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東京ガスで電気を契約するときのメリットやデメリットを解説!高すぎると噂の料金プランも紹介

東京ガスの電気のメリットとデメリット

東京ガスはガスだけでなく電気も取り扱っており、セットで契約可能です。

初めての転勤や進学で引っ越す際の電力会社選びで、東京ガスが候補に挙がる人もいます。

家庭状況に合った電気の契約をしたいと考え、乗り換え先として選ぶ人も少なくありません。

しかし「ガス会社なのに電気を利用しても大丈夫?」「東京ガスの電気代は安い?」と不安の声も寄せられます。

本記事では、東京ガスで電気を契約するときのメリットやデメリットについて紹介します。

東京ガスの電気料金プラン、東京電力と比較した電気代についても詳しく解説しました。

東京ガスで電気を契約する前に確認し、家庭に合うかチェックしてから申し込みましょう。

目次

東京ガスで電気もまとめて契約するメリット7つ

東京ガスで電気を契約すると、豊富なプランから自分に合うものを選択できるなど、様々なメリットがあります。

東京ガスで電気とガスをまとめて契約するメリットは以下の7つです。

  • 対象プランの新規申込で基本料金1ヶ月無料
  • 電気とガスのセット割でお得
  • MyTOKYOGASで使用量や請求額を確認可能
  • 自社発電所があり安定供給可能
  • 環境に優しい電気プランを選べる
  • 都市ガス事業で世界トップクラスの実績がある
  • 違約金や解約金がない

東京ガスは電気を安く提供できる仕組みを形成しており、自分の生活スタイルは変えずにコスト削減を期待できます。

新規申込で基本料金が1ヶ月無料になり、解約金や違約金もないので、初めての人でも気兼ねなく使いやすいです。

ガス事業で実績のある企業のサービスで自社発電所もあり、電気の安定供給も期待できます。

自分にとってメリットが大きければ東京ガスの電気を契約しましょう。

基本プランかずっとも電気3の新規申込で基本料金1ヶ月無料

東京ガスの電気は、以下のいずれかのプランへ新規申し込みすると、基本料金が1ヶ月無料になります。

  • 一般家庭向けの基本プラン
  • 電力量料金が季節で変動するずっとも電気3

電気代の基本料金が1ヶ月無料になる条件は以下の通りです。

  • 2023年4月1日以降に、東京ガスの電気契約を指定の方法で新規申し込みする
  • 電気の使用開始日が2023年1月1日以降かつ申し込みから6ヶ月以内である

(参照:電気代基本料金無料|東京ガス

指定の申し込み方法については、公式サイトで明記されていません。

1ヶ月無料の適用を受けたい人は、事前に問い合わせてから申し込みましょう。

無料期間は、初回電気検針の日から2回目の電気検針日前日までの1ヶ月です。

東京ガスの電気代は、基本料金と燃料調整額で反映された電力量料金の合計に、再生可能エネルギー発電促進賦課金が加算されます。

基本料金無料の期間は、電力量料金と再生可能エネルギー発電促進賦課金のみが請求されるため、費用を抑えられます。

毎月割引されるセット割は割引適用外です。

1人暮らしを始める人や今の電力会社から乗り換える人は、条件を満たして申し込み、割引の適用を受けましょう。

電気とガスのセット割で毎月の料金がお得

電気とガスをセットで契約すると、毎月の電気料金から0.5%割引されます。

電気代から割り引かれるので、「暖房はエアコンが中心」「在宅している時間が長く電気の使用量が多い」といった家庭は節約効果が大きい傾向です。

電気とガスを一緒に支払えるので、管理が楽になるだけでなく支払い状況の把握も簡単。

万が一トラブルが発生した場合も、問い合わせ場所に迷わず連絡できます。

東京ガスは、サービスの利用ごとにポイントが加算されます。

セット割を利用すると効率よくポイントを貯められるため、日々発生する公共料金の支払いをお得にしたい人は東京ガスを選びましょう。

ガスと電気のセット割が適用できる条件

セット割を適用できる条件は以下の通り。

  • 東京ガスの都市ガスと電気を同じ場所で使用する
  • 都市ガスと電気の契約者が同じである
  • ガス料金と電気料金を合算して支払いできる

(参照:ガスと電気をまとめておトクな「ガス・電気セット割」

割引を受けるには、電気とガスを同じ場所で使用する必要があります。

電気とガス両方の供給可能エリアに住んでいる人が対象です。

割引対象のプランは基本プランとずっとも電気3のみなので、割引を受けるなら指定のプランに申し込みましょう。

都市ガスと電気の契約者名が同じである点も、割引適用の必須条件です。

例えば2人暮らしでガスと電気を別名義で契約していると、同じ場所に住んでいても割引対象になりません。

ガスと電気を合算して支払いできるときに限り割引対象となるため、複数人で住んでいるなら支払い元を同一にしましょう。

myTOKYOGASで使用量や請求額を簡単に確認できる

東京ガスのWeb会員サービス「myTOKYOGAS」を利用すると、使用量や請求額を簡単に確認でき、家計の見直しがしやすいです。

過去2年分の使用量や請求額を簡単にチェックできるため、電気代の使いすぎや季節に応じた料金の変動を把握できます。

myTOKYOGASに会員登録しておくと、サービスの利用状況に応じて東京ガス独自のポイントが溜まります。

付与されるポイント数は以下の通りです。

ポイントの種類 付与されるポイント数
料金・使用量確認ポイント ガスや電気の使用量を確認してエントリーすると月に1回50ポイント
ガス料金連動ポイント ずっともガスの契約でガス料金1,000円ごとに5ポイント
ガス・電気セットポイント ガスと電気のセット契約で
毎月のガス料金1,000円ごとに15ポイント

ガスのみの契約だと1,000円につき5ポイント付与されるところ、ガスと電気をセットで契約すると15ポイント貯まります。

月にガスを5,000円利用する人なら、電気とのセット利用で50ポイント多く獲得可能。

溜まったポイントは、dポイントや楽天ポイントなど提携ポイントに交換可能です。

LINE連携すれば、LINEからでも簡単にガスや電気料金を確認できます。

料金確定のお知らせや、最新の電気ガス料金の確認をワンタップでできるため、日頃から使用量を見て節約意識を高めたい人にぴったりです。

myTOKYOGASの会員サイト内では、契約情報の確認や使用量実績をPDFでダウンロードできます。

すぐに見返せるようデータを保存しておきたい人や、印刷して手元に残したい人におすすめのサービスです。

サポート窓口での問い合わせも手軽にできるので、Web会員サービスを活用して電気やガスを快適に使用したい人も東京ガスの電気を利用しましょう。

自社発電所を持っているので供給が安定している

東京ガスは、自社で燃料調達して発電から販売まで取り扱っているため、供給が安定しています。

東京ガスグループの火力発電所は、以下の4か所です。

  • 株式会社東京コルザパワー
    ・茂原パワーステーション
    ・椎の森パワーステーション
  • 川崎天然ガス発電株式会社
  • 株式会社扇島パワー

(参照:電源について|東京ガス

電気はガスと異なり貯蔵できないため、需要に応じて発電する必要があります。

東京ガスグループでは発電所を供給エリアの近くに設置し、送電時のロスを軽減させている点がポイント。

発電所運営の効率化も目指し、コスト削減に取り組んでいます。

家庭向けから業務用まで幅広いニーズに対応できるよう、長期的に事業拡大する目標を掲げて事業を運営。

今後の成長も期待できる堅実な会社の電力を利用したい人は、東京ガスで電気を契約しましょう。

環境に配慮した電気プランを選択可能

東京ガスでは、環境に配慮した「さすてな電気」プランを選択可能です。

さすてな電気は、東京ガスが「非化石証書」を購入してCO2排出量を実質ゼロにしつつ、東京電力のスタンダードプランと同等の料金で提供しているプランです。

「非化石証書」とは、太陽光や風力発電など、再生可能エネルギーが持つ環境的な価値が与えられたものを指します。

通常のプランと同様に、燃料費調整制度が反映された電力量料金で提供されています。

さすてな電気供給エリアは、東京電力供給エリアの以下1都8県です。

  • 茨城県
  • 栃木県
  • 群馬県
  • 埼玉県
  • 千葉県
  • 東京都
  • 神奈川県
  • 山梨県
  • 静岡県(富士川以東)

(引用元:さすてな電気 よくある質問|東京ガス

「環境に優しい電気」と聞くと、有事の際に停電になりやすいイメージを持つ人もいます。

さすてな電気は電力会社の送電網を使って届けられるため、電気の品質や信頼性は他のプランと変わらず安心。

東京ガスが提供しているガスを利用していない人でも申し込み可能です。

「環境に優しい生活をしたくても個人では何をしていいか分からない」といった人でも、さすてな電気のプランを契約するだけで貢献できます。

SDGsをアピールしたい法人も、余計な出費なしで環境への配慮をアピールできるのが嬉しいポイントです。

環境に配慮した電気を利用したい人は、さすてな電気に申し込みましょう。

都市ガス事業で世界トップクラスなので安心感がある

東京ガスは、日本で初めてLNG(液化天然ガス)を導入した会社で、都市ガス事業において世界トップクラスの実績を誇っています。

世界からLNGを調達し、ガスだけでなく電気も家庭から企業まで幅広く供給しています。

都市ガスの国内販売シェア数は、約32%と国内NO.1の実績です。
(参考:はやわかり東京ガス | 基本情報・経営戦略 | 東京ガス

2000年からはNTTアノードエナジーや大阪ガスと共同出資し、株式会社エネットとして安定した電力を供給してきました。

現在は東京ガスとしての電気販売でもシェアを伸ばしており、2024年3月末時点で、新電力トップの販売成績です。
(参考:はやわかり東京ガス | 基本情報・経営戦略 | 東京ガス

東京ガスは、安定した供給を実現するために、長期契約や様々な調達先を確保する工夫を実施。

東京ガスのLNGネットワークは、東南アジアやオーストラリアを始め、世界各地に調達先があります。

電気やガスの調達だけでなく、製造や供給に関しての安全性にも力を入れている点が東京ガスグループの特徴です。

例えば自社で保有している火力発電所は、巨大地震にも十分耐えられるように、安全性の高い設計で造られています。

万が一地震などの災害で電気の供給が遮断されても、ガス導管を環状化しているため、迂回ルートを使用してガスの提供が可能です。

災害時の安全性や供給までの復興の早さから、オフィスや工場での利用拡大にもつながっています。

有事への備えも万全な、安定感ある会社の電気を利用したい人は、東京ガスを利用しましょう。

違約金や解約金が0円で負担がない

東京ガスは違約金や解約金が基本的にかからないため、転勤や異動が多い会社員でも気軽に契約できます。

最低契約期間の縛りもないので、短期間での引っ越しを予定していても安心して利用可能です。

解約や契約内容の変更は、基本的にWebサイトから24時間いつでも手続きできます。

電話で長時間待たされる心配はなく、夜遅くなっても手続きができ、忙しい平日でもスムーズ。

ただし以下のときは電話での受付となるため、時間を取って連絡しましょう。

  • ガスと電気を契約しておりいずれかのみの解約する
  • 契約して使用開始日前日に取り消しを行う

急な転勤や配置転換で引っ越しが必要になっても、余計な費用負担なく解約できる点は大きなメリットです。

数年単位での異動が想定される会社員や、卒業後に引っ越し予定の学生も、使用期間を気にせず申し込みましょう。

東京ガスで電気を利用するときに起こるデメリット3つ

東京ガスでの電気の契約時には、いくつか注意すべき点やデメリットになり得る点があります。

東京ガスで電気を利用するときに起こる可能性のあるデメリットは、主に以下の3つです。

  • 燃料調整額の上限がないので、高額になる場合もある
  • 電気の供給エリアが限定されており、住宅によっては利用できない
  • セット割で安くなるのは電気代のみ

東京ガスの燃料調整額には上限がありません。

燃料調整額は、電気代に上乗せして請求される、燃料調達に必要なコストを調整する目的のお金です。

電気の供給エリアが限定されているので、地域によってはそもそも利用できません。

セット割で安くなるのは電気代のみなので、電気代が高くつくと節約効果が期待できない可能性もあります。

とはいえ、供給エリアが限定されていたり、燃料調整費による高騰は他の電力会社でも起こり得ます。

どれだけ安く済むかは生活リズムや電力使用量によって異なるので、必ずシミュレーションしてみましょう。

燃料費調整額の上限がないので高額になる可能性もある

東京ガスは燃料費調整額に上限がないため、上限を設けている会社と比べて電気代が高額になる可能性があります。

東京ガスでは、提供しているすべての電気料金プランに「燃料費調整制度」を採用しています。

燃料費調整制度は、発電に使われる以下の燃料価格が変動した分を、月々の電気料金に反映させる制度です。

  • 原油
  • 液化天然ガス
  • 石炭

発電に使う燃料価格は、為替レートや市場の動きによって日々変動し、燃料価格が高くなると電力会社の負担が大きくなります。

電力会社が経営破綻すると電気の供給ができなくなるため、電力会社を守る仕組みとして導入されました。

燃料価格が高くなると高くなった金額が電気料金に反映され、利用者の月々の支払いも高くなります。

東京ガスは、基準燃料価格を1klあたり86,100円に設定しています。

基準を超えると差額が電気料金に加算され、逆に基準を下回ると差額が引かれる仕組みです。

燃料価格が高騰すると通常よりも支払いが多くなるケースもあります。

東京ガスで電気を契約するなら、燃料費調整額も含めて料金をシミュレーションし、電気料金を比較しましょう。

電気の供給エリアが限られており一部集合住宅は利用できない

東京ガスの電気は供給エリアが限られているため、住む地域や入居予定の建物によっては利用できません。

マンションやアパートなどの集合住宅では、物件全体で電気をまとめて契約しているケースがあります。

建物全体での一括契約は、通常と異なる方法で電力の供給をしているため、住民が個別に東京ガスの電気を契約できません。

引っ越しを予定している地域や入居先の建物で東京ガスの電気が利用可能か、事前に確認しておきましょう。

東京ガスでは、電気とガスを一緒に契約すると料金が割引になるセット割を提供しています。

ただし、電気とガスでは供給エリアが異なるので、セット割を希望する人はガスの供給エリアも確認しましょう。

供給エリアは関東の9都県

東京ガスの電気供給エリアは、以下の9都県です。

  • 東京都
  • 神奈川県
  • 埼玉県
  • 千葉県
  • 茨城県
  • 栃木県
  • 群馬県
  • 山梨県
  • 静岡県(富士川以東)

(引用元:東京ガスの電気供給エリア|東京ガス

東京ガスは東京周辺の地域に限定して電気を供給しており、離島は対象外です。

山梨県と静岡県はガスの供給エリア外で、セット割での契約はできません。

東京都周辺に住んでいる人は、ガストセットで利用するのがお得です。

関東に移住予定の人や関東で電気会社を乗り換えたい人は、東京ガスや電気の利用を検討しましょう。

セット割で安くなるのは電気代のみ

電気とガスのセット割は、電気代のみ安くなり、ガス料金は割引対象外です。

セット割を利用すると、電気料金の基本料金と電力量料金の合計額(税込)に、0.5%を乗算した額が毎月割引されます。

例えば、月々の電気料金が10,000円の場合、割引額は50円です。

燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金は割引対象になりません。

割引対象が電気代に限られるため、以下の条件にあてはまる人は、想定より節約効果を感じにくい可能性があります。

  • 電気の使用量が少なく、ガスを頻繁に使う
  • 調理や給湯でガスを多用する
  • 冬場は暖房をガスファンヒーターで賄う

セット割の効果を正確に把握するために、現在の電気使用量から具体的な割引額をシミュレーションしましょう。

逆に、毎月の電力消費量が多い家庭は割引も多く受けられます。

オール電化や在宅ワークで日頃から電気をよく使用する人は、電力ガスのセット割を活用しましょう。

東京ガスは電気料金プランが豊富で4種類から選べる

東京ガスは電気料金プランが4種類あり、居住人数やライフスタイルに合わせて自分に合ったプランを検討できます。

  • 基本プラン
  • さすてな電気
  • 時間帯別プラン
  • ずっとも電気3

基本プランは電気の使用量が少ない1人暮らしの人も契約しやすいプランです。

さすてな電気は、環境に配慮した電気を使いたい人にぴったり。

時間帯別プランは夜間の電気代を抑えたプランで、オール電化の家庭に向いています。

すっとも電気3は電気の使用量が多い家庭向きのプランです。

プランによって料金や特徴が異なるため、自分の使う電力量や電気の使用量が多い時間帯を考慮して選択しましょう。

1人暮らしにもおすすめな基本プラン

基本プランは、契約電流が10〜60A、もしくは契約容量が6〜50kVA未満のプランです。

項目 単位 料金(税込)
基本料金(1か月あたり) 契約電流 10A 1契約 295.24円
15A 442.86円
20A 590.48円
30A 885.72円
40A 1,180.96円
50A 1,476.20円
60A 1,771.44円
契約容量 1kVA 295.24円
電力量料金 第1段階料金 120kWhまで 1kWh 29.90円
第2段階料金 120kWhを超え300kWhまで 35.41円
第3段階料金 300kWhを超えたもの 37.48円

(引用元:電気料金メニュー「基本プラン」|東京ガス

基本プランは東京ガスが提供するプランの中で最もスタンダードなため、迷う人は基本プランがおすすめです。

東京ガスのガスも利用している人は、付帯メニューの「ガス・電気セット割(定率B)」を利用できます。

付帯メニューの割引が適用され、基本料金と電力量料金を含めてもマイナスになったときは、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」のみ支払いが発生します。

まったく使用していない月の基本料金は通常の半額となり、無駄な出費を抑えられるのもポイント。 

「1ヶ月程度の海外出張に行く」「夏休みの帰省で長期間家を空ける」といった人でも契約しやすいです。

オンライン手続きも可能で、手続きに時間を割く必要もありません。

家族で利用する際はもちろん、1人暮らしや事務所・マンションの共用部など、使用量が多くない人は基本プランを選びましょう。

環境にも優しいさすてな電気

電気の使用によって排出されるCO2を少しでも減らしたい人には、さすてな電気が向いています。

契約種別 単位 料金(税込)
さすてなでんき・A契約タイプ
(東京電力エリア)
基本料金 10A 1契約 295.24円
15A 442.86円
20A 590.48円
30A 885.72円
40A 1,180.96円
50A 1,476.20円
60A 1,771.44円
電力量料金 第1段階料金 120kWhまで 1kWh 30.00円
第2段階料金 120kWhを超え300kWhまで 36.60円
第3段階料金 300kWhを超えたもの 40.69円
最低月額料金 1契約 321.42円
さすてなでんき・kVA契約タイプ
(東京電力エリア)
基本料金 1kVA 295.24円
電力量料金 第1段階料金 120kWhまで 1kWh 30.00円
第2段階料金 120kWhを超え300kWhまで 36.60円
第3段階料金 300kWhを超えたもの 40.69円

(引用元:さすてな電気電気料金について|東京ガス

さすてな電気は、東京ガスが持続可能な社会に向けて取り組んでいる事業活動の一環として取り入れられています。

CO2排出量が実質ゼロの実質再生可能エネルギーを利用できるだけでなく、新規契約ごとに苗木を1株ずつ植林していく取り組みも実施。

1契約につき1,000円を環境保全活動に寄付する仕組みもあり、利用者が間接的に環境貢献に携われるシステムが魅力です。

さすてな電気に関わる直近の活動として、2023年3月12日には「海岸防災林」を復活させるための植林が実施されました。

植樹は東日本大震災の津波で被害にあった蓮沼海岸で行われ、2,000本のクロマツの苗木を植えています。

普段の生活から環境に配慮したい人は、さすてな電気を契約しましょう。

オール電化なら時間帯別プランで節約できる

電力の小売全面自由化が始まった2016年以降、オール電化住宅に住んでいる人は、時間帯別プランを利用できます。

請求内容 時間帯 金額(税込)
基本料金(10Aにつき) 292.28円
電力量料金(1KWh) 午前6時〜翌午前1時 35.60円
午前1時〜午前6時 27.77円

(引用元:オール電化向け料金メニュー<時間帯別プラン>|東京ガス

時間帯別プランは、基本料金と電力量料金の合計が請求金額となります。

時間帯によって電力量料金が異なり、夜間の電気が安いプランです。

オール電化の家庭に導入されているエコキュートや蓄熱式暖房機は夜間に稼働する仕組みのため、時間帯別プランを選ぶと出費を抑えられます。

東京電力エナジーパートナー(株)のスマートライフS/Lからオール電化プランに切り替えると、年間約1,800円節約可能です。

利用申込以外の切り替え手続きは原則不要で、オンラインで簡単にできます。

オール電化の家庭や、日中は仕事や用事で自宅にいる時間が短い人は、時間帯別プランで電気代を節約しましょう。

モーターや大型エアコンを使うならずっとも電気3

ずっとも電気3は、モーターや大型エアコンがあり電力を多く使用する人に有用なプランです。

単位 料金(税込)
基本料金(1ヶ月あたり) 1kW 1,053.76円
電力量料金 第1段階料金 [契約電力×130]kWhまで 1kWh 夏季 27.34円 その他季 25.77円
第2段階料金 [契約電力×130]kWhを超えたもの 1kWh 28.83円 28.71円

(引用元:電気メニュー「ずっとも電気3」|東京ガス

ずっとも電気3は基本料金が高めの代わりに、電力使用量が130kWhを超えても最大28.83円で済みます。

基本プランでは電力の使用量によっては30円を超えるため、電気の使用量が多いならずっとも電気3なら負担を軽減できる可能性も。

東京ガスで電気とガスの両方を契約している人はセット割を適用でき、さらにお得に利用できます。

契約電力は0.5kW以上、原則50kW未満が対象です。

基本プランと同様、電気をまったく使わないと基本料金が半額になります。

事務所や工場、マンションなどで多くの電気を利用するならずっとも電気3を契約しましょう。

東京ガスの電気代は東京電力と比べて高い?世帯別に比較

東京電力は東京ガスと供給範囲が重なっているため、電気料金を比較されるケースが多いです。

東京ガスと東京電力のどちらがお得か、東京ガスの基本プランと、東京電力の従量電灯Bプランの料金を比較した結果は以下の通りです。

単位 東京ガスの電気料金(税込) 東京電力の電気料金(税込)
基本料金(1か月あたり) 契約電流 10A 1契約 295.24円 311.75円
15A 442.86円 467.63円
20A 590.48円 623.50円
30A 885.72円 935.25円
40A 1,180.96円 1,247.00円
50A 1,476.20円 1,558.75円
60A 1,771.44円 1,870.50円
契約容量 1kVA 295.24円 328.08円
電力量料金 第1段階料金 120kWhまで 1kWh 29.90円 29.80円
第2段階料金 120kWhを超え300kWhまで 35.41円 36.40円
第3段階料金 300kWhを超えたもの 37.48円 40.49円

(引用元:電気料金メニュー「基本プラン」|東京ガス従量電灯B・C|電気料金プラン|東京電力エナジーパートナー株式会社

各世帯の電力使用量の目安は、東京都環境局の「家庭におけるエネルギー使用状況」より算出しています。

燃料費調整単価は各会社が出す2025年1月時点の金額、再エネ賦課金は2024年4月〜2025年4月の電気料金に適用される金額で算出しました。

1人暮らしは月の電力使用量が120kWhを超えると東京ガスがお得

1人暮らしで月の電力使用量が120kWhを超える可能性がある人は、東京ガスを利用しましょう。

120kWhは、生活に必要な冷蔵庫や調理器具を使用し、娯楽でPCやテレビを数時間使用している、1~2人暮らしの電気使用量相当(1ヶ月)です。

夜間含め自宅にいる時間が少なく、家電を使用する機会もあまりない人は、120kWh以下で済む可能性があります。

使用するアンペアは30A、電気使用量150〜300kWhを目安として算出した電気代は以下の通りです。

項目/会社 東京ガスの電気料金
(税込)
東京電力の電気料金
(税込)
基本料金 30A 885.72円 30A 935.25円
電力量料金
(円/kWh)
第1段階料金 ~120kWh 29.90円 ~120kWh 29.80円
第2段階料金 121kWh~300kWh 35.41円 121kWh~300kWh 36.40円
燃料費調整単価 -6.51円 -6.33円
再エネ賦課金 3.49円 3.49円
電気代の目安 料金の差額
(東京ガス基準)
150kWhの料金(30A) 5,083.02円 5177.25円 94.23円
200kWhの料金(30A) 6702.52円 6855.25円 152.73円
300kWhの料金(30A) 9941.52円 10211.25円 269.73円

1人暮らしの電力使用量の目安を下回る120kWhまでは、1kWhあたりの料金が東京ガスは29.90円、東京電力は29.80円と東京電力が少し安いです。

基本料金は東京電力の方が高いため、総額にすると大きな違いは出ない結果に。

家を留守にする機会が多い人や、普段から節電を意識してあまり電気を使わない人は、どちらの契約でも料金に大きな差はありません。

120kWhを超えると東京ガスの料金が安くなるため、一般的な生活スタイルの人には東京ガスの電気の利用がお得です。

2人暮らしは月の電力使用量が増えるほど東京ガスで節約率アップ

2人暮らしは冷暖房や家電の使用によって電気代が増える傾向にあるため、東京ガスの電気を選べば無理なく家計の負担を軽減できます。

使用するアンペアは50A、電気使用量200〜350kWhを目安として算出した電気代は以下の通りです。

項目/会社 東京ガスの電気料金
(税込)
東京電力の電気料金
(税込)
基本料金 50A 1,476.20円 50A 1,558.75円
電力量料金
円/kWh
第1段階料金 ~120kWh 29.90円 ~120kWh 29.80円
第2段階料金 121kWh~300kWh 35.41円 121kWh~300kWh 36.40円
第3段階料金 300kWh以上 37.48円 300kWh以上 40.49円
燃料費調整単価 -6.51円 -6.33円
再エネ賦課金 3.49円 3.49円
電気代の目安 料金の差額
(東京ガス基準)
350kWhの料金(50A) 12,255.00円 12,717.25円 462.25円
450kWhの料金(50A) 15,701.00円 16,482.25円 781.25円
600kWhの料金(50A) 20,870.00円 23,712.25円 2,842.25円

4人暮らしの家庭は、一軒家で部屋数も多い傾向にあり、各部屋の照明や冷暖房を使用するため電気代の使用量が増加します。

人数の増加によって電化製品の使用頻度や稼働時間も長くなり、電力使用量が大きくなるのに比例して電気代も高くなります。

東京ガスの電気料金プランであれば、電気を使うほど割引率が高くなるため、家族が多い家庭にピッタリです。

350kWh利用時には約460円の差ですが、600kWh利用する家庭なら東京電力と比較して約2,800円負担を軽減できます。

4人暮らし以上の家庭は、東京ガスを選びましょう。

東京ガスで電気を利用するのがおすすめな人の特徴

東京ガスはプランが豊富なため、生活スタイルに合わせたプランを選択できれば日々の出費を抑えられ、節約につながります。

東京ガスで電気を利用するのがおすすめなのは、以下の条件にあてはまる人です。

  • 信頼度が高い企業を利用したい
  • 電気の利用で社会貢献したい

東京ガスはガス事業で知名度が高く、「新電力に興味はあっても不安」といった人でも利用しやすいです。

環境に配慮したプランもあり、日々の生活の中で社会貢献したい人にも向いています。

いずれかに当てはまる人は、東京ガスで電気を契約しましょう。

信頼度が高い企業の電気を利用したい

東京ガスは、都市ガスの国内シェアNO.1のため、信頼度が高い企業で電気を利用したい人にピッタリです。

130年以上にわたってガス事業を展開しており、長年の実績や経験から、全国各地にある取引先の多様化や長期契約を重視し、安定して供給するシステムを作っています。

最近よく宣伝されている新電力の会社は、電力やガス事業をスタートして10年も経っていない会社が多い傾向。

歴史のある会社と比べて利用者の口コミや長期間の使用感がなく、本当に信用できるか分からないのがデメリットです。

東京ガスは歴史のある会社なので、新しい会社とあまり契約したくない人は東京ガスが向いています。

災害の教訓を活かして、緊急時の対策に力を入れている点もポイントです。

専用のお客さまサイトもあってサポート体制が整っており、安心して利用できます。

電気やガスの安定供給を第一に考えて契約したい人も、東京ガスを利用しましょう。

電気の利用を通じて社会貢献したい

東京ガスは、事業活動として地域社会と共に生物多様性保全活動に取り組んでいるため、社会貢献したい人におすすめです。

東京ガスグループは、以下のサステナビリティ推進の考えのもと、SDGs達成への貢献を目指して活動しています。

事業活動を通じた社会課題の解決によって社会価値および財務価値を創出し、永続的な企業経営を行うことで、持続可能な社会の実現に貢献していくこと

引用元:SDGs達成への貢献 | サステナビリティ | 東京ガス

多様なSDGsへの取り組みを行っており、CO2排出量削減や環境に配慮した料金プランの提供もしています。

心身の健康づくりや住みやすい街づくりなど、幅広い分野からアプローチしている点が特徴です。

東京ガスの電気利用によって、東京ガスグループが行う様々な活動を間接的に応援できます。

毎日の生活が、社会をより良くする活動につながる実感を持ちたい人は東京ガスで電気を契約しましょう。

東京ガスで電気を契約するときの流れと申込方法

他社から切り替えて電気を契約するときに不安になるのは、手続きの方法です。

東京ガスは申し込みが簡単で、他の電力会社からの切り替えであれば、面倒な手続きはほとんど発生せずに完了できます。

引っ越し先でも利用するなら、申し込み画面で以下の項目を入力するだけで手続きが可能です。

  • 名前や電話番号などの契約者情報
  • 電気の使用場所の情報
  • 使用開始日時
  • 供給地点特定番号またはメーター計器番号の確認

東京ガスで新たに電気を契約するなら、Webからの申込みが便利です。

電話で確認したい内容がなければ、Webサイトから10分ほどで済む申し込みを済ませましょう。

東京ガスのWebサイトか電話で申し込む

電気の契約は東京ガスのWebサイトか電話で申し込めます。

Webサイトなら、入力自体も約10分ほどで24時間いつでも手続きできるのがメリットです。

使用場所は変わらず電力会社を他社から東京ガスに変更するなら、東京ガスが切り替えの手続きをしてくれるため、他社への解約手続きが必要ありません。

手続き前の確認事項は以下の3つです。

  • 契約者本人による申し込みか
  • 東京ガスの電気供給エリアか
  • 電力会社の使用量(契約内容)がわかる検針票を用意できているか

申し込みを行う際は、まず現在の契約状況や東京ガスのガスを利用しているか確認します。

東京ガスで既にガスを利用している人が新しく電気を契約するときは、セット割が適用されます。

契約中の人は東京ガスのお客さま番号を控えておくとスムーズです。

引っ越しのタイミングで電話で新規申し込みを行うなら、電気メーターの計器番号もしくは供給地点特定番号が求められます。

今利用している契約会社の検針票がないときは、マイページで確認しましょう。

契約内容を確認したら、Webや電話で申し込みに必要な項目を伝えます。

申し込みが終わったら東京ガスが手続きを進めるので、連絡があるまで待ちましょう。

引っ越しをきっかけに他社から東京ガスへ電気を切り替えるなら、引っ越し前に他社指定の方法で電気の停止手続きを行う必要があります。

スマートメーターがない場合は交換日程を調整する

同じ場所で切り替えて電気を契約する際に、スマートメーターが設置されていなければ、送配電事業者から交換日程の連絡があります。

スマートメーターは、停電や立ち会いなしで交換できるため、忙しい人でも問題なく対応可能です。

ただし、スマートメーターの設置状況等やむを得ないときは5分程度、低圧電力用メーター交換なら15分程度の停電工事となるケースもあります。

停電工事が必要なら事前に一般送配電事業者から連絡があるため、スケジュールを確認して日程を調整しましょう。

引っ越し先にスマートメーターが設置されているときは、電気メーターの特定や契約電流の確認ができないと手続きを進められません。

電気使用開始日に使用できない可能性もあるため、電気メーターの計器番号を確認して東京ガスの窓口に電話しましょう。

切り替え手続き後に東京ガスの電気の利用を開始する

手続きが完了した後の電気検針日から、東京ガスの電気が利用できます。

通常、手続きには申し込みから1〜2か月程度必要です。

「夏までに利用を開始したい」「引っ越し先で使いたい」といったときは、余裕を持って申し込みを済ませましょう。

スマートメーターの切り替えが済んでいなければ、機器の交換完了まで切り替わりません。

メーターの設置状況によって切り替えのタイミングが異なるため、スマートメーターの設置状況を把握しておきましょう。

東京ガスの電気利用に関して気になるよくある質問

東京ガスの電気利用に関してのよくある質問は以下の通りです。

  • 電気とガスのセット割を利用すると支払いをまとめられる?
  • 請求書は毎月どこで確認できる?
  • 契約後のプラン変更はできる?
  • 今後値上げの予定はある?

東京ガスの電気利用を検討していると、請求や契約後の変更が気になるとの声もあります。

手続きにおいて事前準備が必要なものもあるため、確認しておきましょう。

東京ガスで電気とガスをまとめると支払いもまとめられる?

東京ガスで電気とガスの両方を契約するなら、支払いもまとめられます。

以下のいずれの方法でも、一括での支払いに対応しています。

  • クレジットカード払い
  • 口座振替
  • 払込書払い

まとめて支払えば、手間が省けるだけでなく家計を管理しやすくなるのがメリットです。

電気とガスのセット割が適用され、月々の請求も安くなるため節約にもつながります。

セット割はオンラインで簡単に申し込みでき、東京ガスの会員サイトで契約内容や月々の請求を確認可能です。

引っ越し先でも東京ガスの電気を使える?

東京ガスの電気供給エリア内なら、引っ越し先でも継続して利用できます。

エリア内での引っ越しは、東京ガスのWebサイトから停止の手続きと引っ越し先の開始手続きを簡単にできます。 

電気供給エリア外への引っ越しするなら、停止のサービスを選択して解約の手続きをした後、開始手続きの項目は「なし」を選択して完了です。

エリア外の引っ越し先では、地域の電力会社や別の新電力に別途申し込みが必要です。

使用量が増えたらプラン変更できる?

使用量が増えたときは、プラン変更も可能です。

プラン変更の手続きは、東京ガスのオンラインもしくは電話でできます。

電気料金メニューの変更申請を行い、東京ガスによる必要な手続きが完了した直後の電気計量日から新しいプランに切り替わる流れです。

アンペアの変更もWebサイトからできますが、事前準備が必要なプランもあります。

例えば、ずっとも電気1で20A以下に変更するときは、1度基本プランに変更しなければなりません。

単相2線式で40A以上に変更する場合は、電気工事を行って単相3線式に切り替える作業が必要です。

希望するプランへスムーズに移行するためにも、事前準備が必要か確認しておきましょう。

直近の電気料金の値上げ時期はいつ?

直近で東京ガスの電気代が値上げされるのは、2025年の3月です。

昨今の電力事業制度の変更により、料金単価の見直しが行われます。

対象の料金プランは以下の通りです。

  • 基本プラン
  • ずっとも電気1S
  • ずっとも電気1
  • ずっとも電気2

2025年1月現在、ずっとも電気は新規申し込みの受付を終了しています。

今から新規で契約するなら、基本プランのみ値上げ対象です。

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