ゼンショーグループのはま寿司がPepper導入、本格的な案内業務活用では初

[2017/02/02 16:57]徳原大 ブックマーク ブックマーク

これまで多く見られた事例は、吉田氏が語ったように販促や集客がメインで、今回のような既存業務システムとのつなぎ込みを行った例は少ない。そもそもPepper for Bizはコンシューマ用途の感情AIを搭載したフリートーク機能を排しており、いわゆる”ビジネスアプリ”を活用するため、小売やサービス業、企業受付業務など細分化されたアプリケーションでの利用がほとんどとなる。

今回の事例についても、はま寿司専用の受付アプリという形になるが、同社が培ってきたシステムとの繋ぎ込みを行った点では確かに”先進的”という印象を受けた。

ただもちろん、はま寿司側も大手を振ってPepperが100点の存在とは見ていない。田邊氏は「期待値、将来的な活用イメージを想像すると40点」と厳しい採点をしているように、課題はある。

例えば、先行実証を行ったウィラ大井店では、導入当初にPepperがハングアップしてしまったり、来店した子供がPepperに激しく触れたことで緊急停止したことがあったそうだ。「現在はブラッシュアップしてサボらないようになった」(田邊氏)。

ただ一方で期待感も大きい。この先行実証がうまく稼働した後に今回の浦和店への導入、プレス発表を決めたそうで、今後も実証結果をもとにさらなる導入と機能改良を予告していた。

「現状は音声対話機能は使わないようにしているが、これではお子さんが『Pepperくん』と話しかけても無視してしまっている状況(苦笑)。もちろん、会話は発展検討段階にあり、待ち時間を持て余しているお客さまを楽しめるようにするのはエンターテインメント性も提供したい私たちの考えとも一致する。また、Pepperは頭部カメラによる顧客属性分析ができることから、Web予約情報などと組み合わせてクーポンやレコメンドなど、多角的な活用は視野に入れている。また、ハードウェアの進化などもあれば、当然座席までの誘導なども出来ればと考えている(現状は受付横の発券機横に固定)」(田邊氏)

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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