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トレンドマイクロが語った、ランサムウェア「WannaCry」についてわかっていること

[2017/05/15 20:53]徳原大 ブックマーク ブックマーク

もう一つ、岡本氏が語った重要な内容が「週末と今日(月曜日)で拡散傾向に大きな違いはなかった」という点だ。一般的に標的型攻撃やばら撒き型攻撃の場合、企業が活動する平日の昼間を中心に攻撃が拡大する。ただ前述の通り、メール攻撃の拡大は認められず、Web経由でも攻撃は拡大していない。

もちろん、トレンドマイクロが怪しい日本語メールを習得できていない可能性はあるものの、同社の国内シェアは非常に高く、その可能性は低いとみられる。IPAが14日の日曜日にわざわざ記者会見を開いた理由は、一般的なメール攻撃が到来するという予測があったと推察されるだけに意外な状況となっている。

繰り返しにはなるが、本質的なランサムウェア対策は「OSやソフトウェア、セキュリティソフトは常に最新の環境に更新する」ことであり、「少しでも怪しい日本語のメールは開かない」ことが鉄則だ。もちろん、日本語の不審なメールは日増しに高度化しており、テンプレ化しているため見分けが付きにくいという問題もある。

だからこそセキュリティ担当者が防げる手立ては可能な限り打つ必要がある。社内システムの検証といった兼ね合いはあるにせよ、新たなセキュリティソリューションを導入するよりも「常に最新の環境を」という方策が一番簡単な対策であることを忘れてはいけない。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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