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今こそスマートテクノロジー! 導入で失敗しないためのポイントは?

[2017/05/30 08:30]小池 晃臣 ブックマーク ブックマーク

スマートテクノロジー導入で検討すべきコト

では、ワークプレースへのスマートテクノロジーの導入で失敗しないために、押さえるべきポイントはどこにあるのか。まずは今、現場にあるビジネス課題からスタートし、「どうなっているか」と「どうしたいか」というユーザー視点での成果を目指すことが肝要となる。

「ユーザーの『問題をこう解決したい』という発想に、技術手段を提供するというアプローチが最もチャレンジしやすいでしょう。それには、ユーザー部門に手を挙げてもらい、緊急度、重要度、実現可能性の高さで絞っていくことが効果的です。きっとさまざまなニーズが出てくると思いますが、何から着手するかという判断においては、テクノロジーの視点も必要なので、そこはIT部門が担うことになります」(蒔田氏)

また、テクノロジーで何をどこまでやるのかを考えていくにあたり、まずは既存のプロセス内でのデジタル化から始めることがお薦めだという。なぜなら、場合によっては仕事が変わることでストレスを感じる従業員も多く、それが導入への抵抗感につながることもあるため、大きく業務を変えないところから始めたほうがよいからだ。

「特に『AIの導入』と言うと、『自分の仕事がなくなる』と思われがちなので注意が必要です。AIが担うのは提案レベルの手助けであり、最終的には人が判断・実行するのだということはあらかじめ明言して誤解を招かないようにしたいところです」(蒔田氏)

このように、「人への配慮」をワークプレーステクノロジー導入の重要検討事項とすることが、失敗を回避することにつながる。

「これまで新規テクノロジーの導入では、テクノロジーの理解、方向性、ビジネス影響の見極めを重要視してきました。しかし、これからはテクノロジーと利用環境の理解は大前提となります。さらに『人』に関する考察を深め、『人への影響』を織り込むことが求められるでしょう」と蒔田氏は語る。

新しいテクノロジーで何が改善されるのかを考えるとき、誰がどういう影響を受けるのか、どう業務が変わるのか・変わらないのか、変えたくない人はどうしたらよいのかといった視点はとても大切なものとなってくる。

蒔田氏は「IT部門のビジネスバリューの再定義が必要になるでしょう。業務改革や顧客価値革新といった『成長のIT』への投資は、ユーザー部門の影響力が強い部分です。IT部門は『頼れる存在』となることがますます重要になってきます」と力を込め、まずはできるところから始めることの重要性と、そのためのアプローチを改めて示してセッションを締めくくった。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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