人型ロボット「Pepper」の今 - イオンモールが導入1年で気付いた「課題」と「未来」

[2017/01/23 08:00]徳原大 ブックマーク ブックマーク

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イオンモールが期待するPepperの将来像

石井氏はこれらの経験を踏まえ、Pepperの未来をどのように考えているのだろうか。

「実証実験で言えば、準備期間の兼ね合いもあってPepper 1台とWebサイトの組み合わせのみになりましたが、本来は館内にPepperを数台点在させて、わからなくなったら都度Pepperに尋ねるということも検討していました。また、販売促進施策などにも将来的には繋げられたらと考えています」(石井氏)

Pepperには、頭部のカメラセンサーなどから得られた属性データの分析も行えるが、「男女や年齢層の判別データはあるものの、日に数万人のお客さまが来店される中で700名の応対実数ですから、このデータを今は活用しようとは思っていません」と石井氏。Pepperには、あくまで「コミュニケーションロボット」としての役割を果たしてもらうことに重きを置いているようだ。

「もともと、2020年という目標でロボットを活用しようと検討を進めていました。実際に活用して、そのターゲットで完全なコンシェルジュサービスをロボットが提供できるかというと、それはなかなか難しいと思います。ですが、アイコンとしてのロボットや、館内案内という”やれる領域”を深掘りすれば、しっかりと期待した役割を担ってくれると思っています。

Pepper自身への期待という意味では、ハードウェアスペック、特にCPUの強化や、聞き取り性能(マイク性能)の強化は進めてほしいと思います。

ソフトバンクさんとお話している中で常に思っているのは、この環境(イオンモール)でPepperが使い物になれば、他社にも広がるということです。これだけの知見が得られる場所はそうそうありませんし、私たちとしても先陣を切っている自負はある。それは、単純に『Pepperとお客さま』という関係だけでなく、Pepperに関わるオペレーションをこなす『現場の体制』までをしっかりと見ているということです。

コストと人をかけたら、もう少し色々なことはできると思いますが、それでは現場では使えない。そうしたフィードバックもソフトバンクさんには積極的に行っています」(石井氏)

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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