NTTドコモは、「Xi」の契約者に対し、直近3日間で1GB以上の高速通信を利用した際の通信制限を2014年12月22日をもって、撤廃していたことを明かした。なお、FOMA契約者については従来通り、直近3日間で300万パケットを利用すると通信が低速化する通信制限が設けられている。
ドコモでは、ユーザーがそれぞれ契約している高速通信プランとは別に、直近3日間で1GBを超える高速通信の利用があった場合、ネットワークの混雑状況に応じて、翌日の通信速度を低速化する通信制限をかけていた。
こうした通信制限を撤廃した理由について同社広報に問い合わせると、「Xiエリアの拡充が進み、ユーザーが快適に利用できる環境整備が整ったため」とのことだった。また、ユーザーに対しての告知については、「通信制限を撤廃したことを大々的に告知する予定はない。ただし、ホームページなどに記載されている、通信制限に関する記載は削除している」という。
なお、同じく直近3日間で1GBの高速通信を利用した際に通信制限を設けている、KDDI(au)とソフトバンクにも問い合わせたところ、両社とも「現時点で変更する予定はない」との回答だった。
1月6日17時20分更新
本稿では当初、NTTドコモが設けていた直近3日間で1GB以上を利用した場合の通信制限について、「翌日の通信速度が128kbpsに低速化する通信制限をかけていた」と表記していましたが、一部事実とは異なっていたため表記を変更させていただきました。ご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。
(記事提供: AndroWire編集部)