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人手不足解消? コスト削減? - 今、企業が取り組むべきRPAの真価

[2017/12/18 07:30]伊藤正子 ブックマーク ブックマーク

RPAの現状

ここで小林氏は、RPAの進化を3つの段階で表した図を示した。

RPAの進化

同氏は、「定形作業を自動化する『巨大マクロ』に過ぎない今のRPAは、まだクラス1の段階」だと説明する。今後、AIの実用化が進むことで非定型作業の自動化や、高度な自律化が実現される方向に進んでいくという。

「実務ではOCR(光学文字認識)や紙ベースで行われている処理を自動化していくなかで、よりAI活用が進んでいくと思います。今年度内には、AIOCRの実用的なアプリケーションが登場するでしょう。これまでのOCRでは、認識した画像のなかにミスが混ざるため、それをチェックするのに時間がかかっていましたが、AIOCRではミスが混ざらなくなると言われています」

RPAの導入による恩恵を受けられている業界は、まだ限られている。その代表とも言えるのが金融業界だ。銀行や証券会社、保険会社などでは、RPAの得意とする「複雑だが曖昧な判断が不要な定形業務」が多く、「複数の人員が同じ作業をしている」こと、「人手による作業で発生するミスやリカバリ工数の削減が効果的」といった条件が揃っているためである。

ただし、導入されても人員数は減らないケースも多い。導入効果はあるのだが、ボリュームのあるルーティン業務の多くは既にシステム化されているため、そもそも「それがなくなると10人不要になる」といった業務は残っていないのだ。

RPA導入によって手が空いた時間は、ほかのより高度な判断が必要な業務に割くようになるので、人員の削減には直結しにくい。

「正社員の業務のなかにも、ルーティンで行っているものは多々あるので、そうした部分がロボット化されていけば、正社員の残業は減るかもしれません」

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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