インターネット調査のネオマーケティングは12月16日、iPhone5s/ 5cのユーザーを対象に47都道府県別のつながりやすさ満足度調査の結果を公表した。それによるとKDDI(au)の満足度が最も高かったという。

調査日時は2013年11月14日から2013年12月5日で、対象者は全国の男女1830名・18歳~69歳、調査方法はインターネットリサーチによるもの。結果は以下の通りだ。 「関東、関西地方をはじめ東北地方などで1位を獲得するなど、 全国的に満足度が高い結果となっています」 「あなたが現在、主に利用している携帯電話の通信会社(キャリア)に関して、「通話・通信品質・エリア」全体としてあなたは満足していますか」という質問では、KDDI(au)が関東、関西地方をはじめ東北地方などで1位を獲得するなど、全国的に満足度が高い結果となっている。47都道府県中31県でKDDI(au)の満足度が高い結果になった。次いでNTTドコモは長野県、静岡県、九州地方で多く1位を獲得して6県、ソフトバンクは広島県と宮崎県のみで満足度が高く2県という結果だった。

「満足している」「やや満足している」を合わせた満足度1位獲得県数の比較。KDDI(au)は47都道府県中31県で満足度が高いという結果が得られた。引き分けの県は8県となる

ちなみにiPhone 5s/ 5cの発売前の2013年8月に調査した結果ではNTTドコモは26県、KDDI(au)は18県、ソフトバンクは2県、引き分けは1県だった。KDDI(au)のつながりやすさに関して、ユーザーの満足度が飛躍的に向上していることがうかがえる。

都道府県別に満足度を見てみると、「愛知県」では81.7%のユーザーがつながりやすさに「満足している」「やや満足している」と回答し、最もつながりやすい都道府県となった。次いで「東京都」76.7%という結果。一方で「満足していない」「あまり満足していない」と回答している県の1位は「茨城県」(16.7%)、2位は「青森県」「秋田県」「鳥取県」「長崎県」「大分県」(以上13.3%)となっている。

ユーザーがつながりやすさに満足している県のベスト3(写真上)と、ワースト2(写真右)

次に「あなたが現在、主に利用している携帯電話に関して、どういう時に不満を感じますか。それぞれの項目で最もお気持ちにあてはまるものをお選びください」と質問したところ、総じて「つながらない」ネットワークへの不満が高いことが分かった。キャリア別に見てみると、NTTドコモのユーザーは「メールの受信・送信に時間がかかる」が突出して多く23.9%、次いで「LTE につながらない」18.5%、「他の携帯電話の通信会社(キャリア)がつながっている場所でつながらない」17.4%などの回答が多かった。ソフトバンクユーザーは、つながらないと不満を訴える人の割合が他の2社に比べて多いことも明らかになった。

どういう時に不満を感じますか、という質問に対する回答の割合。「LTEにつながらない」という不満を「よく感じる」「たまに感じる」人は、全体の21.9%だった

このほか、新型iPhone 5s/ 5cを購入した際の理由について聞いたところ、NTTドコモとソフトバンクで突出して多かった回答は「もともとその通信会社を利用している」だった。その割合はNTTドコモでは38.5%、ソフトバンクでは43%。一方、KDDI(au)で最も多かった理由は「LTEのインターネットの速さ」、次いで「LTE通信エリアの広さ」だった。KDDI(au)ユーザーの多くがLTE通信エリアの広さ、速さに期待して新型iPhone 5s/ 5cを購入したことが分かった。

iPhone5s/ 5cを購入した理由について。NTTドコモとソフトバンクでは「もともとその通信会社を利用している」、KDDI(au)では「LTEのインターネットの速さ」が多かった

(執筆:大石はるか)