レーベルゲートは、同社が運営する音楽配信サービス「mora」を10月1日より、全面リニューアルすると発表した。PC向けとスマートフォン向けのサービスを統合。Android搭載端末でも楽曲を直接購入できるようになったほか、配信形式をAAC 320kbpsにするとともにDRMを撤廃、購入した楽曲は特定の機器だけではなく、AACに対応した機器に転送して聞くことができる。

リニューアル後は、それぞれの端末に最適化したサイト表示となる。左がPC向け表示、右がスマートフォン向け表示

従来、別々のサービスとして運営していたPC向けサービス「mora」とスマートフォン向けサービス「mora touch」を統合。PCのみならず、Androidを搭載したスマートフォンやタブレットなどの端末でも同一のサービスを提供し、Android搭載端末から楽曲を直接購入できるようになる。9月20日発表のAndroid 搭載の「ウォークマン F」シリーズでも、「mora」アプリがプリインストールされ、直接購入が可能となる。

リニューアル後は、AAC 320kbpsの高音質配信を実施。これに合わせてDRMを撤廃。購入後ダウンロードした楽曲は、特定の機器だけではなくAACが再生可能なさまざまな機器に転送して聞くことができる。対象機器の拡大に伴い、購入済みの楽曲はmora IDを利用することで10回までダウンロード可能。

オーディオデータの場合、配信価格は1曲250円、アルバム1,500円~2,000円が中心価格帯となる見込み。ビデオデータの場合は1曲400円。リニューアル時の配信楽曲数は150万曲。年内に約300万曲まで拡大する予定。