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新日本エネルギーが高いのは本当?使い続けるデメリットや口コミも解説

新日本エネルギーが高いのは本当?

「新日本エネルギーの電気代は高い?」「電気代にかかる費用を減らしたい」など、新日本エネルギーの電気代が高いと悩んでいる人の声をよく耳にします。

実際、全国的に電気代が上がっている状況で、高いと感じても無理はありません。

とはいえ新日本エネルギーのみが高いのか、他社も含めて全体的に高いのかで取るべき対策が違います。

本記事では、新日本エネルギーと他社料金の違いや電気代の実態について、口コミもふまえて解説しました。

電気代使用量やエリア別での電気代も紹介するので、電気代を少しでも安くしてぜひ家計の助けにしましょう。

目次

新日本エネルギーは高い?他社と比較し新規契約や継続を判断しよう

新日本エネルギーの電気料金は、他社と比較すると高い場合があります。

実際の新日本エネルギーと他社の料金を以下の表で比較します。

スクロールできます
月額料金 基本料金/最低料金
30A
基本料金/最低料金
60A
電力量料金
120kWhまで/1kWh
電力量料金
120kWh〜300kWh/1kWh
電力量料金
300kWhまで/1kWh
燃料費調整額 再生可能エネルギー発電促進賦課金単価 電源調達調整費 容量拠出金相当額
2025.04〜2026.03
市場価格調整費
2025.05検針分
その他
新日本エネルギー 16,230円 885.72円 1,771円 30円 36.23円 39.46円 3.98円 月々で異なる 2.50円 0円
毎月お知らせ
東京電力 17,392円 935.25円 1,870.50円 29.80円 36.40円 40.49円 月々で異なる 3.98円
エネワン 16,324円 902円 1,804円 33.76円 37.51円 あり 3.98円 1.1円
シン・エナジー 10,291.52円 796.06円 1,592.12円 19.67円 24.78円 27.71円 沖縄エリアのみ 3.98円 1.69円 0.64円 記載なし
Looopでんき 11,265円 1000円(電気・ガスセット) 1000円
(電気・ガスセット)
約15円/kWh(変動) 3.98円 2.20円 7円/kWh 運営費
リボンエナジー 7,794円+変動額(150円〜4,500円程度) 0円 22円+30分ごとの変動単価/kWh(0.01〜) 3.98円 運営費は電気料金に含まれる

設定:東京エリア、60A契約で300kWh使用時

新日本エネルギー以外にも全国的に電気代が高騰しているのは、2025年に終了した「電気・ガス料金負担軽減支援事業」の補助金制度や円安の影響です。

新日本エネルギーの料金だけが高いとは一概にいえないものの、他の新電力会社と比較すると決して安くはありません。

他社との料金も比較した上で、新規契約や利用継続するか判断しましょう。

新日本エネルギーと他社の料金の違いは電源調達調整費

新日本エネルギーと他電力会社における料金の違いは、電源調達費が原因です。

他社がスポット市場での調達に対し、新日本エネルギーはベースロード市場で調達しているため高くなる傾向です。

ベースロード市場は、石炭火力や原子力発電で電気を量産し、安定的に電気を売買します。

石炭や原子力発電が供給元なので、燃料高騰や世界情勢に左右されやすいのがデメリット。

2022年のロシア産原油の輸入禁止と円安が進んだ影響を受け、ベースロード価格はスポット市場の約3倍でした。

一方でスポット市場は一日前市場とも呼ばれ、30分単位で電力を分割して販売する方式です。

新電力会社が多く利用しているJPEXは、一日前市場が主要な取引方法。

発電量によって30分ごとに電力を購入できるため、コストを調整しやすいのが魅力です。

しかしオークション方式で販売されているため、一度高騰すると一気に電気代が上がるリスクも秘めています。

2020年から2021年にかけて初めてスポット市場価格の高騰が起こった際、平均価格は100円/kWh。

通常は5.0~30.0円前後で売買されているので、低く見積もっても3倍以上の価格に跳ね上がっています。

一時的とはいえ、電気代を節約したい人にとっては見過ごせない高騰です。

リスクヘッジとして、今後はベースロード市場で電力を購入する新電力会社が増えると予測されます。

そのため、今は他社の電気料金が安いと感じても急に価格が上がる可能性も示唆されます。

参考:経済産業省 ベースロード市場について

電源調達調整費はエリアごとの料金

電源調達調整費単価の表の画像
出典:新日本エネルギー 電源調達調整費単価推移

新日本エネルギーの料金プラン3つを紹介

新日本エネルギーの料金プランは以下の3つです。

  • スタンダードプラン
  • 新ネクストバリュープラン電灯B
  • ネクストプラン低圧電力

スタンダードプランは電気の使用量が少ない家庭、新ネクストバリュープラン電灯Bは使用量が多い家庭向けと、プランによって特徴が違います。

店舗や事業を営んでいるときは、ネクストプラン低圧電力プランが最適です。

価格を抑え最適な電気料金プランを選ぶには、電気を使う時間帯や量を把握しましょう。

申込前に検針票やマイページで電気の使用状況を確認しておくと、自分に合うプランが選べます。

適切なプラン選びで、固定費の削減を目指しましょう。

スタンダードプラン電灯Bは一人暮らしや電気使用量が少ない家庭向け

スタンダードプラン電灯Bは、一人暮らしや電気使用量が少ない家庭に向いています。

料金の詳細は以下の通りで、大手電力会社の「従量電灯プラン」と基本料金や電力量料金の基本項目はほぼ同じです。

スクロールできます
基本料金 電力量料金
30A 40A 50A 60A 120kWhまで 120kWh超え300kWhまで 300kWh超え
885.72円 1,180.96円 1,476.20円 1,771.44円 30.00円/kWh 36.23円/kWh 39.46円/kWh

※東京エリア

スタンダードプランでは電気を使う時間に関係なく、使用量で料金が決まります。

時間帯で変動するプランを提供している電力会社を選ぶと電気料金単価が30分ごとに変動し、中でも7〜13時は比較的安い傾向です。

日中は学校や仕事で自宅にいない人は、電気を使用するのは料金が高い時間帯になりがち。

スタンダードプランなら時間を気にする必要がなく、多くの人にとって利用しやすいです。

電気料金は使用量が増えるに従って上がるため、使用量の多い家庭では高くなる可能性もあります。

使用量が300kWh超になると、120kWhまでのときと比較して9.46円高い設定です。

電気使用量が300kWhを超える家庭は、念入りにシミュレーションして電気料金が安くなるか確認してから乗り換えを判断しましょう。

参考:JEPX 一般社団法人 日本卸電力取引所 スポット約定価格

新ネクストバリュープラン電灯Bは電気使用量が多い子どものいる家庭におすすめ

新ネクストバリュープラン電灯Bは、電気使用量が多い子どもやペットのいる家庭におすすめです。

基本料金と電力量料金は以下の通り。

基本料金 電力量料金
30A 40A 50A 60A 一律
772.20円 1,029.60円 1,287.00円 1,544.40円 26.48円/kWh

電力量料金が一律なので、使用量による料金の差を気にする必要がありません。

スタンダードプランと比べ、基本料金も電力料金も安いため、電力消費量が少ない方にも適しています。

ただし2025年6月現在、申し込みは中止されているため、利用を希望するなら公式サイトをこまめに訪問して再開されるか確認しましょう。

ネクストプラン低圧電力は店舗や事業所で電力消費が多い契約

ネクストプラン低圧電力は、動力を使用する店舗や事業所が契約できるプランです。

業務用の大型機器は動力エネルギーが必要なため、以下の通り通常の料金プランとは仕組みが異なります。

基本料金 電力量料金
夏季(7〜9月) その他季
1,065.90円 17.37円/kWh 15.80円/kWh

業務用エアコンや冷蔵庫を動かせるだけの電力が供給できるプランで、一般家庭向けのプランよりも電力量料金が低い設定です。

夏はエアコンの使用によって電気需要が高くなるため、電力量料金がやや高め。

高い時期でも一般家庭向けの電気代よりは安くなっています。

2025年6月現在、申し込みは中止しているので、募集が再開されたら利用を検討しましょう。

スタンダードプランで料金を比較!新日本エネルギーのエリア別料金を紹介

エリアごとで新日本エネルギーと大手電力会社の電気料金は、どちらが安いか変わってきます。

再生可能エネルギー発電促進賦課金単価はエリアや電力会社に関わらず一律です。

料金が異なる理由は、以下の項目がエリアごとに設定されているからです。

  • 基本料金
  • 電力量料金
  • 電源調達調整費

新日本エネルギーの電気料金が高くなる要因である「電源調達調整費」ですが、割引になるエリアも存在し、大手電力会社より安くなる場合もあります。

多くのサイトが基本料金と電力量料金のみを比較していますが、本記事では以下を含む実質の料金で、平均的な一人暮らしとファミリーの使用量から見た電気料金を比較しました。

  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金単価
  • 容量拠出金相当額
  • 電源調達調整費(大手電力会社も含まれる)

比較の結果を確認して、自分の住んでいるエリアで乗り換えをすべきか判断しましょう。

北海道エリアの電気料金

北海道エリアで電気料金をシミュレーションした結果は以下の通りです。

スクロールできます
基本料金
30A
基本料金
40A
基本料金
50A
基本料金
60A
電力量料金
120kWhまで
電力量料金
120〜300kWh
電力量料金
300kWh〜
最低月額料金 一人暮らし
186kWh使用時
ファミリー
329kWh使用時
新日本エネルギー 1,122円 1,496円 1,870円 2,244円 35.44円 41.31円 44.08円 403.70円 8,604円 15,834円
北海道電力 1,207.80円 1,610.40円 2,013円 2,415.60円 35.35円 41.64円
(〜280kWh)
45.36円
(280kWh〜)
417.19円 9,771円 16,852円

北海道エリアの2025年電源調達調整費単価は2.54円が最も高く、月によっては「-3.78円」と割引が適応され、新日本エネルギーが安いケースもあります。

シミュレーションによると、1人暮らしとファミリー共に1,000円程度安い結果になりました。

北海道エリアに住んでいるなら、新日本エネルギーへの乗り換えや継続利用を検討しましょう。

東北エリアの電気料金

東北エリアでは、東北電力より新日本エネルギーの電気料金が高くなる可能性もあります。

スクロールできます
基本料金
30A
基本料金
40A
基本料金
50A
基本料金
60A
電力量料金
120kWhまで
電力量料金
120〜300kWh
電力量料金
300kWh〜
最低月額料金 一人暮らし
186kWh使用時
ファミリー
329kWh使用時
新日本エネルギー 1,108円 1,478.40円 1,848円 2,217.60円 29.71円 36.09円 39.19円 359.58円 8,626円 16,196円
東北電力 1,108円 1,478.40円 1,848円 2,217.60円 29.52円 36.37円 40.32円 358.95円 7,791円 17,002円

東北エリアの2025年電源調達調整費単価は8.07円が最も高く、「1.97円」が最も安い価格でした。

東北電力と比べて新日本エネルギーの電気料金が1,000円近く高いものの、乗り換えによる価格高騰のリスクを避けるなら契約を継続しましょう。

東京エリアの電気料金

東京エリアに住んでいる人は、以下の通り新日本エネルギーを選ぶと電気代が上がる可能性は高いです。

スクロールできます
基本料金
30A
基本料金
40A
基本料金
50A
基本料金
60A
電力量料金
120kWhまで
電力量料金
120〜300kWh
電力量料金
300kWh〜
最低月額料金 一人暮らし
186kWh使用時
ファミリー
329kWh使用時
新日本エネルギー 885.72円 1,180.96円 1,476.20円 1,771.44円 30円 36.23円 39.46円 321.42円 9,393円 16,562円
東京電力 935.25円 1,247円 1,558.75円 1,870.55円 29.80円 36.40円 40.49円 328.08円 7,654円 14,482円

東京エリアの2025年電源調達調整費単価は11.35円が最も高く、「7.05円」が最も安い価格でした。

東京電力に対しての差額が気になるときは他社を検討しましょう。

中部エリアの電気料金

中部エリアは電源調達調整費単価が高い傾向にあり、以下の通り中部電力との差額が発生しやすいです。

スクロールできます
基本料金
30A
基本料金
40A
基本料金
50A
基本料金
60A
電力量料金
120kWhまで
電力量料金
120〜300kWh
電力量料金
300kWh〜
最低月額料金 一人暮らし
186kWh使用時
ファミリー
329kWh使用時
新日本エネルギー 891円 1,188円 1,485円 1,782円 21.33円 25.54円 27.88円 266.06円 9,227円 16,985円
中部電力 963.42円 1,284.56円 1,605.70円 1,926.84円 21.20円 25.67円 28.62円 277.09円 5,940円 11,230円

中部エリアの2025年電源調達調整費単価は20.05円が最も高く、15.52円が最も安い価格でした。

電源調達調整費単価が高いため、中部電力と1人暮らしで3,000円程度、ファミリーで5,000円程度の差額が発生しています。

電気料金の節約を考えるなら、新日本エネルギー以外も検討しましょう。

北陸エリアの電気料金

北陸エリアで電気料金をシミュレーションした結果は以下の通りで、北陸電力とあまり差はありません。

スクロールできます
基本料金 電力量料金 最低月額料金 一人暮らし
186kWh使用時
ファミリー
329kWh使用時
30A 40A 50A 60A 120kWhまで 120〜300kWh 300kWh〜
新日本エネルギー 907.50円 1,210円 1,512.50円 1,815円 30.83円 34.37円 35.33円 302.50円 8,069円 14,848円
北陸電力 907.50円 1,210円 1,512.50円 1,815円 8kWh〜
30.86円
34.75円 36.46円 8kWhまで1契約315.71円 7,713円 14,209円

北陸エリアの2025年電源調達調整費単価は4.36円が最も高く、月によっては「-0.06円」と安くなっています。

多くの月が単価1.44円であり比較的安い単価で安定的です。

北陸電力の電気料金とほぼ同額なので、すでに新日本エネルギーを契約している人は継続利用を検討しましょう。

関西エリアの電気料金

関東エリアは基本料金が設定されないプランで、シミュレーション結果は以下の通りです。

スクロールできます
電力量料金 1契約
(15kWhまで)
一人暮らし
186kWh使用時の料金
ファミリー
329kWh使用時の料金
15〜120kWh 120〜300kWh 300kWh〜
新日本エネルギー 20.31円 25.45円 27.83円 433.41円 9,021円 14,385円
関西電力 20.21円 25.61円 28.59円 522.58円 5,074円 9,392円

関西エリアの2025年電源調達調整費単価は23.55円が最も高く、19.55円が最も安い価格でした。

電源調達調整費単価が高く、電気料金は関西電力の約1.8倍にもなるため、固定費を削減したい人は他社に乗り換えましょう。

中国エリアの電気料金

中国エリアの電気料金も基本料金の設定がないタイプで、料金とシミュレーション結果は以下の通りです。

スクロールできます
電力量料金
120kWhまで
電力量料金
120〜300kWh
電力量料金
300kWh〜
1契約
(15kWhまで)
一人暮らし
186kWh使用時の料金
ファミリー
329kWh使用時の料金
新日本エネルギー 32.83円 39.11円 40.38円 712.67円 9,955円 15,544円
中国電力 32.75円 39.43円 41.55円 759.68円 8,032円 14,301円

中国エリアの2025年電源調達調整費単価は、最も安くて8.15円です。

家族の人数によって1,000円~2,000円程度の差額が発生する結果になりました。

1人暮らしの人は新日本エネルギー以外の利用先も検討しましょう。

四国エリアの電気料金

四国エリアで電気料金のシミュレーションをした結果は以下の通りです。

スクロールできます
電力量料金
11〜120kWhまで
電力量料金
120〜300kWh
電力量料金
300kWh〜
1契約
(11kWhまで)
一人暮らし
186kWh使用時
ファミリー
329kWh使用時
新日本エネルギー 30.66円 36.90円 39.56円 667円 8,381円 15,228円
四国電力 30.65円 37.27円 40.78円 666.89円 7,208円 13,208円

四国エリアの2025年電源調達調整費単価は8.45円が最も高く3.93円が最も安い価格で、大きな差額にはなっていません。

とはいえ月1,000円~2,000円の差額があると1年で12,000円~24,000円の差になるため、少しでも節約したい人は別の電力会社も視野に入れましょう。

九州エリアの電気料金

九州エリアの電気料金を比較したところ、以下の通り差額が大きいと確認できました。

スクロールできます
基本料金 電力量料金 最低月額料金 一人暮らし
186kWh使用時の料金
ファミリー
329kWh使用時の料金
30A 40A 50A 60A 120kWhまで 120〜300kWh 300kWh〜
新日本エネルギー 948.72円 1,264.96円 1,581.20円 1,897.44円 18.28円 23.64円 26.07円 334.26円 8,754円 16,705円
九州電力 948.72円 1,264.96円 1,581.20円 1,897.44円 18.37円 23.97円 26.97円 335.34円 5,474円 9,613円

九州エリアの2025年電源調達調整費単価は19.43円が最も高く、最も安くて15.30円です。

差額は約1.6倍で、申し込みを検討している人にはおすすめできません。

すでに契約しているなら解約金を払ってでも他社に乗り換えを検討しましょう。

新日本エネルギーは怪しい?口コミを紹介

新日本エネルギーの料金形態は明瞭で、怪しいのではないかと心配する必要はありません。

以下のような口コミがあるので、内容を確認した上で自分に合うか判断しましょう。

  • 電気料金が安くなった
  • 解約金が高い

電気料金はエリアや時期によって価格変動が生じます。

本来は世界情勢や政府の補助制度を把握したうえで、電気料金が高いか安いかを判断する必要があります。

電力会社を乗り換えたタイミングで世界情勢が変動すれば、料金が高くなったと感じる人も少なくありません。

口コミの内容や他社との料金比較をふまえて、新日本エネルギーの電気料金が高いか判断しましょう。

月々の電気料金が安くなった口コミもある

新日本エネルギーに関して、月々の電気料金が安くなった口コミもあります。

関西電力でええ?

料金は新日本エネルギーの方が安いけど?

引用:X

手っ取り早いのは電気料金の安い会社に乗り換えることだけど見極めはかなり重要。いま話題の会社は①新日本エネルギー②リミックスでんき③eo電気 ほかにも住んでるエリアで安いところがあったりするから口コミを参考に賢く選択しよう

引用:X

家庭用でんきがlooopの方、いったんの退避場所として新日本エネルギーがオススメ。アメフリ経由で8500円です。大手電力に戻すのはその後でも遅くないかと😎

引用:X

「関西電力より安い」といった口コミにもあるように、エリアごとに大手電力会社と比較し安くなる地域もあります。

新日本エネルギーの電気料金が高い理由は電源調達調整費です。

電源調達調整費は時期やエリアによって割引になる場合もあるため、地域別の料金を見ながら口コミも参考にしましょう。

2023年2月検針分から国の政策で7円/kWhの割引が適用されたのも、良い口コミにつながった理由と考えられます。

解約金も電気代も高くなった口コミもある

新日本エネルギーは、解約金も電気代も高くなったとの口コミもありました。

電気代2月補助金もあって、
電気使用量も1月より下がってるのに電気代上がってるのなぜ?
2月エアコン壊れて4〜5日間使ってない日もあったのに、これは高すぎひん?

皆こんなかんじ?
一人暮らしですけど?
もちろん電気会社2月から変えたけど無理すぎ。
わかる人いる?

引用:X

新日本エネルギー先月の電気料金から倍なんだけど
使ってる量変わらないのに
なんで?

引用:X

引越しのタイミングで不動産会社に勧められたり、検索したら一番上に出てきたりと、よく調べずに契約した人は予想以上の料金の高さから不満につながっています。

補助金制度が終了し割引額が下がり、実質の料金が高くなったタイミングで契約した場合、余計に料金が高いと感じる可能性も。

地域別のシミュレーションも参考にしながら、申込前に料金の目安を確認しましょう。

新日本エネルギーのメリットとデメリットを紹介

新日本エネルギーのメリットとデメリットは以下の通りです。

分類 内容
メリット 引っ越し先で初期費用が発生しない
デメリット ・料金が高い傾向にある
・解約金が発生する

新日本エネルギーのメリットは、引っ越し先でも初期費用が0円で利用できる点です。

新日本エネルギーは他の新電力会社と比較すると料金が高めで、解約金が発生するのがデメリット。

メリットとデメリットを両方把握しておくと、乗り換えや継続利用を検討しやすいです。

料金形態を理解し、新日本エネルギーが自分に合った電力会社なのか確かめましょう。

引っ越し先でも初期費用0円で利用できる

新日本エネルギーでは引っ越し先でも初期費用がかからず、電気の利用ができます。

ほとんどの電力会社はスマートメーター設置費や事務手数料は0円です。

メーターがアナログ式電力の場合は取り替え工事が必要ですが、いずれも工事費用はかかりません。

引っ越し先で利用する手順は以下の通りです。

  1. 新日本エネルギーに移転手続きの連絡をする
  2. 現在の利用場所で廃止手続きをする
  3. 新規利用場所で利用開始手続きをする

手続きの手順は移転手続きの連絡時に案内してもらえます。

事前に利用開始予定日と新しい住所を連絡しておけば、引っ越し先でもすぐに電気の利用が可能です。

手続きに時間がかかる可能性もあるので、2週間前までに連絡するとスムーズ。

現在新日本エネルギーを利用していて、「新たな電力会社を探す手間をかけたくない」「料金に納得している」といった人は、メリットを活かして引っ越し先でも利用しましょう。

料金に関するデメリットがある

「新日本エネルギーは高い」といった口コミにもあるように、新電力他社と比べ基本料金や電力量料金が高めに設定されています。

現段階で申し込めるプランが1種類のみのため、自分に合うプランの選択もできません。

電気料金がスタンダードプラン電灯Bより低めに設定されている、新ネクストバリュープラン電灯Bは申込休止中です。

申し込みが再開されれば電気料金を引き下げられる可能性もあるので、新日本エネルギーの利用を検討しているなら情報をこまめにチェックしましょう。

新日本エネルギーは契約期間の縛りがあり、解約時に料金が発生するのもデメリットです。

新日本エネルギーの料金に関する酷評はありますが、電気料金は新電力エネルギー会社の中でずば抜けて高いわけではなく、大手電力会社と比較しても適正価格といえます。

基本料金よりも電源調達費の影響が大きいので、申込前に確認しましょう。

新日本エネルギーの契約と解約金について

新日本エネルギーの契約と解約金について知っておきたい項目は以下の通りです。

  • 都合に合わせて契約方法を選べる
  • 契約期間内の解約は解約金が発生する

新日本エネルギーの契約方法は3つの中から選択でき、Web申し込みなら手間がかからず操作も簡単です。

新日本エネルギーには契約期間の縛りがあり、解約時期によっては料金が発生します。

エリアによっては大手電力会社よりも電気料金が安くなるため、契約を考えている方は契約方法を参考にして申し込みましょう。

一度申し込むと気軽に解約できないので、申込前のシミュレーションも重要です。

契約方法は3つの中から選択できる

新日本エネルギーの契約方法は、以下の3つから選択できます。

  • 電話
  • 公式ホームページ
  • 訪問営業

電話受付(03-6774-2722)は平日10:00〜17:00のみの対応で、土日祝日の申し込みはできません。

引っ越し先ですぐに使いたい場合は、2週間程度の余裕を持って連絡しましょう。

公式ホームページからのWeb申し込みは24時間可能です。

入力が手間ではなく迷わずできる人や電話に時間を取られたくない人は、Web申し込みを活用しましょう。

訪問営業ではその場で契約が可能ですが、自分で調べる時間を取らずに契約に至るのは後々の不満につながる可能性が高いです。

料金や契約内容をゆっくり確認するためにも、電話かWeb申し込みにて契約を進めましょう。

解約金は契約期間によって異なる

新日本エネルギーは3年間の契約期間を設けており、契約期間内に解約すると9,000円の費用が発生します。

電気の供給開始後、更新月【供給開始月(電気需給契約が更新された場合は更新された月)から起算して36ヶ月目とその翌月】を除き、契約期間内に解約した場合には、解約金が9,000円発生します。

※解約金についてはお申し込みプラン毎に異なるため、ご契約の際の重要事項説明書をご確認ください。

引用:新日本エネルギー 特定商取引法に基づく表記

プラン毎に異なると記載があるため重要事項説明書を確認しましたが、以下いずれのプランも同様の記載内容でした。

  • スタンダードプラン
  • 新ネクストバリュープラン
  • ネクストバリュープラン

解約・変更手続きおよびそれに係る料金を示した画像
出典:九州 スタンダードプラン

2024年に手数料の見直しが行われ、解約手数料9,900円から解約金9,000円に変更されています。

一度契約すると、3年以上使い続けるか9,000円と高額の解約金を支払って解約するかのどちらかしかありません。

料金に納得しないまま契約すると、後悔する可能性もあります。

申込前に料金や解約金について理解し、納得の上で申し込みましょう。

新日本エネルギーは高い?に関するよくある質問

新日本エネルギーの料金に関する質問は以下の5つです。

  • 新日本エネルギーは一人暮らしにとって高い?
  • 新日本エネルギーで料金シミュレーションは可能?
  • 新日本エネルギーは電気の安定供給が受けられる?
  • 新日本エネルギーの解約金は高いの?
  • 新日本エネルギーではクーリングオフの適用を受けられる?

新日本エネルギーの料金内訳から他社と比較した具体的な数字まで知っていると、申し込むか判断しやすいです。

契約を考えている人は参考にして、納得できる電力会社選びをしましょう。

新日本エネルギーは一人暮らしだと高い?

新日本エネルギーは一人暮らしの人にも適した料金設定です。

一人暮らしであれば契約アンペアは20Aか30Aで、電気使用量は平均186kWhです。

1ヶ月に186kWh使用すると、東京エリアでの新日本エネルギーの請求額は約9,393円です。

一人暮らしの月々の電気代は2024年で平均6,756円のため、エリアによっては電気料金が平均より高くなる可能性も。

新日本エネルギーの電気料金を左右する電源調達調整費まで確認して、申し込むか判断しましょう。

参考:政府の総合窓口 e-Stat 家計調査 家計収支編 単身世帯

新日本エネルギーは料金シミュレーションはできる?

新日本エネルギーの公式ホームページでは、料金シミュレーションができませんが、カスタマセンターに問い合わせると料金の案内が可能です。

エリア別料金で、世帯人数と平均使用電気料から予測される料金を提示しているので参考にしましょう。

新日本エネルギーは電気が不安定?

新日本エネルギーの電気は停電しやすいといった不安定さはありません。

ベースロード市場で約1年分電力を仕入れており、世界情勢の影響を受けづらい仕組みづくりもしています。

ベースロード電源とは、以下の条件を問わず一定量の電力を安定的に供給できる電源です。

  • 季節
  • 天候
  • 昼夜

電気の不安定さに関する心配は不要です。

新日本エネルギーは解約金も高い?

解約金を設けていない電力会社が多いため、新日本エネルギーの解約金は高いと感じられます。

料金改定により新日本エネルギーの解約金は9,900円から9,000円に値下げされました。

とはいえ1人暮らし家庭の1ヶ月の平均電気代より高いため、負担に感じる可能性もあります。

新日本エネルギーを利用するなら、3年以上の長期に渡って利用する計画を立てましょう。

新日本エネルギーはクーリングオフを適用できる?

クーリングオフ制度の説明が書かれた画像
出典:九州 スタンダードプラン

新日本エネルギーはクーリングオフ制度を設けており、申し込み内容を記載した書面を受け取った日を含め8日以内であれば、撤回できます。

書面にてクーリングオフする場合、8日以内の消印有効と期限が決められているため、期限内に郵便物が到着するか心配な場合は電話や問い合わせフォームで連絡しましょう。

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