一部Nexus端末を中心にOTA配布がスタートした「Android 4.2.2」では、バグフィクスやパフォーマンス改善が主な変更点とされているが、実際には一部機能にマイナーチェンジが加えられ、若干使い勝手が向上しているようだ。また同バージョンの搭載によりバッテリ駆動時間が改善するという未確認情報もある。

Android Policeのレポートによれば、すでに配布が開始されたAndroid 4.2.2でいくつかの機能変更が確認できたという。1つめはダウンロード通知で、Notificationsのメニューで表示されるアプリのダウンロード中の表記において、ダウンロード経過をパーセンテージと残り時間で表示するようになっている。2つめも同様にNotificationsのメニューで、画面右上に表示されるアイコンをタップして表示されるQuick Settingsの項目で、Wi-FiやBluetoothなどのアイコンが表示されたグリッドのマス目を長押しすることで、トグルボタンのように機能のオン/オフが可能になるという。従来まではこの機能はなく、マス目をタップしてもSettingsの各機能メニューへと飛ばされるだけだった。なお、この機能が利用可能かはマス目によって異なるようだ。また3つめとして、いくつかのシステムサウンドの追加が確認されているという。

このほかAndroid Policeでは、Nexus 7のスペック表記からAndroid 4.2.2の適用がバッテリ駆動時間を延ばす原因となっている可能性があると考察する。それは、従来までのNexus 7のバッテリ駆動時間表記が最大8時間だったのに対し、Android 4.2.2の配布以降は最大10時間へと変更されているからだ。ハードウェア自体の変更はないとみられるため、Android 4.2.2のプリインストールによってバッテリ駆動時間が延びたというのがAndroid Policeの推測だ。これがソフトウェアの改良によるものならば、おそらくは他のデバイスもAndroid 4.2.2適用によってバッテリ駆動時間が改善する可能性がある。

(記事提供: AndroWire編集部)