デジタルによる生産性革命」の3段階
●カイゼンでは改善できないこともある

日本企業のホワイトカラーの生産性は低い、と言われて久しい。トヨタ生産方式に代表されるブルーカラーの現場品質の高さとは裏腹である。しかし自分や周りの同僚たちが暇なわけではないし、ムダな作業をしているという認識もない。では何が問題なのだろうか?実は、ボトムアップ・現場主導のカイゼンでは、デジタル時代のホワイトカラー業務は改善できないのである。本セッションではこの「ホワイトカラーの働かせ方」について事例を交えて深掘りしていく。

SAPジャパン株式会社
コーポレート・トランスフォーメーションディレクター
白山工業株式会社
社外取締役
村田 聡一郎

ITではなく経営目線から顧客の企業変革に伴走する。SAP「COO養成塾」事務局長。海外事例にも精通し、講演・執筆など多数。著書に「ホワイトカラーの生産性はなぜ低いのか」「Why Digital Matters? ~“なぜ”デジタルなのか」(プレジデント社)。白山工業株式会社 社外取締役。トラック輸送の最適化スタートアップ「合い積みネット」共同創業者。米国ライス大学にてMBA取得。

15:05~15:45 事例セッション1SJ1(40分間)

「統合から成長へ」 情報システムが貢献すべきこと

三菱ロジスネクストは売上比率の約7割以上を海外事業が占めるフォークリフトに代表される物流機器のグローバルリーディングカンパニーです。 2016年よりSAP ERPを採用し、現在では最新のクラウドERPオファリング RISE with SAPを活用しています。 競争環境が厳しさを増すなか、いかにERPを柱にし、4社を源流とした経営統合を進めてきたのかを中心に、長期経営ビジョンの実現にむけて更なる改革を続ける同社の取り組みをご紹介します。 本プロジェクトをリードした西脇様から語られる改革の軌跡をご覧ください。

三菱ロジスネクスト株式会社執行役員
情報システム本部長
西脇 満 氏

25年余り国内外メーカーの情報システム部門の業務に従事した後、2016年4月ユニキャリア株式会社にCIOとして入社。2017年10月の三菱ロジスネクスト株式会社設立に向け、ニチユ三菱フォークリフト株式会社とのシステム統合の指揮を執る。統合後は情報システム部門長として、統合シナジーの最大化に向け、システム基盤の構築と改革を推進。2024年4月、三菱ロジスネクスト株式会社執行役員 初代情報システム本部長に就任。

15:45~16:05 コーヒーブレイク / ネットワーキング(20分間)
16:05~16:45 事例セッション2SJ2(40分間)

Japan SAP User Group(JSUG)中堅中小企業部会(SME部会)特別パネルセッション
『現場リーダー達が語る、ERPプロジェクトの乗り越え方』

ジャパンSAPユーザーグループ(Japan SAP Users' Group、略してJSUG、ジェイサグ)は、SAPユーザーが自ら運営するユーザーコミュニティです。
JSUGのなかで、中堅成長企業同士でSAPを有効に活用すべく、情報交換や勉強会を行うSME部会のオピニオンリーダーが集い、現場リーダーの視点からERPプロジェクトの乗り越え方をお話します。現場リーダーならではの視点から語られる、プロジェクトをリードする上での勘所、苦難を乗り越えた秘訣をぜひパネルセッションでお楽しみください。

オプテックス株式会社取締役 執行役員 事業推進本部長福根 宣義 氏

当社は防犯や自動ドアといった様々な用途に特化したセンサーの開発、製造、販売を行うメーカーです。私が担当する事業推進本部では、お客様へより良い製品を安定してお届けするために「即納体制を実現するためのサプライチェーンの維持と改革」や「安定した生産を継続するための製品維持活動」、「要求が高度化する各国の規格への対応」に取り組んでいます。また、それらの活動を効率的に進めるためのプロセスやITシステムの構築も行っています。2018年から国内外の全てのグループ会社(15社)に順次SAP S4/HANAを導入し、2023年7月よりグループ全体が同じ基盤で運用しています。

第一稀元素化学工業株式会社経営本部 ICT統括部 課長三井 里絵 氏

ジルコニウム化合物の世界トップメーカーである当社では、「D-Value」という名前で、グループ全体の経営基盤を統合するプロジェクトを実施しております。これまで海外販売会社、海外製造会社で新システムが稼働し、現在は2025年4月稼働に向けて国内の導入を進めています。Fit to Standardで先行導入した海外のプロセスをベースに、グループ会社との連携も含めた「10年後の基盤」になる業務プロセスとシステムの再構築に取り組んでおります。

東京化成工業株式会社執行役員 兼 Global IT部 部長幸村 祥生 氏

弊社は、研究開発用試薬を主軸とし、医薬品や化学品、電子材料等、多岐にわたる製品原料の供給を行っています。2004年に本社にSAP ERP R3を初めて導入した後、2020年にはGreen Field方式で内部BPRを実施し、HECを基盤とするS/4HANAを全5拠点にビッグバン方式で再構築を行いました。これら活動を紹介した資料が評価され、2022年度JSUG Awardダウンロード賞を受賞。現在は2025年末の保守終了に備え、次期バージョンへのアップグレードを検討しています。

テクノホライゾン株式会社基幹システム本部長森下 重信 氏

1988年「映像&IT」「ロボティクス」製品を製造・販売するテクノホライゾン株式会社に入社。購買、生産管理部門を経て、2008年より自社のSAP導入プロジェクトに生産/購買/原価担当として参画。以降、テクノホライゾングループ国内外の子会社5社にSAP S4/HANA導入を行い稼働中。

16:55~17:35 スペシャルセッションSS(40分間)

特別対談『MonotaROの事業成長を実現する変革の仕組み』

2000万点を超える品揃えで、売上2800億円を目指して成長を続けるMonotaRO。今後の更なる成長に向けた戦略について、CFO協会シニアエグゼクティブ日置圭介氏をモデレーターに迎え、田村社長に伺います。ファイナンス・人事・AI/デジタル活用の観点からこれからMonotaROの目指す姿を深堀していきます。

株式会社MonotaRO取締役兼代表執行役社長田村 咲耶 氏

東京大学大学院経済学研究科修了後、2007年4月ボストン・コンサルティング・グループ入社。GEヘルスケア・ジャパンを経て、20年3月に株式会社MonotaRO入社。21年サプライチェーンマネジメント部門長、22年執行役としてサプライチェーンマネジメント部門・カスタマーサポート部門を管掌、23年には常務執行役となり、サプライチェーンマネジメント部門・マーケティング部門(現任)・CXマネジメント部門(現任)を管掌。他者の多様な意⾒に⽿を傾け、⾼速で学習し、経営の執⾏に活かすというリーダーシップで24年1月に代表執行役社長に就任。24年3月より取締役兼代表執行役社長。高知県出身。

モデレーター
一般社団法人日本CFO協会
一般社団法人日本CHRO協会
シニア・エグゼクティブ
日置 圭介 氏

税理士事務所勤務から英国留学を経て、PwC、IBM、デロイト、BCGでコンサルティングに従事。デロイトでは執行役員パートナー、BCGではパートナー&アソシエイトディレクターを務めた。2023年3月、独立社外取締役就任を機に、re-Designare合同会社を設立。一般社団法人日本CFO協会/一般社団法人日本CHRO協会シニア・エグゼクティブ、株式会社メドレー社外取締役、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科兼任講師、他、事業会社、メディア企業、ITベンダー、スタートアップなどでもアドバイザーや顧問を務める。ライフワークとして、日本企業が世界で勝ち抜くためのグローバル競争力・経営力の強化に向けた提言活動も推進。経済産業省「グローバル競争力強化に向けたCX研究会」座長(令和5年度)。 著書に、『ファイナンス組織の新戦略』(編著、日本経済新聞出版社、2009年) 、『ワールドクラス の経営』(共著、ダイヤモンド社、2020年)がある。

17:35~18:30 ネットワーキングパーティ(55分間)

※軽食とお飲み物をご用意しております。ネットワーキングの場としてご活用ください。

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。