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しろくま電力が怪しい噂は本当なのか評判や特徴を元に検証

しろくま電力 怪しいのアイキャッチ画像

しろくま電力(ぱわー)はグリーン電力に特化した、環境にもお財布にも優しい電気を目指す電力会社です。

利用者からは「安くなった」「二酸化炭素の削減に成功した」との意見も寄せられる一方で、怪しいと噂を聞いて不安を感じている声もあります。

本記事ではしろくま電力への乗り換えを検討している人に向けて、以下の内容を取り上げました。

  • しろくま電力は怪しいのか評判を検証
  • 口コミから分かるしろくま電力のメリット
  • しろくま電力の基本情報

しろくま電力が怪しい噂は本当か、評判を元に検証。

口コミから分かるしろくま電力のメリットから、基本情報まで紹介します。

申込前にしろくま電力の評判や特徴を確認し、自分に合う電力会社と判断できたら申し込みましょう。

しろくま電力について

しろくま電力の商標画像
公式サイト https://shirokumapower.com/
供給エリア 全国(沖縄・離島を除く)
料金プラン ・しろくまプラン
・固定単価型プラン
・市場連動型プラン
初期費用 無料
解約金 無料 ※一部キャンペーン利用時を除く

しろくま電力がおすすめな人は、以下の通りです。

しろくま電力が気になった人は、記事を読んでぜひ参考にしましょう。

目次

しろくま電力が怪しいと言われる理由を口コミから検証

口コミや評判を検証した結果、しろくま電力が怪しいと言われる理由は以下の通りです。

  • 知名度が低い
  • 電気料金が高くなるケースもある
  • しろくま電力から突然手紙を受け取った人がいる

しろくま電力は名称変更をしたばかりで、知名度は高くありません。

「知らない企業の提供する電力なので、なんとなく怪しい」と誤解しているケースもあります。

しかししろくま電力は、再生可能エネルギーの普及に取り組んできた企業が社名変更したため、前身の企業を知っていれば怪しいと感じにくいです。

しろくま電力は、時期や世界情勢によって大手電力会社よりも電気料金が高くなる可能性も。

電気料金の節約を目指して新電力に乗り換えたはずが、かえって電気料金が高くなり、「怪しい会社だったのでは」と不安に思う人もいます。

しろくま電力は二酸化炭素を排出しないグリーン電力の提供にこだわった電力会社です。

発電施設を設置するために土地を求めていて、手紙を送っている例もありました。

手紙を受け取った人からすれば、急な連絡に戸惑うのも無理はありません。

しかし口コミを調査すると、しろくま電力事態が怪しいわけではなく、誤解だと分かります。

しろくま電力に不安がある人は口コミや評判を確認して、納得してから乗り換えを検討しましょう。

知名度が低い電力会社のため怪しく感じられる可能性もある

しろくま電力は新電力会社ですが、知名度が低いため怪しいと感じる人もいます。

しろくま電力ってAfter FITが名前変えたのか

しろくま電力のサービスを提供しているしろくま電力株式会社は、2024年2月まで「afterFIT」の名称で事業を展開していました。

前身のafterFITは2016年の創業から事業を手掛けていますが、電力小売り事業への参入をきっかけとして社名を変更。

afterFITの社名は、FIT制度終了後の社会で価値ある存在になれるよう、価格が高い再エネ電力を安く作る企業になるとの意味でつけられました。

FIT制度とは、再生可能エネルギーを10年間固定価格で買い取る制度です。

FIT制度とは再生可能エネルギー(再エネ)電気の固定価格買取制度のことで、政府が定めた一定の価格(調達価格)で、一定の期間にわたって再エネ電気を必ず買い取ることを保証するしくみです。

社名変更前から再生可能エネルギーの提供に取り組んできた企業なので、怪しくはありません。

しかし社名変更から間がなく、新名称が浸透していないため、口コミにもあるように「afterFITなら知っていてもしろくま電力は分からない」といった人もいます。

「知らない企業の提供する電力」と考えれば不安でも、別事業から新規参入した企業と分かっていれば利用しやすいです。

電気料金が高くなるケースもあり不満に思う人がいる

しろくま電力は電気の使用量や時期によっては、大手電力会社より電気料金が高くなるケースもあります。

しろくま電力で安くなると思っていたけど、評判通り逆に高くなってしまったのでオクトパスエナジーに切り替え検討中
24314円
電気代の請求、たかっ!
戸建に引っ越したからか、東京電力からしろくま電力に変えたからなのか、びっくりする程高い🫨

電力市場価格が高騰してるので、市場連動型プランは軒並み電気代高くなってるのです。

  • Looopでんき
  • 楽天でんき
  • ネット電力
  • しろくま電力
  • Japan電力
  • ONEでんき
  • ハルとくでんき
  • Elenovaでんき
  • 新日本エネルギー

ここら辺使ってる人は、悪いこと言わないので今は乗り換えがオススメ。

「しろくま電力で安くなると思っていたのに高くなった」との口コミもあり、人によっては電気料金が上がった不満から「怪しいのではないか」と感じています。

電気料金が24,000円以上かかった人もいましたが、賃貸住宅から戸建てに引っ越した背景もあるため単純な比較はできません。

同じ条件で比較すると、大手電力会社を利用するべきかしろくま電力への乗り換えが向いているか判断しやすいです。

しろくま電力の電気料金が高くなった理由として、電力市場価格の高騰を指摘する意見もありました。

しろくま電力は、電気料金が電力市場価格に応じて30分ごとに変動する市場連動型プランも用意しています。

市場連動型プランは、高圧電力や特別高圧電力を使用している法人向け。

電力の市場価格は予想が難しく、世界情勢によっても価格が左右されるため、「予想ほど安くならなかった」「かえって高くなった」との不満も出やすいです。

市場価格連動型プランは一部法人のみが利用できるプランで、個人や低圧電力を使っている法人の電気料金は市場価格に左右されません。

高圧電力や特別高圧電力を使用している法人も単価を固定したプランが選べるため、大きな価格変動が不安なときは固定型プランを選びましょう。

しろくま電力から土地売却するよう手紙が届いて怪しく思った例もある

口コミを確認すると、しろくま電力から土地を売却するよう手紙が届き、怪しく思った例もありました。

なんか「しろくま電力」ってところから「使ってないならこの農地売ってくれません?」って手紙が来たんじゃが…
そこ、農業振興地域で転用もできないし、今普通に稲植えてるし、更に「農地転用のご相談などもお受けしますのでお気軽に電話ください」って現役農業委員がいる家にそれ寄越すんかとw

手紙にはマップのコピーが貼りつけられていたため、ネット上で地図を見てアプローチしているのではないかと推測されています。

afterFIT名で事業を展開していた時期にも、手紙や電話による勧誘があったとの口コミも寄せられていました。

口コミを元にすると、企業の方針として再生可能エネルギーの発電に必要な土地を探していると考えられます。

しかし急に手紙や電話があると、連絡を受けた人は驚き怪しいと感じる可能性も。

急に土地の購入に関する手紙を送ってくるからといって、電気小売り事業で詐欺を行っているわけではありません。

むしろ電力を安定して供給できるよう、発電量を増やそうと取り組んでいることが分かります。

とはいえ口コミにあったように、本来発電に使えない土地にも連絡しているので、「よく調べず片っ端から声をかけている」とも取れるのがデメリット。

雑な営業が目立つと不安になりますが、逆に契約者から電気代以外での悪い口コミはあまりありません。

今使っている電気会社と比較して安くなる可能性があるなら、しろくま電力を利用しましょう。

口コミや評判から分かるしろくま電力のメリットは?条件によって電気料金が下がる可能性あり

口コミや評判から分かるしろくま電力のメリットは以下の3点です。

  • しろくま電力の利用で電気料金が下がる可能性もある
  • 二酸化炭素排出量の削減に貢献できる
  • 解約時に面倒な手続きが不要

条件によっては、しろくま電力の利用で電気料金が下がる可能性もあります。

しろくま電力の想定によると、大手電力会社と比較して最大25%程度電気料金を軽減できるケースも。

しろくま電力はグリーン電力を提供しているため、しろくま電力を選ぶだけで二酸化炭素の排出量削減に貢献できます。

しろくま電力を解約したいときも、面倒な手続きはありません。

「一度利用してみて合わなかったら解約したい」「実際に使わなければ電気料金の違いが実感できない」といった人でも、申し込みやすいです。

電気料金の負担を減らしたい人や、日頃の生活の中で無理なく地球環境改善に役立つ行動をしたい人は、しろくま電力の利用を検討しましょう。

しろくま電力の利用で電気料金が下がった例も多い

しろくま電力の口コミを調査すると、電気料金が下がったとの意見が多くありました。

初めまして♫😊
しろくま電力さんの安さに
驚きました‼️
うちは中部電力なのですが
年間に¥22,000も安くなる
なんて頼もしいです♡
これからクーラーが不可欠
なんですよね😅
早速、両親や兄弟、会社でも
話してみたいと思います♫

しろくま電力は、電源調達調整費単価がJEPX市場価格に連動してます。

電力量単価⇒固定金額
電源調達調整費単価⇒市場価格連動

2023年4月~7月のJEPX市場価格が安く推移中なので、8月検針分までは電気代が安い!

9月検針分以降、JEPX市場価格によっては、北電や北ガスよりも高くなる可能性あり

しろくま電力、約款は3月から変わっていないのだが、2024年10月以降にWeb申込みした客は、電源調達調整費単価が安くなるらしいw

先に利用している古参客よりも、新規客のほうがおトクになるとは・・・ww

🤔Japan電力
しろくま電力
Looopでんき
このあたりで相見積かけるとだいぶ電気代やすくなると思います。
ほくでんは市場連動型ではないので想定市場価格の設定が高すぎるんです。
1kWh当たり市場価格が8円だとしたら、ほくでんは乱高下しても損しないようにたしか25円くらいで見てます。普通に市場よりも3倍くらいの電力料金で想定しているので高くなるのです。日経平均3万円だったら9万円で見てるということです。
ほくでん以外だとクレジットカード決済普通にできるのでポイント還元も狙いましょう。

しろくま電力に乗り換えたところ、1年間で22,000円電気料金を節約できた人もいました。

月に直すと1,800円程度負担を軽減できる計算で、浮いたお金は日用品の購入や貯蓄に回せます。

しろくま電力の電気代は、基本料金に以下の費用を上乗せして計算する方式です。

  • 調達コスト
  • 再生可能エネルギーの普及促進に必要な費用

口コミにある電源調達調整費単価が、調達コストを調整するための費用です。

基本料金は大手電力会社よりも低く設定されているため、上乗せされる費用が低ければ電気料金の負担を軽減できます。

電源調達調整費単価は時期によって変動し、高くなると電気代も上がる仕組み。

再生可能エネルギーの普及促進に必要な費用は、契約している電力会社に関わらず一律です。

電源調達調整費単価の変動によっては、しろくま電力を安く利用できるとの口コミも多くありました。

電気料金の決め方を確認して、今利用している電力会社と比較しましょう。

しろくま電力の導入により二酸化炭素排出量の削減に貢献できる

しろくま電力を導入すると、二酸化炭素排出量の削減に貢献できます。

スシローがしろくま電力(ぱわー)への切り替えで年間1.8万tのCO2を削減

寿司チェーン店では、しろくま電力への切り替えで1年間に1.8トンもの二酸化炭素の削減に成功しました。

しろくま電力が扱う電気は、以下の再生可能エネルギーから得られたグリーン電力です。

  • 太陽光
  • 風力
  • 水力
  • バイオマス
  • 地熱

再生可能エネルギーは枯渇する心配がなく、電気を作る際に二酸化炭素も発生しません。

現在主力の化石燃料による発電は二酸化炭素を発生させる上に、将来的に枯渇する可能性もあります。

日頃の生活で環境保全への取り組みをしたい人は、しろくま電力を選ぶだけで貢献が可能です。

法人が契約する際は、希望すると「CO2フリー電力購入契約証明書」を発行してもらえます。

企業が証明書を受け取るメリットは以下の通りです。

  • 環境にやさしい企業としてアピールできる
  • 二酸化炭素削減に取り組んでいる企業とつながりができる可能性もある
  • SDGs企業向け融資の対象となる

企業にとっては、顧客や取引先からの印象も大切です。

環境にやさしい企業としてアピールできれば、商品の売り上げアップや二酸化炭素削減に取り組んでいる企業との新規取引につながる可能性も。

SDGs企業向け融資の対象にもなり、資金調達の方法も広がります。

「環境保全に取り組みたくても個人で何をしていいか分からない」「企業戦略につなげたい」といった個人や法人は、しろくま電力を活用しましょう。

しろくま電力は解約時の面倒な手続きがない

しろくま電力は、解約時の手続きが手軽な点も評価されています。

久々Big案件です。笑

面倒な解約手続きナシ🚴🚴🚴
ネットで普段の支払いに書いてある供給番号入力するだけ!

高くなってる電気代が、
25%安くなります!
例)10000円→7500円

これはガチ🉐です!!🤗🤗🤗

【メモ:しろくま電力】
○解約金無料
○料金単価が安い
▲電源調達調整費※あり(燃料費調整費はなし)
※市場価格の変動が反映されるやつ
280kWh以上使うなら、安い可能性もあり
👇
とはいえ、冬場は市場価格高騰し易いから、1か月無料分使ったら。。。。がいいかな

口コミでも「面倒な解約手続きはない」との意見が寄せられていました。

解約金は無料で、契約期間も決められていません。

使ってみて合わなければ、短期間でも費用を気にせず解約できます。

ただしキャンペーン期間中に契約した人は解約料が発生するケースもあるので、申込時にキャンペーン内容を確認しましょう。

しろくま電力を解約する方法は以下の通りです。

解約後の対応 方法
別の電力会社に切り替える 手続き不要
契約場所での電気の使用を止める 問い合わせフォームから連絡する

しろくま電力から別の電力会社に切り替えるとき、特別な手続きは不要です。

切り替えた先の電力会社がしろくま電力解約の手続きをしてくれます。

「実際に使った方が料金を比較しやすい」「手軽に乗り換えながら自分に合う電力会社を選びたい」といった人は、しろくま電力も試しましょう。

引っ越しに伴って今の住所で電気を使わなくなる、法人が事業所を閉じるなど、電気の供給を止めるときは、問い合わせフォームからの連絡が必要です。

連絡を入れたら指示に従って解約手続きを行いましょう。

しろくま電力は二酸化炭素を出さないグリーン電力の提供に特化!店舗で導入すれば電気代の削減になる

しろくま電力とは、二酸化炭素を出さないグリーン電力の提供に特化した電力会社です。

しろくま電力の会社概要は以下の通り。

項目 詳細
会社名 しろくま電力株式会社
旧社名 株式会社afterFIT
新社名での営業開始 2024年3月1日
提供する電力の種類 グリーン電力
事業内容 ・ソーラーカーポート
・系統用蓄電池システム
・発電設備設置用地の募集や買い取り
・風力発電
・電力小売り事業
プラン ・個人、低圧電力を使用する法人向け
・高圧電力や特別高圧電力を使用する法人向け
サービス提供エリア ・北海道電力エリア
・東北電力エリア
・東京電力エリア
・中部電力エリア
・北陸電力エリア
・関西電力エリア
・中国電力エリア
・四国電力エリア
・九州電力エリア
契約期間 なし
解約金 なし※一部キャンペーン利用時を除く

しろくま電力株式会社は、電力小売り事業以外にもソーラーカーポートや系統用蓄電池システムの事業を手掛けています。

ソーラーカーポートは、屋根部分が太陽光パネルになったカーポートです。

オフィスビルで導入すればオフィスの電気代削減に役立ちます。

店舗で導入すれば電気代の削減と合わせて、直射日光の回避や雨の日の屋根としての役割も果たせて、集客アップにも効果的です。

系統用蓄電池システムとは、再生可能エネルギーによって発電した電力を貯める設備です。

例えば太陽光発電は夜や雨の日には発電量が減り、風力発電は風が弱いと発電できません。

グリーン電力の発電量は変動性が高く、作った電気が余ると廃棄されるケースも。

系統用蓄電池システムがあれば、作った電力が無駄になりません。

しろくま電力株式会社はグリーン電力関連で実績のある企業なので、個人や法人の電力削減効果も期待できます。

しろくま電力株式会社はグリーン電力関連のノウハウを生かし電力小売り事業にも参入

しろくま電力株式会社は太陽光発電や風力発電のノウハウを生かし、電力小売り事業にも参入しました。

電気料金はシンプルで、基本料金と電力量料金を大手より安く設定した分かりやすいプランです。

最終的な電気料金は、基本料金と電力量料金に調達コストを上乗せして計算されます。

プランがシンプルな分、合わない人が選ぶとかえって電気代が高くなる可能性もあります。

一概に安くなるとは考えず、住んでいる地域の電力会社と比較しながら申し込むか判断しましょう。

サービスの提供エリアはほぼ全国ですが、沖縄と離島には電力を供給できません。

利用できる地域に住んでいる人は、しろくま電力の利用を検討しましょう。

しろくま電力は基本料金と電力量料金を大手より安く設定したシンプルな料金体系

しろくま電力はシンプルな料金体系で、以下4種類の金額を足して電気料金を計算します。

料金の種類 詳細
基本料金 契約プランごとに設定された固定料金
電力量料金 電気の使用量によって決まる料金
再生可能エネルギー発電促進割賦金 再生可能エネルギーの普及促進に必要な費用
電源調達調整 電力の調達にかかるコスト
しろくま電気料金の仕組みのキャプチャ

基本料金はアンペア数ごとに決まっていて、基本料金以外は1ヶ月の使用量を掛けて計算します。

アンペア数は一度に流れる電流の大きさを表す単位です。

アンペア数が大きいほど、一度に使える電化製品の上限が増えます。

大手電力会社の電力量料金は電気の使用量によって決まりますが、しろくま電力の電力量料金は使用量に関わらず一律です。

例えば東京電力エリアでは24.70円に設定され、電気の使用量が増えても価格が上がりません。

再生可能エネルギー発電促進割賦金は、再生可能エネルギーの普及促進に必要な費用で、電力会社に関わらず同じ金額です。

毎年5月から翌年の4月まで同じ金額が適用され、2024年12月時点は3.49円。

電源調達調整費は電力の調達にかかるコストで、世界情勢や電力会社によって左右されます。

東京電力エリアで30A(アンペア)の契約をしている人が、1ヶ月に250kWhの電力を使ったときの計算式は以下の通りです。

870円+24.70円×250kWh+3.49円×250kWh+8.14円×250kWh=9,950円程度

※2024年12月の価格で試算

ただし一部基本料金を設けていない地域では、基本料金を除いて計算するケースも。

しろくま電力では基本料金と電力量料金を大手より安く設定しているため、電源調達調整費が高騰しなければしろくま電力の方が安く済みます。

自分が住んでいる地域の電力会社の料金と比較して、安くなるか確認しましょう。

しろくま電力の電気料金は電源調達調整費に左右される

しろくま電力の電気料金は、電源調達調整費の変動によって変わります。

基本料金と電力量料金は地域ごとに決まっているため、見直しがない限り時期による変動はありません。

再生可能エネルギー発電促進割賦金は一定なので、電源調達調整費が高くなれば電気料金が上がる仕組みです。

多くの新電力会社は自社の発電所を所有しておらず、日本卸電力取引所(JEPX)や発電事業者から電力を仕入れています。

JEPXで取引される電気の価格は市場価格と呼ばれ、30分ごとに変動する仕組みです。

電気代を一定にすると、市場価格の変動によって電力会社か利用者が損をします。

条件 損をする人
市場価格が上がる 電力会社
市場価格が下がる 利用者

価格の変動によって損をする人が出ないよう、変動した価格を電源調達調整費として電気料金に反映させています。

反映のタイミングは電力会社によって異なり、しろくま電力は1ヶ月前の市場価格を元に電源調達調整費単価を決定し、翌月から反映する流れです。

大手電力会社では燃料費調整額を導入

大手電力会社では電源調達調整費の代わりに燃料費調整額を導入しています。

大手電力会社は自社の発電所があり、原油や液化天然ガスを使用して発電を行っているため、平均燃料価格に応じて調整額を決める仕組みです。

調整する元となる価格が違うため、時期によってしろくま電力と大手電力会社のどちらがお得になるか変わる可能性もあります。

価格の差が気になるときは、申し込みのタイミングでシミュレーションして料金を比較しましょう。

しろくま電力にオール電化向けプランはなく料金が上がる可能性もある

しろくま電力はシンプルなプランのみで、オール電化向けのプランはありません。

オール電化向けプランは、電気の使用量が多い夜間の電気料金を安くしたプランです。

オール電化住宅では、夜間にお湯を作るエコキュートや熱を貯める蓄熱暖房器が使用されます。

例えば東京電力のオール電化プラン「スマートライフ」で、昼と夜の電気代の差は以下の通りです。

時間帯 電気料金(1kWh)
午前6時〜翌午前1時 35.76円
午前1時〜午前6時 27.86円

夜間電力を使うと、1kWhにつき8円程度安く済みます。

エコキュートの電気使用量の平均は1kWh~1.5kWh程度のため、5時間稼働すると1日に40円~60円程度費用を抑えられる計算です。

年間に直すと14,600円~21,900円で、大きな差になります。

しろくま電力でも、オール電化の人は電気料金が高くなる可能性もあると案内。

オール電化でもお申し込みいただけます(原則として、毎月の基本料金を算定する際に定める契約電力について、過去1年間の最大需要電力をもとに決定いたします)。ただし、現在のご契約内容によっては、電気料金が高くなる可能性がありますので、お申し込みの際にはご注意ください。

現在オール電化プランを契約している人は、しろくま電力への乗り換えを慎重に検討しましょう。

しろくま電力には法人向けプランもある

しろくま電力には法人向けプランもあり、高圧電力を使用していると市場連動型プランも選択できます。

法人が選べるプランは以下の通りです。

使用している電気 プラン 特徴 最大で節約できる電気料金 向いている法人
低圧 しろくまプラン ・個人プランと同じシンプルな料金体系
・電力量料金価格が一定
25%程度 電気料金が大きく変動するリスクを避けたい
高圧、特別高圧 固定単価型プラン
市場連動型プラン
市場価格を元に電気料金が変動 45%程度 リスクは許容して大きな節約効果を狙いたい

低圧電力を使用している法人は、個人と同じしろくまプランを利用します。

高圧電力や特別高圧電力を使用している法人は、固定単価型プランと市場連動型プランから選択可能です。

固定単価型プランは個人や低圧電力を使用している法人と同様のプラン。

電力量料金価格が一定で、時間帯を気にせず電気を使用できます。

電気料金が大きく変動するリスクを避けたい法人は、固定単価型プランを選びましょう。

市場連動型プランは日中に電気を多く使う法人に向いている

市場価格に応じて30分単位で価格が変動する市場連動型プランは、日中に電気を多く使う法人に向いています。

市場価格の動きの例は以下の通りです。

市場価格の動きの例のキャプチャ
※受渡日2024年12月21日
出典:JEPX

上記の例では、10時半から15時の時間帯で特に電気料金が安くなっています。

昼間の電気代が低い傾向にあるため、以下の昼間に電気を多く使う法人にぴったりです。

  • オフィス
  • ホテル
  • 工場
  • 小売店

固定単価型プランと市場連動型プランの価格のイメージは以下の通りです。

固定単価型プランと市場連動型プランの価格のイメージのキャプチャ

しろくま電力の市場連動型プランも、市場価格に連動して昼間の電気が安い傾向にあります。

ただし市場価格が高くなると電気料金の負担が増える可能性もあり、リスクは高めです。

リスクをとっても大きな節約効果が狙いたい法人や、昼の安い電気を使える業種は、市場連動型プランを選びましょう。

しろくま電力に申し込む流れと必要書類

しろくま電力を利用するなら、申込前に検針票を用意しましょう。

検針票は以下の番号を確認するために必要です。

  • 22ケタの供給番号
  • お客様番号

検針票が見つからないときは、今使用している電力会社のマイページで確認しましょう。

マイページも分からないときは、電話や問い合わせフォームから問い合わせると教えてもらえます。

今使用している電気の解約手続きはしろくま電力が行ってくれるので、番号が分からないと手続きを進められません。

準備ができたら、申し込みを始めましょう。

しろくま電力へ新規で申し込む流れ

しろくま電力に新規で申し込む流れは以下の通りです。

  • Webサイトを開き「お申し込みはこちら」にアクセス
  • 電気を使う場所に「現在のお住まいで」を選ぶ
  • 必要事項を記載する
  • 支払い方法を登録する

Webサイトを開き「お申し込みはこちら」にアクセスし、電気を使う場所に「現在のお住まいで」を選んだら、申し込みフォームに従って必要事項を入力しましょう。

申し込みフォームを送信したら、手続きは完了です。

契約完了後、最初の検針日が来たらしろくま電力に切り替わります。

今利用している電力会社への連絡は不要で、すぐに利用可能です。

電話での申し込みは受け付けていないので、公式サイトから申し込み手続きを行いましょう。

しろくま電力に申し込む時点で電気が止まっているときは、新規申し込みを始められません。

まず大手電力会社と契約を結び、電気が開通してから改めてしろくま電力に切り替えましょう。

引っ越しの際もWebサイトの申し込みフォームから手軽に手続きできる

引っ越し先でしろくま電力を使いたいときは、以下の流れで手軽に手続きできます。

  • Webサイトを開き「お申し込みはこちら」にアクセス
  • 電気を使う場所に「お引越し先で」を選ぶ
  • 基本情報や希望の利用開始日を指定する

Webサイトの「お申し込みはこちら」にアクセスしたら、電気を使う場所に「お引越し先で」を指定しましょう。

基本情報を入力する欄が表示されるため、名前や連絡先を入力し、新しい住所も記載します。

引っ越し先での利用開始日も指定する必要があり、指定できる日付は3営業日以上1ヶ月以内です。

しろくま電力はメールでのやり取りになるため、3営業日前に連絡をすると間に合わない可能性もあります。

登録情報に不備があると時間がかかるので、送信前に入力間違いがないか確認し、利用開始希望日の1週間前には連絡を済ませましょう。

分からない点があるときは、電話での相談も受け付けています。

フォームの下部に連絡先が記載されているので、困ったときは電話で連絡しましょう。

特徴から分かるしろくま電力がおすすめな人と向かない人

しろくま電力の特徴から分かる、しろくま電力がおすすめな人と向かない人は以下の通りです。

分類 詳細
しろくま電力がおすすめの人 ・グリーン電力を使いたい
・電気の使用量が120kWh超
しろくま電力が向かない人 ・オール電化プランを契約中
・電気の使用量が120kWh以下

しろくま電力はグリーン電力に特化した電力会社なので、環境に配慮した電気を使いたい人にぴったりです。

しろくま電力の電力量料金は使用量に関わらず一定のため、電気の使用量が多くなるとお得感が増します。

例えば東京電力の電力量料金と比較した結果は以下の通りです。

電力量料金 東京電力 しろくまプラン
120kWhまで 29.80円 24.70円
120kWh超300kWhまで 36.40円
300kWh超 40.49円

東京電力では、1ヶ月の電気使用量が120kWhと300kWhを超えたタイミングで金額が上がります。

しろくまプランは一定の価格なので、電気の使用量が300kWh超の家庭は電気料金の節約効果が高いです。

1ヶ月の電気使用量が120kWhを超えると、電源調達調整費を加えても大手電力会社より電気料金を下げられる可能性があります。

グリーン電力に興味のある人や電気の使用量が120kWhを超える家庭は、しろくま電力への乗り換えを検討しましょう。

しろくま電力も指摘しているように、オール電化プランを契約している人は電気代が上がる可能性もあります。

電気の使用量が120kWh以下の人も、電源調達調整費を加えると高くなる可能性があるため、乗り換えるか慎重に判断しましょう。

しろくま電力の料金を地域別に大手のプランと比較!節約効果が大きいエリアは?

しろくま電力の料金を大手電力会社の一般家庭向けプラン「従️量電灯B」と比較した結果は、以下の通りです。

地域 電力会社 基本料金 電力量料金
10A 15A 20A 30A 40A 50A 60A 120kWhまで 120kWh超300kWhまで 300kWh超
北海道電力エリア 北海道電力 402.60円 603.90円 805.20円 1,207.80円 1,610.40円 2,013.00円 2,415.60円 35.35円 41.64円 45.36円
しろくま電力 330.00円 495.00円 660.00円 990.00円 1,320.00円 1,650.00円 1,980.00円 28.50円
東北電力エリア 東北電力 369.60円 554.40円 739.20円 1,108.80円 1,478.40円 1,848.00円 2,217.60円 29.62円 36.37円 40.32円
しろくま電力 310.00円 465.00円 620.00円 930.00円 1,240.00円 1,550.00円 1,860.00円 23.80円
東京電力エリア 東京電力 311.75円 467.63円 623.50円 935.25円 1,247.00円 1,558.75円 1,870.50円 29.80円 36.40円 40.49円
しろくま電力 290.00円 435.00円 580.00円 870.00円 1,160.00円 1,450.00円 1,740.00円 24.70円
中部電力エリア 中部電力 321.14円 481.71円 642.28円 963.42円 1,284.56円 1,605.70円 1,926.84円 21.20円 25.67円 28.62円
しろくま電力 290.00円 435.00円 580.00円 870.00円 1,160.00円 1,450.00円 1,740.00円 24.50円
北陸電力エリア 北陸電力 302.50円 453.75円 605.00円 907.50円 1,210.00円 1,512.50円 1,815.00円 30.86円 34.75円 36.46円
しろくま電力 280.00円 420.00円 560.00円 840.00円 1,120.00円 1,400.00円 1,680.00円 20.60円
九州電力エリア 九州電力 316.24円 474.36円 632.48円 948.72円 1,264.96円 1,581.20円 1,897.44円 18.37円 23.97円 26.97円
しろくま電力 290.00円 435.00円 580.00円 870.00円 1,160.00円 1,450.00円 1,740.00円 22.40円

地域別に料金の差を見ると、電気料金の節約効果が大きい地域は以下の通りです。

  • 北海道電力エリア
  • 東北電力エリア

北海道エリアでは、アンペア数により基本料金が70円~240円程度節約できます。

電力量料金も1kWhにつき6円~16円程度違うため、しろくま電力への切り替えで料金を下げられる可能性が高いです。

東北電力エリアも大手電力会社としろくま電力の価格差が大きい傾向にあり、節約に効果的。

しろくま電力への乗り換えで節約効果が出にくいのは、九州電力エリアです。

電力量料金は、電気の使用量が120kWhまでなら九州電力の方が安くなっています。

料金の差もあまりないので、電源調達調整費を加えるとしろくま電力の方が高くなる可能性も。

しろくま電力は乗り換えでお得になるかシミュレーションできるので、結果を見てから申し込むか判断しましょう。

基本料金を設けていない地域の料金比較

基本料金を設けていない地域の料金を、大手電力会社の一般家庭向けプラン「従量電灯A」と比較した結果は以下の通りです。

地域 電力会社 最低料金 電力量料金
120kWhまで 120kWh超300kWhまで 300kWh超
関西電力エリア 関西電力 522.58円 20.21円 25.61円 28.59円
しろくま電力 400.00円 22.80円
中国電力エリア 中国電力 759.68円 32.75円 39.43円 41.55円
しろくま電力 530.00円 24.60円
四国電力エリア 四国電力 666.89円 30.65円 37.27円 40.78円
しろくま電力 400.00円 23.70円

上記の3地域では、中国電力エリアと四国電力エリアで乗り換えによる節約効果が期待できます。

中国電力エリアや四国電力エリアに住んでいるなら、前向きに乗り換えを検討しましょう。

関西電力エリアに住んでいる人は、使用量が120kWhまでならしろくま電力の電力量料金の方が高い料金設定です。

基本料金を含めてもほとんど差が出ず、電源調達調整費によっては乗り換えると負担が大きくなります。

電源調達調整費が8円近くになると、300kWh超の電気を使う家庭でも節約効果はありません。

実際にしろくま電力のシミュレーションで、関西エリアで月250kW使用する人を例に試算したところ、電気料金が増える結果になりました。

シミュレーションの結果のキャプチャ

シミュレーションを行ってマイナスになる地域の人は、乗り換えを控えましょう。

世帯人数別に電気料金の差をシミュレーション

しろくま電力のシミュレーションを活用して、世帯人数や地域別に電気料金の差をシミュレーションした結果は以下の通りです。

世帯人数 北海道電力エリア 東京電力エリア 九州電力
1人 (20A) -12,780円 +1,492円 +14,534円
2人 (30A) -35,778円 -12,598円 +14,329円
3人 (40A) -45,109円 -18,443円 +13,445円
4人 (50A) -51,506円 -22,364円 +12,751円

※1年間で軽減できる電気料金

電力使用量は以下の条件で試算しました。

  • 1人暮らし210kWh
  • 2人世帯380kWh
  • 3人世帯440kWh
  • 4人世帯 480kWh

節約効果の高い北海道電力エリアでは、4人暮らしなら年間5万円以上電気料金を節約できる可能性があります。

1人暮らしで電気の使用量が少なくても、1万円以上の節約も可能です。

東京電力エリアでは、電気の使用量が少ないと乗り換えによって負担が増える結果になりました。

電気の使用量によっては電気料金を減らせるので、事前に試算してから乗り換えるか判断しましょう。

九州電力エリアに住んでいる人は、電気の使用量に関わらず負担が増えると考えられます。

電源調達調整費が安くなれば乗り換えによって負担を軽減できる可能性もありますが、リスクを考えるなら乗り換えは控えましょう。

しろくま電力が怪しいか気になる人によくある質問

しろくま電力が怪しいか気になる人によくある質問は以下の通りです。

  • しろくま電力に申し込んでから何日程度で利用開始できますか?
  • 大手電力会社と電気の質に違いはありますか?
  • しろくま電力が対応できる支払い方法は何ですか?
  • しろくま電力が倒産したらどうなりますか?

しろくま電力の口コミから「しろくま電力は怪しくない」と分かったものの、使い勝手が気になるとの声もあります。

しろくま電力に申し込んでから利用できるまでの日数や支払い方法を知っていると、スムーズな利用が可能です。

「電気の質は大丈夫?」「倒産したらどうなるの?」といった不安も聞かれるので、気になる点がある人は申し込み前に解消し、納得してから申し込みましょう。

しろくま電力に申し込んでから何日程度で使える?

しろくま電力に申し込んでから電気が供給されるのは、契約完了後に訪れる最初の検針日からです。

しろくま電力への申し込み後、5~10営業日で契約が完了します。

土日祝日は営業していないので、長ければ申し込み完了から2週間程度必要です。

契約が完了しないうちに検針日が来ると、翌月まで電気の開通が持ち越されます。

早めにしろくま電力を利用したい人は、検針日から2週間以上前を目安に申し込みを完了させましょう。

検針日は今利用している電力会社によって異なり、以下の方法で確認できます。

  • 検針票
  • 請求書
  • マイページ

登録情報に不備があると2週間以上かかる可能性もあるため、入力ミスがないか確認してから送信しましょう。

22ケタの供給番号やお客様番号は数字の羅列なので、入力を間違えやすいです。

数字も丁寧に確認してから、申し込みフォームを送信しましょう。

大手電力会社としろくま電力で電気の質が違う?

大手電力会社としろくま電力で、電気の質に違いはありません。

電気は発電所から変電所に送られ、変電所から自宅やオフィスに送られます。

変電所に送られた段階で電気はひとまとめにされるため、電力会社による質の違いは生まれません。

自宅に電気を送る際には、一般送配電事業者の配送電網を使用します。

送電の方法も同じなので、停電しやすくなる心配もありません。

電気料金が変わるだけで、今までと同じように電気を使用できます。

しろくま電力が対応できる支払い方法は?

しろくま電力が対応している支払い方法は、以下の通りです。

対応可能な支払い方法 手数料
クレジットカード ・Visa
・MasterCard
・JCB
・Diners Club
・American Express
クレジットカードの支払い方法によって異なる

クレジットカードで支払うときは、毎月27日までに支払額が自動決済されます。

しろくま電力が倒産したときはどうなるの?

しろくま電力が倒産したときは、別の電力会社に乗り換える必要があります。

しろくま電力が倒産しても、すぐに電気が止まる心配はありません。

大手電力会社はセーフティネット機能を果たすよう義務づけられていて、倒産した新電力会社の代わりに電気を供給します。

大手電力会社からの供給を受けている間に新たな契約先を探し、申し込みましょう。

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