ITで実現するビジネス教育の可能性 - SAPジャパンとOBJが高校生に特別授業

[2016/08/30 15:00]山田井ユウキ ブックマーク ブックマーク

生徒たちが出した結果にスタッフも脱帽!

生徒たちはゲーム開始前にチームで戦略を立て、地域ごとの商品価格と広告宣伝費を入力していく。この時点で表情は真剣そのもの。各チームごとに商品の売行きの予測を立て、戦略を練っていく。

いよいよゲームがスタートする。前述したように1営業日は45秒。売上数や売上額はリアルタイムでどんどん進んでいく。予測よりも売れていないようなら、価格やマーケティング費用を見直し、数値を変更して軌道修正していくというわけだ。

特にこのゲームでは勝負が決まるまでに15分しかないため、すばやい分析と意思決定が求められる。営業がスタートした後もCEOを中心に話し合いを続け、戦略を見直しながらビジネスを進めていく生徒たちの真剣なまなざしが印象的だった。

真剣な表情で売れ行きを見守る生徒たち

20日間を終えてみると、各チームでまったく異なる結果が出ていたのが面白いところ。例えば、薄利多売で売上額を伸ばしながらも在庫切れで利益を出せなかったチームや、マーケティング費用をかけて価格を維持し、結果的に大きな利益を出したチームなどだ。

しかし、利益額の大小はあれど、5つのチームはいずれも赤字に陥ることはなく、健全な経営を実現していた。この結果にはSAPジャパンのスタッフも「5チームで勝負すると、大抵1つは赤字で終わるチームがあるのですが、これは非常に優秀な結果です」と舌を巻いた。

SAPジャパンスタッフも「非常に優秀な結果」と絶賛

SAPジャパンによると、今回のようなセッションを高校生を対象に実施するのは初めての試みだという。「こうしたビジネス教育はどうしても東京が有利になりがちだが、今後はこうした取り組みを通じて地域格差を埋めていけたら」というスタッフの言葉からは、強い意気込みが感じられた。ITは、教育にどのような変革をもたらすのか。これからの展開に期待したい。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

もっと知りたい!こちらもオススメ

教育界の黒船、日本で本格展開を目指すGoogle for Education

教育界の黒船、日本で本格展開を目指すGoogle for Education

Gmailに代表されるGoogleの法人向けアプリケーション群「Google Apps for Works」は、Webやモバイルアプリ上ですべての作業を完結出来るだけでなく、"コラボレーション"を念頭に置いて開発が行われている。

関連リンク

この記事に興味を持ったら"いいね!"を Click
Facebook で IT Search+ の人気記事をお届けします
注目の特集/連載
[解説動画] Googleアナリティクス分析&活用講座 - Webサイト改善の正しい考え方
[解説動画] 個人の業務効率化術 - 短時間集中はこうして作る
ミッションステートメント
教えてカナコさん! これならわかるAI入門
知りたい! カナコさん 皆で話そうAIのコト
対話システムをつくろう! Python超入門
Kubernetes入門
AWSで作るクラウドネイティブアプリケーションの基本
PowerShell Core入門
徹底研究! ハイブリッドクラウド
マイナビニュース スペシャルセミナー 講演レポート/当日講演資料 まとめ
セキュリティアワード特設ページ

一覧はこちら

今注目のIT用語の意味を事典でチェック!

一覧はこちら

会員登録(無料)

ページの先頭に戻る