「愛猫に安心安全なキャットフードをあげたい!だけど高いフードは選べない…」
猫と暮らす人なら誰しも似たような悩みを抱えています。価格を気にしなければオーガニック材料を使ったフードを選ぶこともできますからね。
でも、どんなに家族の健康のためとは言え、1日の餌代は少しでも安く抑えたいですよね?
そこで!ここでは安いのに安全なドライキャットフード5選と、安さと安全性を両立するための選び方をご紹介します!!
もくじ
安いのに安全なキャットフードの3つの選び方
※見たい項目をタップするとうつります。
安さと安全を備えたキャットフードを選ぶ時に、特に大切だと思うポイントを3つに絞りました。コスパと安全性どちらも譲れないという方はぜひチェックしてください。
添加物が最低限のフードを選ぶ
- 保存料やpH調整剤:ドライフードは不使用のものが多い
- 着色料:猫にとって見た目は嗜好性に関係ない
- 香料や調味料:一括表示が可能で何が入っているか分からない
安心安全なキャットフードを作るうえで、「ビタミン」「ミネラル」「酸化防止剤」の3つだけは欠かせません。
ビタミンやミネラルは食材の取れる時期や産地によって、含んでいる栄養素が異なります。猫が必要とする40種類以上の栄養素を満たすために必要なサプリメント(栄養添加物)です。
酸化したフードは嗜好性の低下・下痢・嘔吐の原因となるので、酸化防止剤も欠かせません。
逆に、3つ以外の添加物は使わなくても作れます。ドライフードは水分量が少なく、細菌の繁殖や腐敗の心配はほとんどなく、多くのドライフードが保存料不使用で作られています。
着色料はドライフードの色味を統一したり彩のために使われますが、猫の嗜好性に色は関係ないので、飼い主のために使っている添加物と言えます。
香料や調味料は食いつきをよくするために使われますが、何が入っているのか分からない※ので避けた方が良いでしょう。
逆に「香料(チキンスープ)」や「天然香料」など、何を使っているのかしっかり書かれているものは安全と見て良いでしょう。
キャリーオーバーのリスクが低いものを選ぶ
安くても安心安全なキャットフードを選びたいなら「動物性油脂」や「フィッシュミール」なども避けた方が良いでしょう。
こういった原材料は日本では食品添加物として認められていない酸化防止剤(エトキシキン)を使っている可能性もあります。
また、こういった抗酸化剤を使った「動物性油脂」や「フィッシュミール」を使ってもキャットフードとして原材料欄に表示する義務はありません。※
抗酸化剤には天然由来のもの(ミックストコフェロール・ローズマリー抽出物など)と、合成で作られたもの(BHA・BHT・没食子酸プロピルなど)があります。
天然由来成分よりも合成成分の方が抗酸化力が高いと言われていて、摂取量による健康被害を考慮して使用量に制限がかけられています。
使用量の制限は、毎日食べ続けても健康に問題のない量になっていますが、気になる人は天然由来成分を使ったフードを選ぶと良いでしょう。
添加物を気にするメーカーは「鶏油(ミックストコフェロールで酸化防止)」などと記載している場合もあります。
「かにかま」に赤い色素が使用されている場合、色素を原材料として表示することは任意ですが、消費者からの問合せには対応できるようにしておくことが望ましいと考えられます。
1.5ヵ月程度で食べきれるサイズを選ぶ
ブリーダーパックや大容量の商品はグラム単価が安くてコスパに優れますが、食べきるまでの酸化や腐敗が問題です。
キャットフードはだいたい開封後1ヵ月を目安に食べきることを推奨するメーカーが多いです。
これは酸化や湿気による腐敗を考慮しているためですが、中には「大きいサイズを買って小分けにして冷凍保存している」という人もいます。
冷凍保存や真空容器を使ったり、脱酸素剤やシリカゲルを一緒に入れるなどの工夫で、開封後も2~3か月は賞味期限を延ばせるとも言われています。
ですが、酸化や腐敗(カビ)の具合は見た目で判断することは難しいものです。コストも大切ですが、愛猫の健康のためにも、開封後1.5ヵ月程度で食べきれるサイズを購入しましょう。
1日50円以下の激安キャットフード12種類を安全性で徹底比較!
商品名 | 避けたい添加物 | 不安な原材料 | 1日あたりの値段 |
---|---|---|---|
コストコ カークランドシグネチャー メンテナンスキャット |
約15円 | ||
カルカン 室内ねこ用 |
約26円 | ||
ミオ ドライミックス 毛玉対応 かつお味 |
約26円 | ||
カインズ pet’s one プライムレシピ お肉ミックス |
約29円 | ||
ミャウミャウ 成猫用 ささみ味 |
約35円 | ||
アイムス 成猫用 毛玉ケア チキン |
約41円 | ||
ビューティープロ 猫下部尿路の健康維持 低脂肪 1歳から フィッシュ味 |
約42円 | ||
ピュリナワン 下部尿路の健康維持 F.L.U.T.H. ケア サーモン |
約47円 | ||
コンボ まぐろ味・かつお節・小魚添え |
約46円 | ||
銀のスプーン 食事の吐き戻し軽減フード まぐろ・かつお・煮干し・白身魚・しらす入り |
約47円 | ||
メディファス 1歳から チキン味 |
約49円 |
ここでは、体重4kgの成猫にパッケージ記載の給餌量を与えた時に、1日50円以下であげられる11種類のフードを比較しました。
価格は公式サイトを基準に、公式サイトに無ければアマゾン、アマゾンに無ければ楽天市場の税別価格を参考にしています。
添加物は「保存料」「着色料」「香料や調味料」の有無、1日あたりの値段は体重4kgの成猫が給餌量通りにあげて1.5ヵ月以内に食べきれるサイズで計算しています。
不安な材料は使っている原材料が良く分からない表記を対象に、ミートミール、動物性油脂、植物性油脂、フィッシュミールをNGとしました。
家禽(鶏やウズラの総称)ミールやサーモンオイルなど、原材料がはっきりと分かるものは可としました。
1日50円以下の安くて安全なキャットフード5選
「避けたい添加物の有無」「不安な原材料の有無」「1日あたりの費用」を元に選びました。「1日あたりの費用は」体重4kgの成猫にメーカーの給餌量通りにあげた場合の金額になっています。価格は全て税別表示になっています。
ピュリナワン(下部尿路の健康維持 F.L.U.T.H. ケア サーモン)
項目 | 詳細 |
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公式通販価格 |
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amazon価格 |
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1日あたりの値段 |
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避けたい添加物 | なし |
不安な原材料 | フィッシュミール |
おすすめポイント |
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ピュリナワンは公式通販よりもAmazonの方が安く買えます。キャリーオーバーのリスクが高い「フィッシュミール」の使用が気になりましたが、添加物は最低限です。
AmazonにはAmazon限定商品(400g×11袋)があり、これの定期購入が安いうえに小分けパックになっていて、値段+開封後の酸化や劣化の面でもおすすめです。
また、公式サイトでは税込み500円(送料無料)で1ヵ月分をお試しできるキャンペーンも行っているので、食いつきのチェックも安く済ませられます。
しかもこのキャンペーン、定期コースなどの条件がないので500円だけでお試しできる上に、ウェットフードやデンタルスナックも別途500円でお試しできちゃいます。
アイムス(成猫用 毛玉ケア チキン)
項目 | 詳細 |
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amazon価格 |
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1日あたりの値段 |
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避けたい添加物 | BHA・BHT |
不安な原材料 | なし |
おすすめポイント | Amazonなら初回送料無料(prime会員ならいつでも無料) |
アイムスもアマゾンの定期コースだと安く買えます。キャリーオーバーのリスクが高い原材料はありませんが、合成の酸化防止剤(BHA・BHT)を使っています。
酸化防止剤を見るとミックストコフェロール(ビタミンE)やローズマリー抽出物など、天然由来成分の後に書かれているので、BHA・BHTの使用量は少ないことが分かります。
パッケージは1.5kg(375g×4)の小分けになっているので、価格面・開封後の酸化や劣化の面でもおすすめできるキャットフードです。
コストコ(カークランドシグネチャー メンテナンスキャット)
項目 | 詳細 |
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コストコオンライン価格 |
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amazon価格 |
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1日あたりの値段 |
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避けたい添加物 | 香料 |
不安な原材料 | なし |
注意点 |
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コストコのカークランドシグネチャー メンテナンスキャットは、最もコスパに優れたフードで、キャリーオーバーのリスクが高い原材料もありません。
中身の分からない「香料」を使っている点が気になりますが、多頭飼いやシェアできる友達がいるならコスパは最高のフードです。
開封後の賞味期限も考えると最低でも5頭以上必要で、多頭飼いやシェアが前提のフードです。
メディファス(1歳から チキン味)
項目 | 詳細 |
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amazon価格 |
|
1日あたりの値段 |
|
避けたい添加物 | なし |
不安な原材料 | ミートミール、動物性油脂、フィッシュミール |
おすすめポイント |
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メディファスは避けたい合成添加物は不使用の国産キャットフードです。キャリーオーバーのリスクが高い原材料をいくつか使っているのが気になりました。
Amazonでの定期購入がお得で、1日あたりの値段はコストコに次ぐ安さになっています。しかも500gずつの小分けなので、開封後の酸化や腐敗の面でもおすすめです。
楽天でも取り扱いはありますが、Amazonの方が送料分+αくらい安かったので、メディファスを購入するならAmazonがおすすめです。
ミャウミャウ(成猫用 ささみ味)
項目 | 詳細 |
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amazon価格 |
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1日あたりの値段 |
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避けたい添加物 | なし |
不安な原材料 | 魚粉、動物性油脂 |
おすすめポイント |
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ミャウミャウは避けたい添加物は最小限の国産キャットフードです。一部にキャリーオーバーのリスクが高い原材料を使っているのが気になりました。
サイズは270gと580gしかないので、開封後の酸化や劣化という意味では安心感があります。
ただ、Amazonでも定期購入などはなく、少量サイズしかないので値段はやや高めで、上位のフードと比べるとコストはやや上がります。
1日100円以下の安いキャットフードを安全性で徹底比較!
商品名 | 避けたい添加物 | 不安な原材料 | 1日あたりの値段 |
---|---|---|---|
ナチュラルバランス オリジナルウルトラ ホールボディヘルス |
約75円 | ||
ナチュラルチョイス 穀物フリー アダルト サーモン |
約82円 | ||
ファインペッツ | 約90円 | ||
ダイソー(100均) キャットフード かつお味 |
約52円 | ||
サイエンスダイエットプロ 健康ガード 避妊・去勢後 |
約82円 | ||
いなば 金のだし かつお |
約90円 | ||
ブルー バッファロー ライフプロテクション・フォーミュラ 成猫用 室内飼い お腹ケア サポート チキン&玄米 |
約99円 | ||
モンプチ 毛玉ケア 5種のブレンド かつお・まぐろ・鯛・海藻・大麦味 |
約54円 | ||
懐石 2dish 海のおいしさ 瀬戸内の小魚ペア |
約68円 | ||
シーバ デュオ 旨みがつお味セレクション |
約69円 | ||
ロイヤルカナン FHN インドア 室内で生活する制猫用 |
約92円 |
ここでは、体重4kgの成猫にパッケージ記載の給餌量を与えた時に、1日100円以下であげられる11種類のフードを比較しました。
価格は公式サイトを基準に、公式サイトに無ければアマゾン、アマゾンに無ければ楽天市場の税別価格を参考にしています。
添加物や原材料については「50円以下の激安キャットフード比較」と同じです。
1日100円以下の安くて安全なキャットフード5選
条件は全て「50円以下の激安キャットフード比較」と同じですが、「添加物」と「原材料」で差が無い場合は+αの要素で判断しました。価格的には100均のキャットフードも良いんですが、50円以下でも使われることの少ない「フェザーミール(家禽類の羽の乾燥粉末)」を使っているので、対象外としました。
ファインペッツ
項目 | 詳細 |
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amazon価格 |
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1日あたりの値段 |
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避けたい添加物 | なし |
不安な原材料 | なし |
おすすめポイント |
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ファインペッツは1日100円以下で最も安心安全なフードです。ビタミン・ミネラルも含めて原材料は全てヒューマングレードです。
通常価格は1日100円と高めですが、定期コースで購入すれば注文回数によって210円~10%オフとなり、1日90円程度まで下がります。
また、ファインペッツの定期コースは節目の回数で割引率が上がり、30回目だけ30%オフ、50回目だけ50%オフ、100回目は無料になります。
税別&送料別ですが初回は1,000円で1.5kg試せるので、まだ試したことが無い人はぜひこの機会に試してみてはどうでしょうか。
ナチュラルバランス(オリジナルウルトラ ホールボディヘルス)
項目 | 詳細 |
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amazon価格 |
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1日あたりの値段 |
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避けたい添加物 | なし |
不安な原材料 | なし |
おすすめポイント |
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ナチュラルバランスは100円以下でコスパの良い安心安全なフードです。避けたい添加物や、キャリーオーバーのリスクが高い原材料はありません。
原材料を見ると「香料」ではなく「自然風味」など、天然成分を使っていることが分かりますし、鶏脂肪もトコフェロール(ビタミン)で酸化防止しているのが分かります。
欲を言えば酸化しやすいニシン油もどうやって酸化防止しているのか書かれているとより安心できますね。
2.85kgは多少コスパが良くなりますが、4kgの成猫だと食べきるのに45日以上かかるので、2匹以上におすすめのサイズです。
ナチュラルチョイス(穀物フリー アダルト サーモン)
項目 | 詳細 |
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amazon価格 |
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1日あたりの値段 |
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避けたい添加物 | なし |
不安な原材料 | なし |
おすすめポイント |
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ナチュラルチョイスも100円以下でコスパの良い安心安全なフードです。避けたい添加物やキャリーオーバーのリスクが高い原材料も使っていません。
原材料欄を見ると、鶏油や大豆油はミックストコフェロール(ビタミン)で保存していることが分かります。
また、公式サイトを見ると「チキンミール」には副産物不使用であることも書かれています。
調査日には見つかりませんでしたが、元がリーズナブルなのでAmazonで定期コースが始まるとよりコスパが良くなりますね。
ブルー バッファロー(ライフプロテクション・フォーミュラ 成猫用 室内飼い お腹ケア サポート チキン&玄米)
項目 | 詳細 |
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amazon価格 |
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1日あたりの値段 |
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避けたい添加物 | なし |
不安な原材料 | 魚油 |
おすすめポイント |
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ブルーバッファローは避けたい添加物は不使用です。100円以下としては安心安全の度合いはまずまずといったところでしょうか。
調査時点では日本の正規代理店が無いようで、詳しい説明をしている販売店がありませんでした。
本国のサイトを翻訳機能を使って訳したところ、鶏肉及び家禽類の副産物は不使用という内容を見つけましたが、魚系の副産物使用については情報が見つかりませんでした。
鶏脂はミックストコフェロール(ビタミン)で酸化防止していますが、魚油については記載がなくキャリーオーバーのリスクが高いと判断しました。
サイエンスダイエットプロ(健康ガード 避妊・去勢後)
項目 | 詳細 |
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amazon価格 |
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1日あたりの値段 |
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避けたい添加物 | なし |
不安な原材料 | 動物性油脂 |
サイエンスダイエットは避けたい添加物不使用で、1日100円以下で収まるフードとしてはコスパも優れています。キャリーオーバーのリスクが高い動物性油脂の使用が気になりました。
また、ドッグフードはAmazonの商品ページで「副産物不使用」と書かれていますが、キャットフードでは同様の表記が見つかりませんでした。
3kg入りが最もコスパに優れますが、体重4kgの成猫だと食べきるまでに50日かかります。開封後の賞味期限を考えると2頭以上におすすめのサイズです。
安いキャットフードの安心安全に関するよくある質問
※見たい項目をタップするとうつります。
ここからは、安いキャットフードでよく聞かれる「原材料の質」や「穀物の有無」についてまとめました。
どれも値段を左右するポイントなので、気になる項目はチェックしてみて下さい。
原材料は人間も食べられるヒューマングレードじゃないといけない?
人間用の食材とペット(飼料)用では衛生基準が異なります。ペット用の原材料には、食品添加物としては認められていない酸化防止剤(エトキシキン)を使うことがあります。
海外ではリンゴや梨の焼け防止に使ったりもするので、食品としての残留基準はありますが、BHAやBHTのように食品添加物としては認められていません。
飼料用としては使用が認められているので、法律違反ではありませんし、基準値も毎日食べても健康上問題のない量と言われています。
「日本では食用にはなることのない原材料や酸化防止剤を使っている可能性がある」という問題で、これをどう捉えるかは飼い主の判断に任されています。
グレインフリー(穀物不使用)の方がいいって本当?
穀物に食物アレルギーが無い子は炭水化物の割合に気を付けていれば、グレインフリーにこだわる理由はありません。
「穀物は消化に悪い」という内容をみかけますが、これは半分正解で半分不正解な内容です。
例えば、生の小麦や大豆は人間だってきちんと消化できません。ですが、キャットフードに使われる穀物は加工工程で水を加えて加熱しています。
また一般的なフードであれば、エクストルーダーという押し出し機を使うことで加圧もされていて、猫が消化しにくいと言われるデンプンも、α化されることで消化できると言われています。(L.D.de-Oliveira, 2008)
なので、穀物入りのフードを食べていて痒がったり下痢・軟便・血便など、食物アレルギーの症状が無い子なら穀物入りのフードでも問題ありません。
ただし、「炭水化物の割合(100-たんぱく質-脂質-繊維-灰分-水分)が40%以下」を目安に選んであげると良いでしょう。
値段が安いと4Dミートを使ってるって本当?
出典:独立行政法人 農林水産消費安全技術センター(FAMIC)
現在ではペットフード安全法があるので、メーカーがルール違反をしない限り4Dミートが混入することはないと言われていますが、実際のところは分かりません。
ただ、個人的には「肉骨粉」は避けた方が良いのかな?という認識です。上の資料は、農林水産消費安全技術センター(FAMIC)のサイト内にある肉骨粉に関するマニュアルです。
見てもらうと分かるように、農場で死亡した家畜等(豚・家禽・イノシシ)は使っても良いことになっています。(DEAD「死亡した動物の肉」)
(DISEASED「病気だった動物の肉」)については、鳥インフルエンザなどの場合は殺処分し無害化されるようですが、問題のない病死だった場合はどうなるのか調べたんですが分かりませんでした。
DYING「死にかけた動物の肉」については、資料を見る限り生きて出荷となればと畜場へ、死んでしまっても豚・家禽イノシシは使えそうです。
DISABLED「障害がある動物の肉」については、病原菌やウィルスが無ければ避ける理由はなさそうですよね。
4Dミートと混同されがちな「〇〇ミート」「〇〇ミール」
ペットフードに使われる肉骨粉は「肉骨粉、肉粉、臓器粉、骨粉、血粉、乾燥血しょう、その他の血液製品、加水分解たん白質、蹄粉、角粉、皮粉、魚粉、羽毛粉、獣脂かす、第2リン酸カルシウム、ゼラチン・コラーゲン」となっています。
ちなみに「ミートミール」は哺乳類(牛・豚・ひつじなど)のことを言い、骨を含むと「ミートボーンミール(肉骨粉)」と呼び方が変わります。
「家禽ミール」は鳥類(鶏・鴨・七面鳥など)で骨や皮を含む場合もありますが、内蔵などは含まない乾燥肉のことを言います。
「フィッシュミール」は魚(色々)の乾燥肉のことを言いますが、身の部分だけで作った高品質なものもあれば、骨や頭を使ったものもあります。
「肉副産物」は毛、角、歯、蹄、肉の可食部分を除いた、内蔵や骨を含むほとんどの部分を使った乾燥材料で、肉骨粉よりは部位を限定されています。
このように、4Dミートと同類として紹介しているサイトもありますが、ルール上は使って良い部位などに決まりがあります。
安心安全なフードを選ぶなら飼い主の判断で不安な源材料を避ける
「安心安全」と言っても人によって基準は変わります。肉骨粉も個人的には避けたいと思いますが、BSEを避けるために動物の種類も限定されています。
血や臓器・骨なども猫にとって大切な栄養素を含んでいるのは事実です。ただ、色んな部位が入った原材料は可食部よりもたくさん出るので材料費も安くなります。
なので、値段の安いフードほど「副産物」や「肉骨粉」を使う可能性は高くなります。先に紹介した原材料名と使用部位を元に、あなたの判断で危険と思う原材料を避けると良いでしょう。
安いのに安全なキャットフードまとめ
ここでは、安くて安全なキャットフードを選ぶポイントと、おすすめ商品を値段ごとにまとめました。
安心安全なフードを作るには材料を厳選しなければいけないので、こだわるほど値段も上がってしまいます。
キャットフードに使える金額も人によって変わるので、金額が許す範囲で安心安全なフードを探してあげて下さい。