ソニー、約2,070万画素カメラ搭載の世界市場向けスマホ「Xperia Z1」 - 日本発売も

ソニーとソニーモバイルコミュニケーションズは9月4日(ドイツ・ベルリン)、Androidスマートフォンの新製品「Xperia Z1」を発表した。今秋以降に日本を含む各市場で発売する予定。

Xperia Z1は、ドイツ・ベルリンで開催される世界最大級の家電関連の見本市「IFA 2013」に先駆け、ソニーのプレスカンファレンスで発表された。「ソニーの総合力を結集し、デジタルカメラやディスプレイなどの最先端技術を搭載した(同社)スマートフォンだという。

約2,070万画素のカメラ機能が最大の特徴。ソニーがカメラ開発で培ってきた技術を活用し、コンパクトカメラと同等サイズの1/2.3型CMOSセンサ「Exmor RS for mobile」、高精細撮影を可能にする画像処理エンジン「BIONZR for mobile」、明るく広角撮影が可能な「Gレンズ」などを採用する。遠くの被写体も解像感を保ったまま3倍まで拡大できる全画素超解像ズームにも対応する。

加えて、新しいカメラの使い方を提案するXperia独自のアプリケーションを搭載。まず、 撮影中の動画をFacebook上にリアルタイムで共有することができる「Social live(ソーシャルライブ)」を搭載。同アプリでは、撮影中に友だちからの「いいね! 」やコメントを画面上で確認することもできる。

また、撮影した被写体の関連情報を検索することができる「Info-eye(インフォアイ)」も搭載。こちらは、建築物を撮影した場合であれば、その建物の歴史や周辺のおすすめ情報、アクセス方法などを検索して表示することができる。このほか、シャッターを押した前後、合計61枚の写真を高速連写することができる「タイムシフト連写」、ソニー独自のSmartARエンジンを活用し、撮影した写真に多彩なエフェクトをかけられる「ARエフェクト(エーアールエフェクト)」を搭載する。

ディスプレイには、幅広い色再現領域を実現した「トリルミナスディスプレイ for mobile」、ソニー独自の超解像技術「X-Reality for mobile」を採用。端末本体は、どの角度から見てもシンプルで美しい「オムニバランス」のデザインを採用。アルミ板から削り出した継ぎ目のないメタルフレームを採用した点もデザイン面での特徴。

寸法・重量は144×74×8.5mm・170gで、IPX5/8相当の防水、IP5X相当の防塵性能も備える。プロセッサは2.2GHz・クアッドコアの「Qualcomm MSM8974」を採用。内蔵ストレージは16GBで、最大64GBのmicro SDXCカードを外部メモリとして利用できる。OSはAndroid 4.2(Jelly Bean)を採用。カラーバリエーションはブラック、ホワイト、パープルの3色。バッテリ容量は3000mAh。

(記事提供: AndroWire編集部)