GMOメディアが運営する、10代女性向けの調査機関「プリキャンティーンズラボ」は、スマホを所有する10代女性を対象に格安スマホに関する調査を行い、その結果を発表した。
調査はインターネット経由で行われ、調査期間は2017年6月27日から7月10日。有効回答数は1,367人。回答者の属性は、中学生が50%、高校生が45%、その他が5%。年齢層は13歳から15歳が多く、5割を超えた。なお、アンケート結果の数字は四捨五入で端数処理を行っている。
現在、格安SIM/格安スマホを利用しているか尋ねると、利用していると回答した人はわずか8%だった。また、49.1%が「わからない」と回答しており、同社は「自分の使用している通信キャリアがわからない子もいる」と分析している。
格安SIM/格安スマホを知っているか尋ねると、半数以上の56.7%が「聞いたことはあるが、どういうものかわからない」と回答。「聞いたことがない」という人も27.7%存在した。
MMD研究所が2017年3月に実施した格安SIMの認知度調査(15~69歳の男女43,212人を対象としたインターネット調査)では、「聞いたことはあるが、どういうものかよくわからない」人が31.9%、「全く知らない」人が12.2%だった。これに比べると、10代女性の格安SIMの認知度が低いことがうかがえる。
格安SIMを利用していると回答した110名に、使い始めたきっかけを聞くと、半数以上の58.2%が親の意向によるものだった。また、格安SIMを利用していない人に、利用したいか問うと、「どちらでもいい」が60.9%、「利用したい」が20.1%、「利用したいと思わない」が19.0%だった。
利用したいと思わない理由は、「今より使いにくくなりそう」が34.3%と最多。そのほか、「なんか不安なので」「通信速度が遅くなると思う」など、格安SIMにネガティブなイメージがあるため、利用したくないと考える人もいた。